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兎になった男のよくある話  作者: 羽海 シュウ
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兎の戦い

目が覚めると朝になっていた。

どうやら麻酔効果のある果物だったようだ。

危険な毒物じゃなくてよかったな。

しっかし、腹が減った。結局一口で寝てしまったからほとんど食べられていない。

ゴブリンが食べていたものと同じものをを見つけていたが最初からそちらを食べていればよかったな

何で食べなかったんだろうな。


そんなことを考えながら。見た目がそのまんま葡萄の果物を食べていく。

しかし味はメロンのような味だ。違和感がすごいな。






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さて、食べ終えたわけだがこれからどうしようか。

ここに居ても襲われないという保証はないわけだし、実際にモンスターの姿もっ確認しているしな。

ステータスとかが見れる感じでもないのでレベルという概念が有るか分からないが、実践を積んで体に慣れるのは重要だろう。


ってことでやってきました森の中!

私の目の前には一匹のスライム!

そんなモンスターに相対するわ、私、兎です!


さて、こんなテンションは疲れるからやめるとして、どうやって戦うか。取り敢えず思いっきり頭突きしてみるか。

スライムは半透明の体に薄水色のよくあるタイプのスライムで、体の中に何か塊が浮いている。

多分あれが核だろう。

あれに向かって思いっきり行こうか。


俺は兎になって強くなった脚力を生かして思いっきり核めがけて頭突きをかます。直ではあたらないが、ダメージはあるだろう。


スライムは俺が当たる直前に避けようとしたがもう遅い。俺が頭頂部を向けて頭突きをするとピシっっという音と共にスライムの形が崩れた。

あれ?当たるはずはなかったんだがどういう事だ?

スライムの死体が水たまりの様になっているので自分の姿を確認してみる。

そこには耳の長い兎の頭頂部に角が生えていた。


はぁ!?あれ、やっぱりただの兎じゃないのか!?

多分魔物なんだろう。まぁただのうさぎよりわ戦えそうだからいいが、これ人間が居たら狙われるんじゃないか?

これは人間をあまり信用しすぎるのも良くないかもな。


そんなことを考えていると背後から幾つかの気配がした。振り向くとゴブリンが三体こちらに近づいてくる。

もう気が付かれているようだ。まぁ、これは人型と戦ういい機会だろう。


相手は三体、それぞれがこん棒のような物を持っている。恐らく木を削ったものだろう。

そんなものでも殴られてはひとたまりもないので気を付けておこう。

先手を取るために俺は三体並んでいる内右端の一体の顎めがけて全力の突進をかます。

ゴブリンは俺の角を躱すことはできたが頭は当たった。

仕留めきれなかったが想定内だ。そいつは脳震盪を起こしている。

そこに隣のゴブリンは俺めがけてこん棒をフルスイングで殴りに来る。

しかし大ぶりな攻撃に当たってやるほど優しい訳でも無い。

避けると当然そこには朦朧としているゴブリンの頭がある。

可哀そうに、グシャッという音を立てて顔がぐしゃぐしゃになってる。これは避けて正解だったな。

これで一体つぶれたな。

フルスイングで振りぬいたゴブリンには当然スキが出来るわけなのでその隙に心臓を貫く。

ズヌっと生々しい音と共に角を抜くと最後の一匹は逃げようとしていた。

どうやら最初の奴と反対側に立っていて俺に手を出せなかったようだ。


逃げるゴブリンの背中は隙だらけだったので背後から突き刺す。

この感触嫌いではないがこれで良いのだろうかな?

まぁ、無事に勝つことが出来た。穴も掘れないので死体は引きずって遠くの方に置いておく。

そのうち、野生動物が処理するだろう。寄ってくるならそれはそれで肉が食えるだろう。

拠点からは離れているし、大丈夫だろう。


しかし、結構戦えたな。やはり、本能のようなものがあるんだろうか。

まぁ、戦えるに越したことはない。もう少し体に慣れるまではあまり無理はできないがこの程度の戦いなら大丈夫だろう。



俺は、昨日の様に果物や茸の採取をしながら、合間合間に戦闘を幾つかはさみ、また夜になった。

果物を食べ、腹いっぱいになったが、眠れない。


何故だ?緊張しているのか?昨日は果物に半強制的に眠らされたからな。

今夜もそれに頼るとするか。


俺は昨日と同じものを食べ、眠りに落ちる。

今更だけど主人公の名前だし損ねたな。

一応設定としては考えているんですがタイミングが...。

まぁそのうち出ますよ。

ってなわけで最後までお読みいただきありがとうございます。

では|・∇・)ノシ

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 「これだ一体つぶれたな。」 これで では無いのでしょうか?
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