表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/61

あなたを 想いたい ゆうなの おてがみ

「こんにちは、こんばんわ」

 ゆうなです。

 

 さぞ、あなたも ディープ? な話を

 くろとから いきなり聞かされて

 困惑したことでしょう!!

 

 

 ……まあ、でも くろととは ほんと

 出会って よかったと想ってますよ。

 

 あいしてるのも いとしいのも事実ですし、

 ときどき 殺したくなるし、殴り殺し

 たくも なったりします……。

 

 まあ、普通に あの人の

 ことは 憎いのでしょうね?

 

 

 レ●プのことは くろとが ほんとに

 泣きまくって 後悔してたので、

 許したし いまは そこまで

 思ってませんけど、

 

 

 

「まあ、」

 なんだかんだいって、わたしの人生

 くろとを中心に回ってるんだなー?

 ……ってのは おもいますね??

 

 えろいことは くろとが よろこぶので、

 ぜったいに してあげなくて純愛プラトニック

 的なのを意地でも 死ぬまで貫き通す感じですが、

 

 (レ●プ期間が終わってからは)くろとには

 今まで、抱擁ハグと手を繋ぐことしか

 許してなかったりしてます。

 

 

 

「えっと、」

 さっき くろとも言ってましたけど、

 夜とか寝る時に くろとが わたしの

 こと横たわって熱く見つめてきて、

 

 ―――その時は わたしは 日頃から

 くろとへの 愛の想いは強くして

 育てていきたいと決定してるので、

 

 ちゃんと くろとの目を見つめ返して、

 20分とか ずっと見つめ合ったりしてますね?

 

 

 ……え? 見つめ合う

 理由ですか??

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

「やっぱ、」

 愛する人の目を見つめるって、特別ですよ。

 ここ半年くらいで、実は わたしは くろとのこと

 好きなことにも、愛を育てる他に 気付いてきたので、

 

 くろとの目は、飽きずに

 見つめ合ってられますね??

 

 ―――せかいに、完全に二人しか居なくて、

 二人の魂が 溶け合って混ざり合ってる

 感じがするんです!

 

 

 ……全身が緊張して、胸が 心臓がドキドキ言って、

 世界の 背景の色がギュンと変わって、

 けど、それは けっしてイヤな

 感覚ではなくて、

 

 そうして、くろとの全てが くろとの抱いて

 いる感情が 全部伝わってくるんです!!

 

 

「んで、」

 そんな くろとが たまらなく憎くて、

 だから ときどき 後ろから忍び寄ったり、

 正面から襲ったりして、首を絞めてみたり するんですね??

 

 ……くろと、ぜったいに 反撃しようと しないんですよ。

 子供の頃 毎日レ●プされてる時は(わたしが 心が

 致命的に弱ってたのもあって)わたしの方が

 まったく反撃できないで いたのに、

 

 あんな昔(中学生)の頃の3年くらいの出来事、

 もうすっかり時効だっていうのに、くろと

 すべてを諦めたような 哀れな子犬みたいに

 憐憫をさそうように わたしを見上げるんですよ?

 

 

 ―――そりゃもう、もったいなくって

 力入れた手も緩みますって!!

 

 

「けっきょく、」

 くろとは愛情の表現は 不器用すぎましたけれど、

 ほんとうに わたしに一途なんですよ。

 中1の13才の頃から、10年以上

 ずっと わたしを想ってたんですよ!

 

 ……それならもう、くろとで

 ゴールインしてもいっか?

 って姉妹だけど いいか?

 みたいに 想ってしまいますよね?!

 (え? あなたさんは 思いません??)

 

 

 

 ―――あ! あなたさんへの お手紙 書きながら泣いて

 たら、ちょっと 死にたい 気持ちが、うすれてきた!!

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ