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猫ネコねこ日和 さん!

作者: 雨水泪

どうぞお楽しみ下さい!

我が家一のトラブルメーカー、ノアさんのお話です。

ノアは私が庭でひろってきた猫です。

ある日…どこからともなく猫の鳴き声が聞こえてきました。

庭に飛び出して探してみると納屋の中からまだ生後間もない仔猫が!

母猫や、他の仔猫も見当たらずとりあえず連れて帰りました。


と、ここでひとつ昔ばなしを…

私の父と兄は動物が好きです。猫なんてもう大好物です。昔はよく庭で放し飼いをしていました。最後に外で飼っていた猫の名前が寅彦(とらひこ)と言いまして、それはもうかわいいこでした。


さて、この寅彦を拾って来たのはお父さん。外で営業をする仕事をしているのですが、その仕事中にお客様の家で出会ったそうです。まだ小さく野良猫だったのでつい車に入れて連れて帰ってました。

そして、ここで問題が発生します。母です。私の母はあまり動物が好きではありません。好きなのは好きですが、お別れが悲しいのと、お世話が大変だからあまり飼いたくないそうです。ですが、母が仕事から帰ってきたときにはもう私も兄もメロメロで、飼う気まんまんでした。どう説得するか考えに考えて私たち3人は母と向き合いました。


そんな私たちに母は言いました。


母「正座」


3人「ん?」

なんと言われたのか一瞬わかりませんでした。




母「今すぐそこに正座」




3人「「「はい」」」


逆らえませんでした。否、逆らうことなど出来なかったのです。

母は怒っていました。えぇ、それはもう…


母「どういうこと!!!!!」


3人「「「ご、ごめんなさぁぁぁぁぁぁぁあい!!!!!」」」


母は背後にゴゴゴゴゴォォという効果音が見えるほどに怒っていらっしゃいました。


父「だって、うちに来る?って聞いたらにゃーんって返事したから…」

母「で…?」

父「気づいたら、助手席に乗ってました」

母「へぇぇ?」


父が一生懸命言い訳しています。

お父さん頑張って!

どんどん声がしぼんでいきます。

あぁ、ダメでした…


私と兄も必死にいいつのります!


兄「お世話する!」

私「最後までめんどうみれるもん!」


母「そういっていつも途中で飽きるでしょ!!!!!」


兄「それは…」

私「そうだけど」


そんなこんなで、こってりしぼられた私たちはなんとか寅彦を飼うことを許してもらえました。



さて、ここまで読んでいただいた皆さまはもうお気づきでしょう……

仔猫を拾って来た私の顛末を…


母「どうするの!!!!!また、拾ってきて!!!!!」


私「ひぇぇーーん!ごめんなさぁぁぁぁぁぁぁあい!」


我が家に大きな雷が落ちましたとさ♪


おしまい!




ノアの話なのに、全く登場してない!

すいません…

次のお話で書きますので何卒お許しを!

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