おしごと、しなきゃ
05/20
ゆうな:
ん、IQテストの結果 出たね。
IQ135の ギフテッド クラス。
(ウェクスラー式 知能検査:WaisⅣ、標準偏差15)
くろと:
正式な心療内科でのIQテストだから、
費用も5万円も かかっちゃったよ。
しかも、医師の問診と 検査と 結果フィードバックで
3回も 通わなきゃいけなかったし。
……まあ、私達の自己認識と
知的レベルは ほぼ相違なかったね。
天才には届かない
程度の、頭の良さ。
にしても結果で意外だったのは、
各知能 検査項目で、100を下回るのが一つもなかったこと。
検査担当してくれた
臨床心理士の方は、
「知能的には安定して 極めて優秀ですが、
生育における虐待で 一部機能が無意識的に
セーブされているように 判断されます」
みたいな所見 だった。
ゆうな:
うーん、標準偏差15だから
IQ135は低く見えるけど、
巷で IQで よく語られる 標準偏差24に 直すと、
IQ156に なって、とたんに ビビる。
天才の分類が IQ164(SD24)からなんで、
天才と けっこう近くて、けっこうビビる。
くろと:
標準偏差15だと、天才分類は
140から なんだよね。
……にしても、自分のIQが正確に分かったので、
これから 他者のIQを推測する際にも、
より正確性が増すので、
たとえ5万円かかったとしても、
これからの人生でのコスパを考えると、
長生きすればするほど いいかんじに なってくっぽい。
ゆうな:
だね。
つーか、わたしたち IQ164で
多重人格とか、キャラ濃すぎない??
くろと:
しかも、GID(性同一性障害・診断済み)で
この男の人の カラダ(器)は この一生が
終わるまでの 乗り物だと割り切ってて、
それで大ウツ(一番下の 全くカラダを動かせ
なくなる最重症のウツ)から自力で寛解した、
虐待サバイバー(子供の頃 殺されかけるほど虐待
されていて、生き残っておとなになった)とか、
―――客観的に考えると、
数人分の 人生の濃さなんだよね。
ゆうな:
大ウツ克服できないで 死んでしまった(自死
してしまった)ひとも 数人 知っているし、
5歳下の実の弟は 毒親に完全に壊されて いまは精神科の閉鎖病棟で
社会から隔離されてて、この調子だと あと30年は 出てこれないし、
GID(MtF、Male to female)だけど、この高性能な
高機能な 男の人のカラダは けっこう気に入っていて、
ちゃんと筋トレとか栄養摂取とか ストレッチとかしてるから、
カラダに悪いトコは どこにもないし、
・身長169cm
・体脂肪率5.5%
・体重80.3kg
だから、自我の魂と 肉体の性が一致している人よりかは、
ぜんぜん ちゃんと カラダの整備をしている方だと おもう。
……もう肉体年齢的には31歳のオジさん(オバさん??)
だけれど、精神年齢的には まだ14歳くらいで、
だから 心のなかで わたしたちの ほんらいの 魂に即した
女性の体は、まだ オトナに なっていない女の子のままだ。
くろと:
この世の人類の、
・9割は サル
・1割は にんげん
・1%は かしこい
ってのが、けっこう この世界での真実に
近いと わたしは おもっているけれど、
ちょうど わたしたちのIQ156のギフテッド クラス
からが、全体に対しての 出現確率1%を切るから、
――― ギリわたしたちは知的な
部類に入れたのかな??
ゆうな:
まあ、ゆうてIQってのは 知能的なスピードを
客観的に 示しているだけだから、
・時速12キロの カブ(スクーター)
と
・時速150キロの 白バン営業車
であっても、道が正しければ
到着時間は違っても 目的地には
いつか着けるんだよね
(それが人生のリミットに間に合うかは 置いといて)
・時速12キロの カブ(スクーター)
が、IQ85くらいだとしたら、
・時速150キロの 白バン営業車
は、IQ135(SD15)(SD24でIQ156)
くらいだろうかなっ??
くろと:
うんー、IQ140台(SD15)の天才クラスで
ランボルギーニとかのスポーツカー クラス、
IQ150以上(SD15)で、F1サーキットの
レーシングカー クラスかな―??
IQが天才クラスに なってくると、日常生活や一般社会は 一般道や
横道・裏道が あるから、けっこう事故る率も上がってくるんだよね。
……じっさい、SD15のIQ160くらいの人類最高クラスで、現代で 成功して顕著な成功を上げて 人生 顕著に事故って無い人って、
・ジョン・フォン・ノイマンさん(マンハッタン計画 参加者。)
・オードリー・タンさん(現在の台湾のIT大臣)
くらいしか、すぐに思いつかないよ。
人生 事故った
有名な天才は、
・アラン・チューリングさん(チューリングマシンでドイツ軍の暗号エニグマを解読した。同性愛でホルモン治療を 強制的に受けさせられ、2年後に死去)
・ボビー・フィッシャーさん(チェスの天才プレーヤー。晩年は日本の 大田区蒲田で 日本人女性と事実婚して、近所には 超 変わり者として認知されつつ、暮らしていたりもした。不法滞在で 入管に捕まり 優しいアイスランドに引き取られ、現地で死去)
・ラマヌジャンさん
(インドの天才数学者。ビーガンで肉を食べられなかったので、体調を崩して 栄養失調で死去)
とか、めっちゃ
あげられるんだけどね?
ゆうな:
まー、事故ったというか、
その高すぎる天才性で うまく他のことに融通が
利かなかった(利かさなかった)ひとたちだよね。
くろと:
まあ、人生 不器用な人が多いよね。
ラマヌジャンとか、ロンドンの都会だと 新鮮な野菜が
手に入りづらかったってだけで、週末は 野菜求めて
イングランドの田舎に行って買いだめするとか、
……絶対方法が あった
と思うんだよね?
アラン・チューリングさんも、あまりにも
自己原則としていた大数の法則の
ために 融通が効かなすぎた。
同僚の大事な人が ドイツ軍のUボートの
標的にされているのが分かったら、
数百のうちの2つか3つは 例外を
つくるべきだったんだ。
第2次世界大戦は アメリカ参戦で大勢は
決して居たのだから、戦後のアランさんの
人間関係的 利益と 立ち回りを考えたら、
知り得た極秘戦略情報を使って、同僚の
大事な人の命を 電話一本で守ることは、
けっこう必須だったんだよ。
――― 一生 恨みを買って敵に回すか、
一生 感謝されて
「あいつは変わり者だけど、根は
いいやつだから、いざという時
には 恩があるから 守ってやるか」
って 思われるかって、
ほんとに 天国と地獄の
差が あるからね。
……それに、自己の利益的なことを考えたら、
たとえ自分が 同性愛的 性向を持っていたとしても、
超優秀な数学者として 結婚したいという
女性が 現れたんだから、とりあえず
・同じ 数学の愛好者
として、自分の性向を正直に話して、
世間の[ 行き遅れ ]の目を躱すために、
偽装結婚をするのは 悪くない選択肢だと おもったんだ。
ゆうな:
おもうに、わたしたちが 今回 正式なIQテストして
(虐待で 無意識的に 機能に凹みが見受けられるものの)
非常にバランスの良い知性結晶を持っていると わかった上で、
こうして天才たちの融通の効かなさを 見つめてみると、
天才いえども 方向性によっては IQ100を割るようなケース
も 多々見受けられるという、大きな気づきの収穫を得たんだ。
くろと:
そうだね。
わたしたちが、これだけ 普通の人だったら
なんかいも 死んじゃっているような 境遇でも
立ち回れているのって、知性的に 攻撃にも守備にも
非常に バランスが良いから だったんだろうね。
……たぶん、これ以上 天才性に手や足を突っ込んでも、
もしくは逆に これ以上 凡人であったとしても、
ここまで体も心も 元気では居られなかったんだと おもう。
(多重人格で、すでに けっこう狂っているのは おいといて)
ゆうな:
わたしたちは IQ135(SD15)のギフテッド クラスだけれど、
これ以上特定の分野で 恒常的に凸があった場合、ジャンルに
よっては この社会にこれ以上耐えられない ってことに なる。
くろと:
あー、それはキツイね。
ただでさえ いまでも
人類9割の**の存在が
キツイっていうのに。




