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四話 至高の秘宝を地に還す

「みー、みー」


「あん? ほいほい、どしたねお姫様」


 片腕で子猫を抱えながら、ハイスペックな肉体に物を言わせて魔術無しでするすると樹を降りきった頃。腕の中の彼女(おもらしの際にやっぱり女の子だったと判明)に腕をたしたしと叩かれ、彼女の御心のままに地面へと下ろしてやった。


 どうもこの子、人の言葉をある程度理解してるっぽいんだよなあ……という願望交じりの推察を信じ、彼女のリアクションをつぶさに観察してみると。


「みー、みっ! み、みみっみみ! みみ、み、みーみっ!」


「………………おっふ」


 言葉を理解してるっぽいどころか、爪でかりかりと地面に文字を書き始めたので思わず変な声出た。え、何この子、もしかしてお姫様が呪いで猫に変えられた姿だったりするの?

 もしくは、生徒の誰かの従魔の可能性――は、さすがに無ぇな。生徒どころか教師にだって、従魔に人間の文字を理解させ、まして書かせるなんて芸当出来はしない。


「じゃあやっぱ、呪いで猫に変えられた説が有力か……?」


「みー! (んなわけあるかい! おとぎ話やないんやで!)」


「お、おお、それはすまんかった……」


 文字で速攻否定されてしまい、思わず頭を下げる。え、じゃあ結局この子なんなの?


 ひとまず彼女の邪魔をしないように正座して、文章の仕上がりを待つ。が、猫の身で地面に一文字一文字爪で書き綴っていくのって、けっこう時間がかかる。おまけにかなりの労力と集中力を要するようで、彼女は少し書いては休み、さらに少し書いてはさらに長めに休み、という感じで目に見えて疲労を溜め込んでいく。


 その仕草は、かわいい。かわいいんだけれど、それ以上に痛々しくて見ていられず、俺は思わず彼女を抱き上げてしまった。


「んにゃっ!?」


「悪い、文字以外の方法で意思疎通できないか? さすがにちょっと、見ててかわいそうになってきて……」


「みぃ~………。みっ!!」


 しょんぼりと耳と尻尾を垂らした彼女だったが、やがて『ひらめいた!!』みたいに耳も尻尾もぴこんと立てる。おっ、なんか良い案出ましたかな?


「みっ、みーみ、みーみっ!!」


 全力でぼでぃーらんげーじしてくる彼女の意思を、かぶりつきでふむふむと解読してみる。なになに、『俺の指』、『この子の牙』、『がぶっ』、『いや~ん♡』……? いや、『いや~ん♡』ってなんだよ。でもそうとしか解読できないんだよなぁ、やけにしなを作って媚びた目で見上げてくるジェスチャーなんだもん……。う~ん、かわいい。かわいいけど、よくわからん。

 でも、ひとまず前半については『オレ、オマエ、マルカジリ』でいいんだよな、意訳としては?


「……とりあえず、指、かじらせればいいのか?」


「にゃー!!」


 めっちゃ嬉しそうにしっぽでびしばし叩かれた。おお、当たりか! なんかクイズに正解したみたいでちょっと嬉しい。あとやっぱりこの子かわいい!!


 まさかほんとにマルカジリされるわけでもないだろうし、もし本当に噛み千切られたり感染症にかかったりしたとしても、俺なら完全治癒の奇跡で秒で完治可能だ。なので気兼ねなく「はい、どーぞ」と人差し指を差し出してみる。


 そしたら、『ほんとにいいの……?』みたいな遠慮がちな目で見上げられた。


「遠慮なくお食べー。さっきキミの怪我治したの見ただろ? ちょっと噛まれる程度ならなんも問題無いよ。……あ、でもさすがに齧り取られるレベルのは事前に通告してくれると助か――あ、噛むだけでいいの? ああ、じゃあ好きにやっていいよ」


「んみー!」


 つつがなく意思疎通を完了し、お互い気兼ねなく、指先をかぷり。……そのまま、なんか血をちゅうちゅう吸われてるっぽいけど、大した出血でもないのでしばらく放置してみる。


 それから、しばらくして。


「………みー? にゃう?(どう? 聞こえる?)」


「おっ!! 聞こえる聞こえる! すっげー、なにこれ、ちょっと感動するわぁ……」


 今度は文字によってではなく、脳内に直接彼女の声が響いてきた。

 それも、接触したままでないと通じないわけではないようで、彼女が俺の指から口を離してもテレパシーは継続されていた。


「みー、みー? (あんた、ほんと変なやつねぇ……。普通、得体の知れない化け猫に指噛ませろって言われて、ほんとに噛ませるヤツいる?)」


「おいおい、得体の知れないなんてそんな悲しいこと言うなよマドモアゼル。一緒にお歌歌ったり、おしっこかけたりかけられたりした仲やんけ? そしたら、俺らはもうマブやん!! おしっこは世界を救うんや!!」


「………みー? (あんたそれ、本気で言ってる?)」


 あまりにアホな理論のせいで、彼女に思いっきりドン引きされた――と、いうわけでもないっぽい。むしろ、どちらかというとどこかほっと安堵してそうなお顔とお声に思える。


 はて、この反応はなんだろう? ちょっと疑問に思いつつも、「もちろんやで」と太鼓判を押してみる。


 すると彼女は、んむ~と悩むような唸り声をあげた後、さして間を置かずにふいっと顔を他所へ向けた。


「……んみー。んみー?(……実はね、あたしのご主人様が、あっちで今ちょっとぴんちなの。よかったら、助けてもらえない?)」


「ご主人様? ……ってことは、キミやっぱ誰かの使い魔……? はー、この学校にそんな凄腕の魔術師いたんだな。やっぱ世界は広いってことかぁ」


「みー。……みぅ~(それはいいから。とにかく、今はありあのことをどうにかしてほしいの。……正直、今の状況だとあなた以外に頼れる人いなくて……)」


 アリアというのが飼い主の名前か――と訊き返すとまた『それはいいから』と言われてしまいそうなので、返答より先に、彼女が顔を向けた先へ歩みを進めることで回答とする。ちょうど、俺が木登り前に放ったブレザーのあたりだ。


 まさか、この植え込みの中にいるのか? なんでこんなとこに……と、不思議に思いながらも、歩を進めようとして。


 ――だが。そこで、子猫の彼女ではない、第三者の『思念』が脳内に叩きつけられてきた。



(やっややややややっぱり来ないでぇっ!!!)



「うおっ」


 不意打ち食らって一歩下がり、思わず子猫の顔をまじまじと見つめる。今の感じは、間違いなくこの子から送られてきたテレパシーと同種のものだ。

 だが彼女はブレザーの方を見たままなんだか『やれやれ……』みたいな感じでぐんにょりと尻尾を下げてるし、それに声質は明らかに彼女とは異なっていたため、すぐさま今の声が『アリア』のものであろうと思い至る。


 そしてもうひとつの最重要事項が判明。アリアという名前から予想してたけど、今の声からして、やっぱり女の子だ。しかもこの子猫のご主人様ってことは、今度は人間の女の子。

 しかも、めっちゃ声かわいい!


 やべぇ、未だ見ぬ美少女との予期せぬ出逢いに興奮を禁じ得な――ん、あれっ、なんか匂う……?


「………………」


 すんすん、と自分の身体にひっかかってる子猫のおしっこの匂いを嗅いでみる。うん、普通に匂う。


 次。目の前の茂みの方にちょっと顔を伸ばし、すんすんと鼻を鳴らしてみる。


 ………………。ふむ。


「時にマドモアゼル。使い魔とご主人様って、感覚を共有したりできるんだっけ?」


(…………!?)


「んみー……(できますねぇ。ちなみに、共有の感度は術者の技量によって大きく左右されますねぇ……)」


(っ、…………っ!??)


「てことは、貴女のような高レベルの従魔を生み出せるような凄腕の術者の場合、当然、感覚共有の程度もより深いものとなるわけですね?」


(――――――!!!?)


「んみぃ~……(そーなっちゃいますねぇ~……)」


「……………。時に、時にですよマドモアゼル。俺、ちょっとあなたのご主人様のピンチについて想像がついてしまったのですが。そう、先ほどちょっとした粗相と呼べない何かをいたしてしまった貴女と、感覚を共有していたという、御主人様の身に起きた不幸について。それはたとえば、巷ではこう呼び習わされているものでは? その名は、おもら」



(い、言わないでええええええぇぇぇ~~~~!!!!!!)



 頭がキーンとくるほどの恥ずかしそうな絶叫により、俺は思わず頭を抱えた。いやごめん、今ちょっと嘘ついた。当たってほしくない現実に大正解してしまって、思わず頭を抱えてしまいました。

 おいおいマジかよ、まじでおもらしかよ。俺、これからおもらしした女の子の所に行って助けなアカンの? いや助けること自体は別に何も問題無いし、むしろ率先して助けたいんだよ?


 でも問おう。

 不幸にもおもらししてしまった女の子が、その後始末を手伝ってもらった初対面の男子に対して抱く感情とは、果たしてどんなものか? 



①『いやぁん、あたくしの恥ずかしい所見られちゃった♡ じゃあもうこれ以上に恥ずかしいことなんて何も無いわ! あたくしにもっとハズカシイこと教えてえぇん♡♡』


②『助けてくれたことには、とても、とっっっても、感謝します。……でも、できれば、もう……、………………もう、二度と、顔を合わせたくありませんっ……!! 恩知らずで、ごめんなさいっ!!!』



 うん、②だね。圧倒的②だね。助けた側の俺ですら、気まずくてその後顔合わせらんねぇわ。そこまではいかなくとも、少なくともここで助けるという選択肢を取った瞬間に真っ当な恋愛対象として見られなくなる可能性甚大です。


 では、仮にここで助けないという選択肢を取った場合はどうなるか? それもまた恋愛対象からは外れてしまいますね。だって、自分のピンチを見て見ぬフリして救ってくれないヒーローになびく女なんておる???


 よし詰んだ!! じゃあもう細かいことはきにしなくてええわ、どうせ恋愛対象にならんし! ハハッ(泣)!!


「おぅい、アリアっ!!」


(!!!?)


「みー!? みぎゃー!?(いきなり強気な呼び捨て!? あんたちょっといきなりキャラ変わってない!? 人間の女の子には優しくしない主義なの!?? 獣好き? ケモノしか愛せない人なの?? いやぁん、最初からあたしが魅力的なカラダが狙いだったのね、このえっち!!)」


「すまん、ちょっと変な茶々入れないでくれる? まだ見ぬ女の子に嫌われるの確定の道しかない絶望を噛み締めながら、それでも助けに行くべく自分を鼓舞してる俺の心を下手に刺激して折らないでほしい……」


「み、みぃ……(ご、ごめんにゃ……)」


(…………………)


 子猫ちゃんは素直に謝ってくれたけど、肝心のご主人様の方は完全に無言。はい、既に嫌われましたね。もういいよ、嫌われてもいいよ、むしろ嫌ってくれよ、あとは勝手に助けるから。


(…………あの)


「あっはい」


(………………き、らいに、なりません、ので)


「えっ」


(……むしろ、その、わたしが、あなたに、嫌われるかも、っていうか……。…………でも、できれば、……できれば、あんまり、…………そんなに、は、きらわないで、ほしくて……)


「…………あ、うん」


(…………なの、で、……………あの、えっと……、………う、ぅぅ……)


 ……ああ。そっか。


 当たり前のことだけど、俺が『嫌われるかも』と思っているのと同じように、彼女の側だってそういう不安は抱いている。むしろ現状、助ける側と助けられる側という力関係――上下関係がある以上、彼女の抱えている負い目というのは俺の比ではないはずだ。


 しかも彼女は、間違っても他人に助けられて『当然ですわ!!』とふんぞり返れるような気質ではないらしい。むしろ、どちらかと言えば、自分が他人を助けるようなことがあっても無駄に卑屈に愛想笑いしながら頭を下げてしまうタイプだろう。


 きっと、俺と同じように。



「――大丈夫。嫌ったりしないよ。約束する」



(――――――――)


 勝手な想像で身勝手な親近感を抱きながら、俺はその誓いを口にした。静寂に包まれた中庭に意図せず強く響いてしまったそれを受けて、アリアちゃんはただでさえ言葉に詰まっていたのに呼吸まで完全に止めてしまう。


「……にゃあ(……少年……)」


「……ん。じゃあそろそろ、きみのご主人様とご対面といこうか」


 子猫ちゃんに、何か言いたそうな瞳で見上げられながら。俺は眼前の茂みをゆっくりと、なるべく音をたてないように至極ゆっくりとかき分けて。そうしてようやく、思念は聞こえども姿は見えなかった、草木に埋もれしその少女を発掘する。



「…………ぇ、えぅぅ………」



 ――最も印象的なのは、両手でしっかりと抑えられたフードの下から伺い見てくる、うさぎのようなルビーに輝く無垢なお目々。


 今は耐えがたい羞恥を堪えて細められているそれは、本来は大きくてくりくりとした、優し気で、ともすればどこか幼い印象を与えるものなのだろう。

 単に童顔……というより、全体的に小さく、か細く、そして幼い。着込んだローブから覗く手足は、あまりに頼りなくて、今にも折れてしまいそう。

 しゃがみ込んだ体勢の身体は、必要以上に小さく縮こまりすぎていて、見た目以上にいたずらに自らを幼く見せてしまう。


 だがきっと、彼女は俺と同い年か、せいぜい一個下程度の年齢だ。

 だって、彼女のワンピースの裾から覗くほっそりとした脚は、肉付きは薄くとも確かに性的な成長を思わせ、未成熟ながらも決して無視できない、抗いがたい吸引力を伴うエロスがほんのりと香っている。

 ローブの隙間から垣間見える胸元も、脚と同じく薄くて厚みに乏しいながらも、この世で女性にしか存在し得ない尊くてやわらかそうな『それ』が、奥ゆかしく控えめに自己を主張していた。


 フードの奥から零れ落ちる豊かな髪の色は、落ち着いた深いブラウン。

 もったいないことに、あまり身だしなみの手入れに力を入れる性質ではないようだが、瞳を隠そうとする長い前髪は神秘的でグッドだし、所々ぴょんぴょん跳ねてる後ろ髪は愛らしくてこれもグッド。


 総括。



(――――――死ぬほど可愛い……)



(ぅえっ???)


「み~♡(あら~♡)」


 ……? あれっ、今なんか俺変な感じしたな。例えるならそう、俺の心の声がまるでアリアやみーちゃんと同じようにテレパシー化されてどっかに飛んでったような感じ。


 まあ気のせいか、俺にテレパシー能力なんぞ無いし。


「……ええと、アリア、ちゃん? ……いや、アリアさん、でいいのかな?」


「…………………」


 呼びかけてみるも、返事がもらえない。なぜだ。でも状況的にこの子がアリアちゃん、でいいんだよな? 彼女の足元、ちょっと例の液体で濡れてるっぽいし……。


 …………。この液体が、この子の、おしっこ、か……。


「…………あの」


「ハッ!!? (うおぉ、俺は今何を考えていたバッキャロウ!!! おもらしして困ってる女の子を前にして、その子のおしっこ見て俺は一体何もったいないとか思っていや思ってねぇよ、飲みたいとも思ってねぇよ!!)」


「………………えぇぇぇ」


 アリアちゃんがなんだかすっごく嫌そうな呻きを上げていた。ああ、おしっこガン見しすぎたか。そりゃ嫌がられて当然じゃい!!


 クールに、スマートに、えっとえっと、とりあえず、そう!!


「悪い、ひとまずキミを俺の部屋に『跳ばす』けどいい? 俺はここの始末してから行くから、先に風呂でも入ってて。部屋の物はなんでも好きに使っていいし」


「…………と、ばす?」


「うん。あ、べつに投げ飛ばすとかじゃないから安心していいよ? てなわけではい、ちょっと目を閉じて?」


「…………………は、い」


 ちょっと警戒するようにいっそう身を縮めたアリアちゃんだけど、思いの外素直に目を閉じてくれた。


「………(……やっべぇな、この子、目閉じててもかわいいじゃん……これキス待ち顔じゃん……。いやキスはしないし指一本触れるつもりも無いけど、赦されるならこの愛らしい姿をさっきの記録係の子に頼んでスケッチしてもらって部屋に飾りてぇ……)」


「え」


「え?」


 なぜいきなり驚いたような顔で目を開ける? なんだろ、虫でもいたの?


 周囲を見回しても特に異常は無い。と、そこでふとみーちゃんと目が合い、なんだか悪い虫を見るような胡乱な眼を向けられた。いや俺は虫じゃないよ? なので意味も無くそんな目で見ないでおくれ。


 よくわからんけど、ひとまずみーちゃんを抱き上げてアリアちゃんの頭にそっとのっけて、そのまま二人の眼を無理矢理閉じさせようとする。


 が。二人して俺をガン見して全然目を閉じてくれない。なんでや。


「……じゃあ、もう目閉じなくていいから、このまま跳ばすぞ? たぶん大丈夫だとは思うけど、酔っても自己責任な」


「……………とば、す、って……どういう……」


「こういうこと。――【空間転移】」


 俺の魔術の場合、べつにわざわざ言葉にせずとも行使に影響は無いのだが、これから起きることを相手に伝えた方が良いと思われる場合には端的に魔術の名称を口にすることにしている。

【空間転移】は、言葉通りにここから離れた空間へと転移する魔術だ。うーん、わかりやすい。


 でも、わかりやすさっていうのは、他人に伝わってこそよね。


「ひぇ――」


「みぎゃあ!? (ちょっなにこれ!?)」


 いきなり『黒く輝く』という矛盾した光の群れに包まれた二人は、びっくり仰天して尻もちを突く――直前で、空気が抜けるようなばしゅっという小さな音を残してこの場から忽然と消え去った。

 その直前に二人の顔にあったのは、己の身に起きることを完全になんも理解してないがゆえの、恐怖と驚愕、ただそれのみ。


 うん、もっとちゃんと説明した方がよかったかな?

 でも俺の使う魔術って大体が説明しても理解されないことが多いから、使うときは前振り無しでさくっとヤっちまった方が結果的に手間が省けることが多い。


 うーん。じゃあ問題ないか!


「さって。じゃあとは、この辺の土壌から尿成分を抽出して瓶詰して持ち帰――じゃなくって、………まあ、普通に土魔術で埋めるかぁ……もったいないけど……」


 もったいないけど。とっても勿体ないけど、俺はアリアちゃんに嫌われたくないので、彼女のおしっこを泣く泣く土へと還すことにした。

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