表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/64

作りまくり上がりまくり

「次の鉱石持って来て下さい!!」

「わかりましたユカリ様!」

「鍛治!鍛治!鍛治!次の鉱石お願いします!」

「はいいーー!」


 村人さんたちとそんなやり取りをしていると、


「こら。」


 汗だくの額を、リュウにコツンと小突かれた。


「飯も取らず、汗さえ拭わず、続けるつもりか?」

「でも!」


 レンが村人さんたちを指差す。


「皆心配そうに見てるよ。それに皆にご飯も食べさせないのは、違うと思うな。」

「あっ!...皆さん、ごめんなさい。」

「ユカリ様のためならばこれしきのこと!と言いたいですが、...心配ですし、確かに腹も空きましたな!はっはっはっ!」


 若い村人さんのお腹が、ぐうとなる。


「休憩にしましょう。私、ご飯作ってきますね。」

「なんと!ユカリ様!我々が作りますから!そんなつもりで言った訳では...」

「いいんです。私がそうしたいんです。木工、錬金。」


 以前村でしたように、簡単な調理場を作っていく。


 今日は味噌なし豚汁の炊き出しにしよう、お腹に溜まる芋も沢山いれて。


 水魔法ウォーターで、空中に水の球を作って、汗だくの頭に向けて落とす。そのあと風魔法ウインドで頭を乾かして、簡単な布で頭を覆って結んだ。


 最後に石鹸で手を洗えば、準備完了だ。


「錬金で、すっごく大きな鍋を作ってっと。」 


 牛蒡ごぼうを大量に下拵えして、笹掻きにしていく。


 先に鍋底で炒めて、風味を出していく。


 オーク肉を細かく切って炒めて、芋を沢山、他にもうちでとれた沢山の野菜をいれて、一旦蒸して野菜の甘みを出す。 


 そのあと、別で作っておいた鰹節の出汁を中に入れて、あとは煮込むだけ!味噌がないのが残念で仕方ないけどね。


「木工、で、器をたくさん作って、スプーンも作っておこう。」

「いい匂いだな。村人たちが涎を垂らして待っているぞ。」


 リュウがポンポンと頭をなでてくれる。


「今日は豚汁だよ、味噌なしだけど!」

「?そうか。楽しみにしている。」

「ユカリさん、いつか味噌も作ってよー。」

「うーん、頑張る!」


 あ、そうだ!


「錬金、調合。」


 疲労超回復薬〜!無味無臭バージョーン!


 を、ドバドバといれてっと。


 これで、皆の疲れが取れてくれるといいな。


 味噌なしだったけど、出来上がった豚汁は...


「美味い!美味すぎる!まだまだ働けますぞ!指示してくだされー!」

「はあああああ!!みなぎるううう!」


 皆に大好評だった!


 レンが変な顔をしながら、お腕を持ってこちらに歩いてくる。


「ユカリさん、なんか、やばいのいれた?異様に力がみなぎってくるんだけど。」

「やばいのは、入れてない。」


 そう、やばいのは、入れてない。合法だ。


 効果抜群だね。皆のために、今後は昼食と夕食に必ず入れるようにしよっと。


 食後休憩を挟んで、今度は少し余裕を持って、皆が取って来てくれた鉱石を防具に加工していく。


 どうも気持ちに余裕がなくて、根を詰めすぎていたみたい。


 そうは言っても急ぐけど、気持ちにゆとりをもたないと、周りも巻き込んでしまうな、と思った。




 3週間後ー


「できたあ!!これで全部です!!皆さんありがとうございました!!」

「うおおおおおおおお!!やったどー!」

「よくわからんがユカリ様のお役に立てたどー!」

「おめでとうございますユカリ様ー!」


 防具がやっと、数が揃ったのだ。ランドさんとオリヴァーさんの情報をもとに作ったので、大丈夫だと思うが、一応余分にも作っておいた。ドラゴニア国は、兵士以外に徴兵をかけるかもしれないしね。


「皆さん、本当にありがとうございました。これ、お礼です。村の役に立ててください。」


 私は、袋いっぱいの金貨を差し出したが、代表の男の人に誇示されてしまった。


「ユカリ様からは、すでに村の実りを沢山頂いております。これは、俺たちからの恩返しなのです。恩が少しでも返せて、嬉しいです。なあ!皆!」

「「「「「おう!」」」」」


 私はびっくりして、それから笑ってしまった。


 リュウとレンも横にいて微笑んでくれた。


 全てが終わったら、ポルカや村長さんにも会いに行こうと思った。


 その時は、精霊様の奇跡ってやつを、もう一つくらい起こそうと思う。


 村人さんたちと別れて、私たちは久しぶりに、野営をやめてマイホームへと戻った。


 村人さんたちと一緒に、ずっと野営をしていたのだ。


 野営のテントの中でマイホームに戻ってもよかったんだけど、それは村人さんたちに悪い気がしたんだよね。


 ちなみに前に買ったテントは、リュウとレンで使うことに。私はレンが使っていたテントを使っていた。さすがにマイホームに戻らないのに同じテントは、恥ずかしかったしね。


 久しぶりにリルと、マイホームのお風呂に入って、沢山遊んだ後、ステータスを開く。


「ステータス」


 《名前》ユカリ《年齢》16歳《性別》女

 《職業》なし

 《称号》異界神の導き子(不可視)

     創造神の加護

 《総資産》4億8020万7900ユート

 《説明書》紐づける

 《マップ》オート 

 《保有スキル》

 ステータス(不可視) 鑑定(2) 

 浄化クリーン(MAX) 探知サーチ(MAX) 

 感知センス(MAX) 採取剥取(MAX)

 料理(MAX) 健康(MAX) 火魔法ファイア(2→4) 

 水魔法ウォーター(5) 風魔法ウインド(6) 

 空間魔法(MAX) 魔力制御(8) 

 身体強化(MAX) 命中強化(MAX) 

 錬金(7→8) 調合(5→6) 彫金(5) 

 鍛治(4→MAX) 木工(5→7) 裁縫(5) 

 栽培(4)

《潜在系スキル》

 運アップ 創造知識 スキル経験値アップ


「鍛治スキル、やっぱりカンストしてたか。一気に5個ずつ作れるようになった辺りから、もしかしてカンストしたかなあと思ってたんだよね。」


 お風呂に浸かりながら、星空を仰ぐ。


「好き放題に生きるためには、チート野郎になるのも、悪くないねー。」

次回更新は、7月2日朝8時の予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ