10話 守る
夢を見ていた、
自分でも良くわからないような夢を
知らない人に攫われて痛めつけられて
誰かが……
「ん?…犬塚さん?寝てる?」
初めて男の人の寝顔見た…
ぷにぷに…
男の人のほっぺもぷにぷにする…
「ん?あ、椎名さんに起きたんですね、よかった
って?何してるんですか?」
「ぷにぷにへへへ」
「寝ぼけてるんですね、水持ってきます」
「はいどうぞ」
「あ、ありがとうございます、すみません、寝ぼけてました」
「大丈夫ですよ」
っていうかめっちゃ可愛かった
「ん?犬塚さんどうしたんてますかその傷?」
「あぁ、覚えてないんですね?」
「って事があったんですよ」
「なるほどすみません迷惑かけて」
「いや大丈夫ですよ」
「でも本当にすみません」
「大丈夫ですってあとあのアイリスさんと変われますか?」
「わかりませんがやってみます」
「ありがとうございます」
スゥー
「ん?あ!仁くん!」
『久しぶりだなアイリス』
「よかった仁くん死んでなかった」
『まぁ死んだようなものだけどな』
「そっかでもよかったまた会えて」
『そうだな、アイリス今回は絶対にお前は守るからな』
「うん!」
「す、すごいですね、こんな事が」
「そうですよね、自分も最初の頃はめっちゃ変な感じしました」
『まぁ慣れだ慣れ』
「そうだよ慣れ!」
「まぁたしかにな」
「フフ、その!犬塚さん」
「ん?」
「そのこれから私のこと守ってくれるんですよね?」
「お、応当たり前だ!」
「は、はい!」
「ンンッ!犬塚くん?」
「ッ!や、ヤアゼロクン、ジャアボクハカエルヨ」
「犬塚さん!また!」
「はい!また」