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空想デート
話しかけている
いるはずのない助手席に
妄想の空想の彼女は理想
呼んだ名前も可愛くて
いないはずの彼女を作って
一人ぼっちじゃないと言い聞かせる
今度のデートはどこに行こうか
作るはずの彼女は遠く
虚しく聞こえる声は
届くはずのない夢とかしているのか?
悪戯を成功させたように
寝起きにドッキリ
だけどそれはまた覚めて
今日が始まる
聞こえている
いるはずのない彼女
喋る食べる僕の料理
もう聞いてるのという怒った顔
消えている残像
ノイズが入ったように揺れている
二人分の料理を虚しく食べている
ああ、何処に行ったの彼女
探すことをやめないで
求めた先は理想の・・・人(彼女)
妄想の空想の彼女は理想
呼んだ名前も可愛くて
いないはずの彼女を作って
一人ぼっちじゃないと
空想デートをしている
そんな僕は一人ぼっちじゃないんだ
理想を押し付ける彼になっていっただけ・・・