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第 1 章 適応するもの (6)

シドーのギルドランクが間違ってたので修正。

貸しロッカーの割引も違ってたし。

どうでもいいかw


1.6.1. 建国暦 4220.03.02 : 居住区 - ディー家



「うんぎゃあ!」


とてつもなくおぞましいものが現れ、反射的にボクシング・ポーズを取った俺は次の瞬間、床の上に転がり落ちた。


「ハッ!?」


俺はタイル質の床の上に座り込み、オフホワイトと紺色の 2 色染めされた毛布と、木製のベッドをぼんやりと見ていた。


この世界の最小単位である 1 (セト)単位で、状況が明確になってきた。


「夢かよ!」


俺は思わず日本語で突っ込んでいた。


石造りの壁に切り込まれた長方形の窓からは、半透過性スクリーンを通して太陽光が差し込んでいる。柔らかい光はパールホワイトの室内を明るく照らしているが、時期的にはまだ冬であり、床は冷たい。


俺は高鳴る鼓動を抑えつつ立ち上がった。ブレスレット型端末を見ると 10:30 を示していた。昨日の戦闘で疲れていたのだろう、いつもよりだいぶ遅い時間だった。


覚醒した瞬間から記憶が朧気になっていくが、どうやらレベル 1 の蟲『群がるもの』の夢だった。公園の大き目の石をどかしたらその裏に虫がびっしり付いていたみたいに、倒した蟲の死骸に、そいつらがうじゃうじゃと(たか)っていた。


地域によっては虫を食べる習慣がある。料理されて皿に盛り付けられたものは絶大なインパクトがあるが、そんなの目じゃねえ。レベル 1 の癖に表現力レベルは 99 だ。ピカソやムンクに勝るとも劣らない。


幸いにして、昨日は『群がるもの』が寄ってくる前に、全ての死骸を燃やすことができた。しかし、時に知らないことの方が恐ろしい場合があるのだ。未知故に恐怖が増幅され、余計に怖くなってしまう。


俺は、知らないでいるよりも知って後悔する方がマシと思う性格だ。こんな夢を見るくらいなら、いっそ現物を見ておいた方が良かったのではと思えてくる。例え想像よりもおぞましいものだったとしても。


あんな夢を見るなんて、蟲を殺しすぎたから祟られてしまったのだろうか。


「ハハッまさか!」


俺は急いでスリッパを履き、足早に 1 階の洗面所に向かった。


ひ、独りでいるのが怖いわけじゃないんだからね! 勘違いしないでよね!


洗面所の鏡には、情けない表情を浮かべた俺が映っていた。左右で濃さの違う鳶色の目は母親譲り。パーツは基本的に母親似らしいが、インテリヤクザ風の父親の特徴も入ったため、どちらかと言えばキツメの容貌だ。それなのに威厳とか迫力がないのはどうしたわけか。


真面目な顔をしていればカッコイイと言われたこともあるが、表情を作ってないとダメということなのだろうか。どうすりゃいいの。


適当な長さに切りそろえている髪を手櫛で直す。黒くて太くて真っ直ぐな髪質のため、寝癖がつくとひどいことになる。今日は大丈夫だ。


ほっとして顔を洗う。左右の手首に巻いた携帯用端末に水がかかるが、フルクローズ状態で 1,000 気圧にも耐えられる設計だ。ディー家提供の俺専用タオルで顔を拭き、さっぱりしたところで、歯を磨いた。


電動歯ブラシがあれば楽なのだが、なければないで困らない。歯ブラシが入らない隙間には糸を使ったり、歯の表面を布で磨いたり、手入れには色々やり方があるものだ。もちろん歯ブラシをメインで使うが、こういった手入れを 2 ~ 3 日に 1 回くらいやっておけば、口内を清潔に保っておけるのだ。舌も掃除するとなお良い。


俺は基本的に古いタイプの人間だから、自転車でも車でも時計でも、自分でやれそうなことは自分でやることにしている。歯の手入れも、感覚的には、自分自身をメンテナンスしているのに近い。


身支度を整え、キッチンに向かうと、シヴィルさんがお茶をしていた。


「おはようございます、シヴィルさん」


「おはようございます、シドーさん。今日は遅かったんですね」


シヴィルさんは相も変わらず美しい。ディーは、ローランド国中の男性の呪いを、その股間で受け止める義務があるのではないだろうか。シヴィルさんの美しさを十分に理解していないところは万死に値する。とりあえず宦官にでもならねぇかな。


そんなことはおくびにも出さず、俺はにこやかに言った。


「夢見が悪かったせいか、気づいたらこんな時間になってました」


「スープを温めますから、食べてくださいね」


「すみません、いただきます」


トマトスープを陶磁器の器で出してくれたシヴィルさんに礼を言う。


テーブルにはナンと卵焼きとサラダが置かれていた。三杯目をそっと出す居候に気を使って、最初からナンを 3 枚も用意してくれるところが素敵すぎる。


「ディーはもう出勤しましたよね」


「10 刻くらいに出て行きましたよ」


8:20 出勤か。勤め人は大変だ。俺はある意味自由人だったからな。その代わり仕事と私生活は一体化していたが。


「主人に何か頼みごとでも? よければお手伝いしますよ」


シヴィルさんはにっこり微笑んだ。


「ありがとうございます。昨日、蟲を討伐したとお話しましたよね」


俺はいつまでも見とれていたい誘惑を振り切り、事務的な話題を振った。家族がいるときなら魅入られてもいいが、ストッパーがいない今はマズイ気がしたのだ。


「はい。お仲間が怪我をされたとか」


「ええ。それで賞金の受け取りを先送りにしているのですが、計算すると大金貨で 70 ~ 80 枚くらいになりそうなんです」


「ええ!? 凄いです!」


シヴィルさんは目を大きく開いて驚いた。しかし、その魅力はいささかも減じるものではない。むしろイイ……いやいや、自重しろ。


「運がいいのか悪いのか、レベル 6 の蟲を退治しに行ったらレベル 7 の蟲が寄って来てしまいまして。それ以外にもたくさん蟲が出てきましたよ」


俺は昨日の混戦ぶりを思い出して苦い笑みを浮かべた。次から次へと、ジャックポットかというくらい出た。噂に聞いたバルバドスの運の悪さが際立っていた日だった。


バルバドスのせいとは限らないのだが、エセルデさんも話題にしたくらいだし、きっとそうだ。


凄いなあ。本当に駄目な人だ。


「いつまでもご厄介になっているのは心苦しいですし、近場でいい物件はないか相談しようと思ったんです」


「部屋は余ってますから、気にしなくてもいいんですよ。

でもそれだけ資金があれば楽に探せそうですね。

一般的な 3 階建ての家で大金貨 180 枚くらいですが、シドーさんはそこまでは必要ないですよね。

よければ、実家に探させましょうか」


「実家というと、確か商人ギルドの? よろしいんですか?」


「ええ、喜ぶと思います。間取りについてのご要望などはありますか?」


「えーと、ローランドは夏が暑くなるそうですね。私は暑いのが苦手なので、風通しが良い部屋があると良いです。あと、倉庫になりそうな涼しい地下室があるといいですね。後はシャワーとお風呂が必要です」


「シドーさんは本当にお風呂が好きなんですね。新築と中古物件の両方で探しておきますね」


シヴィルさんが薔薇のような笑みを浮かべた。ただでさえ堅固とは言えない理性が削り取られていく。薄氷のようになった理性で、かろうじて平静を保っている。


「は、はい、よろしくお願いします。私はこれから冒険者ギルドで賞金をもらってきます。すみませんが、ディーの服を貸してもらえますか?」


「いいですよ。待っていてくださいね」


「はい、すみません」


俺はシヴィルさんの後姿を目で追いかけた。足が長くてヒップラインが綺麗だな。いかん、何を考えてるんだ……やめれ。


脳内で三頭身の天使(りせい)が、三頭身の悪魔(ぼんのう)に絞殺されそうだ。おっと天使が禁断の金的蹴りで、かろうじてイーブンに持ち込んだ。悪魔撃沈。天使も退場。ドロー。


「シヴィルさんみたいな素敵な恋人を探そう」


俺はつぶやいた。






1.6.2. 建国暦 4220.03.02 : 中心区 - ギルドタワー



慣れない中東風の衣装を身にまとい、ディー家を後にした。


俺は白い上下のベース服に黒いオーバーコート、薄茶色い布をマフラーのように肩から垂らしている。この布はターバンにしたり、マフラーにしたりするための布らしい。短剣は左の腰に吊ってある。


居住区は白い石造りの街並みだった。白い建物に青空の対比が美しい、異国情緒溢れる風景だ。まあ実際は異国どころか異世界なわけだが。


青空の向こうに一本の線が横切っているのは、飛行体用の道だろう。


景色を楽しみながら、中心区に到着した。


15 刻。地球時間では 12:30 。待ち合わせ時間に間に合った。


ギルドタワーの 1F ロビーに入ると、大声で名前を呼ばれた。


「シドー、ここだ!」


バルバドスがソファに座って、『切り裂くもの』の羽をぶんぶん振っていた。目立つことこの上ない。


バルバドスの衣装は、俺と配色が逆だった。黒いベース服に白いオーバーコートだ。その隣にはエセルデさんが座っていて、グレーのストライプが入ったベース服を着ている。


俺はてっきり病院にいると思っていたので驚いた。


「安静にしてなくていいんですか!?」


「あんなものはただのかすり傷じゃ」


「いやいや、結構深かったはずですよ?」


「もう塞がったわい」


バルバドスを見ると笑っている。


「爺さんが治ったって言ってんならそうなんだろうよ。それよりも飯食おうぜ」


「治ったって……賞金を受け取らないと、私は文無しです」


「儂が奢ってやるわい。シドーには助けられたしの。最上級ステーキにでもするか」


「お、悪いな爺さん」


「お前におごるとは言っとらん。だが、まあ良いわ。世話になった礼じゃ」


「じゃ、早速行こうぜ。後、分け前についてシドーから提案があるから、食いながら話そう」


「エセルデさんには気を使ってもらってすいません。バルバドスさんはあの話はまだしてないんですね?」


「さんなんて付けるなよ。俺もシドーって呼んでるんだからよ」


「儂もエセルデと呼んでくれい」


「バルバドスは年下だからいいとして、年配のエセルデさんを敬称なしで呼ぶのは抵抗ありますね」


「儂はまだ若いし、仲間にさん付けされる方が抵抗あるわい。まして命の恩人でもある戦友じゃしの」


「そうですか? うーん、それではそうさせてもらいます。ところでエセルデはお幾つなんですか?」


「今日はいい天気じゃのお……」


エセルデは窓から空を見上げている。ごまかそうとしているのか? 俺はジト目でエセルデを見た。


「おい、シドーは何歳なんだよ。どう見ても俺より下だろ?」


「28 歳ですよ。そう言うバルバドスは 20 代半ばくらいでしょう?」


「げ、 3 つ上だったのか。 18 歳くらいかと思ってたぜ」


「儂もそう思った。若く見えるのぉ」


「きっとそういう血筋なのでしょう」


俺たちはロビーの隣にあるレストランに入り、『本日のお勧め 最高級ステーキ』を注文した。中金貨 1 枚のステーキだ。日本円にすると 2 万円ほどか。ローランド国の物価を考えたらあり得ない値段だ。


俺は遠慮したのだが、面白がった獣人達が頼んでしまった。


出てきたステーキは極厚だった。焼き方はエセルデがミディアム、バルバドスがレア、俺がウェルダンだ。味は牛のようでいて、鳥のようでもある。食べたことがない味だ。まさか蜥蜴じゃあるまいな。コモドオオトカゲ的な。まあ美味いからいいけど。


「素晴らしく美味しいですね。これは何の肉なんでしょう」


「こりゃドラゴンだな」


「うむ。滅多に出回らない希少な肉じゃぞ」


「ドラゴン!?」


「そうだな。勝手に狩ると竜族の奴らが怒るしな。と言ってドラゴンを狩ってくるのもたいてい竜族なわけだが」


「意味が分かりませんよ」


俺は突っ込みつつももくもくと食べ、食後のお茶を飲みながら討伐報酬について話をした。


「賞金の分け前ですが、手っ取り早く、エセルデの治療費と経費を引いたものを 3 等分しようかと思ってます」


「何? 『切り裂くもの』や『()し潰すもの』はシドーが単独で倒したんじゃろう?」


「皆で寄って集って弱らせた蟲に、止めを刺しただけです。私一人の功績ではありません」


「それは置いとくにしても、換金はどうするよ」


そういえば冒険者ギルドランクなんてものもあったな。


通常、ギルドから受けとった賞金の合計がランクに換算される。言い換えれば、ギルドに支払った手数料が多ければ多いほどランクが上がる仕組みだ。また、ランクが上がると提携先の店で割引の得点がある。


ランク 累計獲得賞金 割引率

ランク1 - 3%

ランク2 25 枚 4%

ランク3 50 枚 5%

ランク4 100 枚 10%

ランク5 200 枚 15%

ランク6 400 枚 20%

ランク7 800 枚 25%

ランク8 1,600 枚 30%

ランク9 3,200 枚 40%

ランク10 6,400 枚 50%

ランク11 ギルドからの勲章 60%

ランク12 王からの勲章 70%


※ 大金貨換算


通常はランク 10 が上限のところ、エセルデは長らく冒険者を務め、国に貢献したということで、王から勲章を受けている。そのため、冒険者ギルドランクは国内最高位の 12 なのだそうだ。


そしてバルバドスは 25 歳の若さでレベル 9 というから、冒険者としては相当に優秀だ。もしくは運の悪さがランクに貢献しているのかもしれない。夜警すれば必ず蟲が出るってどうなんだ。


「そう言うことなら、甘えさせてもらおうかの。

儂のランクはもう上がらんから、換金後に分け前をもらえれば良い。

治療費はたいしてかかっておらんし、気にせずとも良い」


「そうだな。雑魚は各自で処理して、高レベルの蟲だけ 3 等分でいいんじゃねーか?」


「それだと私が多くなりすぎませんか? 二人が高レベルの蟲を相手してくれていたから、私が一番雑魚を倒したはずです」


「もともとレベル 4 以下の蟲は、倒した人間のものじゃしのお。今回は数が多かったが、そういったことを加味しながら大物の分け前を決めていくんじゃ。しかしシドーには過分ともいえる分け前を提示されてしまったからの。儂が倒した雑魚は、シドーが換金すると良い。ランクアップの助けにはなるじゃろ。儂に出来ることと言ったらこんなことくらいじゃ」


「高レベルの蟲もシドーが換金でいいだろ。分け前は雑魚が各自で、大物だけ賞金を 3 等分でどうだ?」


「それで良い」


「各自の金額のばらつきが大きくなりすぎませんか?」


「細けーこたぁいいんだよ」


「うむ、誤差の範囲じゃ」


なんとも適当な獣人と一緒に、ギルドタワー 2F の冒険者ギルド受付で手続きを済ませた。結果は次のようになった。


エセルデの雑魚 30 匹 ( 44 枚)

俺が倒した雑魚 65 匹 ( 98 枚)

レベル 6 の蟲 1 匹 ( 60 枚)

レベル 7 の蟲 1 匹 ( 200 枚)

------------------------------

計 402 枚の賞金を獲得


各自の手取りについては以下の通り。

エセルデ 26.4 枚(雑魚 30 匹) + 52 枚(大物2匹を等分) = 78.4 枚

バルバドス 40.8 枚(雑魚 45 匹) + 52 枚(大物2匹を等分) = 92.8 枚

俺 58.8 枚(雑魚 65 匹) + 52 枚(大物2匹を等分) = 110.8 枚


※ 大金貨換算


4 割が税金と手数料で持っていかれたが、手取りで大金貨 110 枚と小金貨 4 枚が入ってきた。当初の計算よりだいぶ増えて日給 554 万円だ。凄すぎる。


「金額に差が出ましたね」


「小さなことじゃ」


「大金貨で 30 枚の差額ですよ?」


「細かい男じゃのお」


「まったくだぜ。俺と爺さんが納得してるんだから、それでいいんだよ」


「はあ、それではありがたく頂いておきます」


全部大金貨で下ろしても 3 kg 近くになるから、幾らかは現金にして、残りは預金してもらった。


これによって俺の冒険者ギルドランクは一気にレベル 6 まで上がった。獲得賞金が大金貨 400 枚を超えてギリギリなれた感じだ。おかげで 20% OFF で買い物ができるようになった。


「1 日でランクがこんなに上がった人はいませんよ」


角を生やした受付嬢が目を丸くして驚いていた。とてつもなく胸が大きい。ファンタスティック。牛族の血を引いているのだろうか。


受付嬢曰く、蟲の大集団も珍しいが、高レベルの蟲が 2 匹同時ってのはまずないらしい。バルバドスは黄金の爪を装備してる気がする。


「高ランク素材の羽も買取りますか?」


受付嬢に質問され、俺は二人を見た。


「俺たちはこれ以上、分け前をもらう訳にはいかねーな」


「金に困っているわけじゃなかろう。貸し倉庫に預けておいてはどうかの?」


「んー、分かりました。この羽を預けるとお幾らになりますか?」


「縦が 4 (リー)を超えてますから、高くなりますよ。えーとこのサイズですと、 1 月で大銀貨 1 枚になります。シドー様の場合はランク 6 の割引が効いて、中銀貨 2 枚になります」


長さが 2.5m あるしなぁ。日本円にすると 4,000 円だ。安く思えるが、物価を考えたら高い。まあ家を手に入れたら引き取ればいいか。


「それではお願いします」


「畏まりました。冒険者ギルド銀行から月末に自動的に料金が引かれます。残高がなくなると差し押さえられる可能性もありますので、ご注意ください。お引き取り時は日割り計算となります」


「分かりました」


「じゃ、次はショップで買い物だな」


「何を買うんですか?」


「通信用の魔具だ。連絡に必要なんでな」


「ほう、それは興味深いですね」


トランシーバーか携帯電話みたいなものかな?


「高いが持っておいて損はないぞ。割引が利くから代理で儂が買っちゃるわい」


「爺さんは 7 割引きだからいいよな」


「若いうちは苦労せい。まあ儂もまだまだ若いがの」


エセルデは豪快に笑った。いったい幾つなのやら。


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