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私たちの家を作ろう!

「では、私は狩りに行ってくる。」

「いってらっしゃい。気をつけてね。」


 一夜明け、悩みに悩んでいた鉄の扱いについて、私の気持ちは存外にスッキリしていた。


 リュウに話してよかった。


「いい朝だなー!家づくりにはもってこいの朝だ!」


 といってもここは常春で、雨なんて降らないんだけどね。気持ちの問題だよ気持ちの!


 私は屈伸をして、手足を伸ばす軽い運動をすると、「よし!」と気合いをいれた。


 魔力制御のスキルレベルがあがったおかげか、木工スキルを使いまくったおかげか、木は私のほぼ思う通りに加工が可能だ。装飾もかなり精密なものを彫ることができる。


「というわけで、全、収、納ーー!」


 今までの家はなかったことにして、ぜーんぶ作り直す!


「木工、木工、木工ーー!」


 空間収納から出した木材を積み上げて、思い描いた通りに部屋を作っていく。


 今まで使っていたリビングスペースは、結構拡張して、キッチン部分を広く取った。


 キッチンカウンターは対面式だ!カウンターで簡単なお茶もできるように椅子もつけちゃう!もう1人じゃないからね!

 

 拡張したリビングには食卓机だけではなく、ソファースペースもたっぷり取る予定だ。リビングの上は広くなった分、客間をもう一室増やす。


 リビングスペースを共有スペースとして、そこの両側にかなり大きな居住スペースを2つ増築する。家具の装飾を凝って、肌触りがよくなるように魔力制御をがんばった!


 玄関から入って右側が私、左側がリュウの部屋になる予定だ。あっと...鍵も忘れないようにしないとね。


 リビングスペースの奥の扉に廊下を新たに作って、露天風呂へと繋げる。露天風呂もかなり拡張した。男女両方ともお風呂は繋がっているが、しっかりと木材の壁で寸断し、お互いのお風呂はもちろん、外からも見えないようにしよう。


 廊下の先には男女別々の脱衣所を大きめに温泉気分でオシャレな感じに設置して。


 うん、部屋はこんなものかな?

 

 続いて家電!じゃあなくて、魔道具!


 水魔法ウォーター火魔法ファイアを彫金して作った食洗機や水道、冷蔵庫にキッチンは、魔石を大きくして彫金し直したもので、ピカピカに作り直した。

 

 ウォッシュレット付きの水洗トイレも魔石を彫金し直した大きい物を使って、排泄物も完全に浄化クリーンを施した小さな下水道を流れていくので問題はない。これを、1階に1つ、2階の客間に1つずつ、リュウと私の部屋にも1つずつ設置して。


「あ、エアコン忘れてた、彫金。」


 水魔法ウォーター火魔法ファイア風魔法ウインドを全て彫金で魔石に刻んでいく。


 各部屋と各脱衣所につければ完璧。電気代なんてかからないしね。


 それぞれの場所に彫金済みの魔石を組み込んで、新たな家具も設置していく。


「木工、錬金、裁縫。」


 もちろんベッドなどのこだわり家具も、各部屋に設置するのを忘れない。鉄製のミシンとエアシープの毛と、王都で買ってきた沢山の布たちが大活躍!


 うちは錬金でガラスも鏡もカーテンレールも作れるから、リュウも喜んでくれるんじゃないかな?


「木工、木工、錬金、裁縫、木工。」


 最後に大きな食卓机とふかふかの椅子、大きなソファーをコの字型に設置して、背の低いちょっとオシャレな机を設置。


 仕入れたお酒を入れるワインセラー風の棚(エアコン機能付き)を作って。


「よし!完成!!」


 理想のお家が出来ました!!


 細かい家具の希望は、後でリュウに聞いて設置すればよし。


 続きましてー。


 家の外に出て、畑の前に大きな小屋を一つ設置して、たくさんの棚を設置する。


「栽培」


 服屋さんに教えてもらった、お蚕様の大好物であるクワの葉をたくさん植えて、環境を整える。お蚕様をお迎えする日が楽しみだ!


 そしてそしてー。


飛翔フライ!」


 私は空高く舞い上がり、家の周りの広大な大地を見下ろす。


「んー、いいねいいね。」


 空間魔法で範囲を指定して、広大な大地を区切ると、


「栽培」


 一気に耕す。


 大量の種や芋を等間隔に、空間魔法で配置して、


 うちの特製堆肥をまいて混ぜて...って、このくだりポルカの村でやったな。


「ウォーターシャワー!」


 水を撒いて完了っと。


 最後に、インターフォンボタンを作ろう。


感知センスを彫金、錬金。」


 リュウが帰ってきた時にこれを押すと、マイホームにインターフォンの音が鳴る仕組みだ。さすがに会話は出来ないけどね。


 リュウにはそういうものを作っておくから、押してくれればマイホームを開くと、あらかじめ説明してある。


「これでリュウがいつ狩りに出ても、私だけがマイホームにいても、大丈夫だね。お、ちょうどいいところに。リュウーーーー!」


 リュウがオークを何体か担いで帰ってきた。待ち合わせ場所と時間を決めてあったのだが、時間ぴったりだ。


「これが例のインターフォンボタンだな?」

「うん!マイホームにいってくるから、ボタン鳴らしてみてくれる?」

「わかった。」

「マイホーム!」


 マイホームに入って亜空間を閉じる。


 ピンポーン


「はーい」


 と、マイホームを開く。


 リュウは「相変わらず規格外というか...いや、便利なものだな」と苦笑いしていた。


 今日の作業、終了!


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