12話 対戦相手
今日はランク戦の対戦チーム発表だ、
体育館で発表されるのだが、
「人が多いな。」
「まぁ、学園の代表を決めるためもあるしな、学園のほとんどの人が観にくるし他の学園の人も観に来るからな、」
注目度が高いんだな、
「何緊張してんだよ、 w w」
「してねぇ」
えっと、俺らと当たるのは
「あ、あったぞ!」
「ん?玉里日向と、吉村蓮か」
どっかで聞いたことある名前だな?
どこだっけ?
「マジかよ…」
「…どうしたんだ?」
「は?玉里と吉村っつたら序列25位と23位だぞ!俺らじゃ序列が違いすぎる!」
「…マジで」
「マジで」
え、初っ端からそんな高いの…
「ふっざけんなよ!」
ん?誰だ急に騒ぎ出して?
悪い奴と当たったんかな?
ご愁傷様です。
誰と当たったんだろ?
「ん?あいつこっち観てるぞ、公彦何やったんだよ」
「バカ声デケェよ、お前知らねえの?あいつが玉里だよ」
え、ってことは俺らと当たってあんなに叫んでたのえ、酷くない…
「に、逃げよう」
「応」
はぁ、怖かった…
「伍樹、俺飯行くけどお前どうする?」
「ああ、俺も行くよ、」
えっと財布は、…あれない
「すまん財布忘れた…とってくる」
「応じゃあ先行ってるわ」
「あぁ、よろしく」
どこにおいたっけな?
確か、カバンの中にあったはず。
「お、あった、」
早く戻るか
「あ、伍樹くん!」
「葉乃か」
「こんにちは」
「こんにちは、でどうだった対戦チーム?」
「えっと、結構手強かったですよ確か10位前半ぐらいの人たちでしたね、伍樹くんはどうでした?」
「玉里って奴と吉村って奴だったぞ」
「あぁ、あの人たちですか、」
あの二人ってそんなに有名なのか?
「そいつらってどんな能力なんだ?」
「?しらないんですか?」
「ま、まぁなで、どうなんだ?」
「確か、玉里さんが、スキルは範囲内感知で、その能力を利用した弓矢使いでしたね、範囲内感知は範囲を短くすればするほど感知が鋭くなっていきますよ、吉村さんは攻撃振動というスキルで攻撃したところから体を通って身に直接攻撃が来るってので防御が意味なくなりますね、確か、大剣使いでしたね」
範囲内感知、攻撃振動か、どう攻略するか…
「大丈夫ですか?」
「ん?」
葉乃が心配そうにこちらを見ていた、
「どうしたんだ?」
「いや、初戦から結構な強敵だなと」
「大丈夫だよ、絶対勝つから葉乃も負けんなよ」
「はい!絶対最終戦で優勝争いしましょうね!」
「応、じゃあ俺公彦と飯食う約束してるから食堂行くは、葉乃は?」
「私もゼロが食堂にいるので」
「じゃあ行くか」
範囲内感知は、公彦の透明化を見抜くことができるのかって話になるな、攻撃振動は当たらなければいいのかもしれないが、その振動がどう動くか、だな振動によって動きを早めるとかも出来そうだ、
当たらなければ、!そうか公彦を相手にバレずに相手のところに当てられればいいのだから
藤宮、公彦の偽物、コピー又は人形とか作ることできないか?
『人形か、動く魔力人形ならお前確か土魔法得意だったよな?』
え?まぁ土魔法はできるが?
『なら後で教えてやるそれなら大丈夫だ』
アザす!
どかん!
やばい考え事をしていてぶつかってしまったみたいだ
「すいません大丈夫ですか?」
相手は誰だろう?男のようだが?
「チッ!」
え!わかりやすく舌打ちされた…
「なんだよ犬塚くん、ランク戦があるのに女と遊んでるとはいいが身分だな」
「お前は、玉里?か?」
え、マジでなんか嫌われてない?
「ん?ていうか、椎名さん?ハハなんでお前なんかが?あぁ、遊ばれてるのかハハまぁお前みたいな、
Bランが、手を出せるものじゃないしな、諦めろBランwwwwww」
玉里が嘲笑った、まぁ本当の事だからいいのだが、
もう言われ慣れたわははは…
「そんなこと、ていうかあなたなんなんですか!」
葉乃いいんだよもういいんだよ
「葉乃…」
「そういうあなたはどうなんですかたかが25位です満足ですか、いいが身分ですね」
「はの!」
「は、はい」
「いいんだよ怒ってくれてありがとう大丈夫だから」
「で、でも」
「いいよ言わせておけば、早くいこう、じゃあそういう事だから」
「は、はい…」
そうして俺は逃げてしまった、逃げるしかできなかった、葉乃は言い返してくれたのに俺は…
「ごめんな、葉乃」
「え、いや、そんな私の方こそすいませんでしゃばってしまって」
「ほんとごめん、ありがと」
「はい大丈夫ですよ、でもあぁいうところでは言い返してほしいというか、もっと自信を持ってくださいよ、伍樹くんはとても強いですよ」
「本当にありがとう」
葉乃は俺に自信を持ってと言った、でも、自信なんて簡単には…