利権まみれ?手続きが煩雑すぎる
愚痴っぽくなってしまいました。
マイナ保険証のカードリーダーの設置はどよのうにすすめているのか知っていますか?
医療機関毎に多少の違いはあると思いますが、手続きがかなり大変です。
利権が絡みまくっているなとビシビシ感じるくらい複雑なことになっています。
今回は、カードリーダー設置についてのお話を少しさせていただきます。
マイナ保険証の運用が開始されると通達された2020年。
ほとんどの医療機関では導入は考えていなかったと思います。
その理由としては、
・コロナ禍でそのような余裕がない
・現行の保険証で十分
・マイナ保険証を利用するメリットが患者・医療機関双方にあまりなさそう
といったところだと思います。
また、設置費用も後々補助金として支払われるとは言え、およそ40万という費用はかけられない・他の設備投資に使いたいと思われる所も多かったでしょう。
しかし、2022年に設置義務化の通達が出され、全ての医療機関が対応に追われることになりました。
設置の準備としては、カードリーダーの注文→回線(設置)の申し込み→実地調査→設置
の流れになります。
回線の契約会社は最初、NTT中国のみしかありませんでした。
北海道だろうが沖縄だろうが、NTT中国としか契約ができない。おかしいと思いませんか?
中国地方といえば有名な政治家がいらっしゃいましたね。
その後、NTT西日本でも良いことになりましたが。
この回線の契約や実地調査、調査後に必要な工事が出てきた時の依頼会社、実際の設置工事の窓口、各種届出窓口など、全て違う会社(NTT〇〇)なのです。
窓口が一本化されていないせいで、手続きがなかなか進みません。
いずれかの会社とのやり取りで変更があった場合に、こちらから全て連絡しないといけません。
しかも、手続き上で疑問点や問題が起きた時、問い合わせるとほぼたらい回しにされます。
1つのことを聞くのに半日費やされることもしばしばです。
やっと対応してくれる窓口が見つかったと思っても、曖昧な回答や分からないと返されることもありました。
何のためにそんなに窓口があるんでしょうか?
また、義務化の通達から実際の期限まで当初は9か月ほどしかなく、全ての医療機関がほぼ同時期に申し込んだため、かなりの遅れが生じています。
カードリーダーが届くのにおよそ3ヶ月、実地調査や設置工事に申し込み後半年から1年くらいかかっているのではないでしょうか?
期限が延長された2023年9月末までに、全医療機関が間に合うとは思えません。
全ての医療機関というのは、病院・薬局・訪問看護・訪問診療所など保険での診療をしているすべての事業所です。
患者さんが来るはずのない訪問看護・訪問診療所に設置する意味はなんでしょうか?