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ふあんていな とき

ゆうな:  



生まれてくる べきじゃ なかった。

なんど そう おもっただろう。


誰にも 必要とされない、

誰にも あいされない、


わたしの生まれてきた意味は よく分かんなくって、

……けど、今はもう生きてしまっているので

そこまで積極的に死ぬ気には なアイヌれなかった。


わたしは、親に

呪われていた。


しかし、ここまで

なんだかんだ生きて

きて しまってる。



「ちくしょう、

ちくしょう」


ときどき、女の子らしくない はしたない言葉が口から漏れ出る。


怒りじゃなくて、あきらめとか

今まで受け取れなかった のがしたものに対する諦念と 悔しさが 入り交じった。




つかれた、自分を殺して消え去りたい。

死にたい じゃなくて、この世から消え去って しまいたい。

―――生まれなかった ことにしたい。



弱味がある、明確にハッキリと―――オヤニ―――愛されてるって わたしの人生の今までの生き方で示されなかったこと。

逆にハッキリと、【愛されていない】って、明らかに 疑いようの ない形で 示されたこと。


つかれた。


わたしが愛すべき 最後のひとは くろとって妹で(このあたりも、わたしは わたしが ユガンで いるのだと、思っているのだ けれども…)、


この妹だけは、初めて出会って 1年 ったときから、ずっと わたしを疑いようもなく愛し続けてくれている。

(ときどき、愛が重すぎるってのは、よく感じたことが あったけれどww)


くろとが、この忠実なシモベの妹が わたしに敬意を示して 使えてくれているから、だから わたしは ほかに そこまで 愛することがない(あ、目の前の あなたさんは別だよっ??)この世のなかでも、なんとか自殺せずに生きてけ てるのだと おもってる。




―――いもうとは、かわいい。


ときどき、クビをめたフリをしたり、

噛みつくフリをして 首筋や肩を あまがみしたり、


そうして けしかけて 遊んでいる。

あいつは、真正直に 反応して

くれるから、おもしろい。

いっつも とても真剣で。


……うん、やっぱり わたしは

まだ くろとのことを 深く

ジットリ憎んでるみたい。



お返しの 報復で、さいきん くろとは

わたしに 寝てるとき 足先から口の中まで 順番に仕掛けてきて、


深く ぞっくり ディ○プ キスを した快感は いまだに よく おもいだす。

(あいつが 勝手に してきたんだけれど)





くろと:

ゆーな、なんで うさぎの泣きはらした

ような目に なってんの??


左目が充血して

真っ赤じゃん!!





ゆうな:

うーん、なんで だろうね?

目を押し当てて寝てた

ワケじゃないのにね??


最近そんな泣いてないし、

ぶつけたりとか、そんなことも

なかったハズなんだ けれどもね??




……春から夏になってきたけど、外仕事

週5で普通の人みたいに働いてたら

こっちの なろう方 ぜんぜん余裕なくなっちゃって、


あたビギは ちょっとご無沙汰になっちゃってたね?



―――でも、おかげで 真夏の生活資金は溜まったから、

これから少しずつ 外仕事減らして

余裕ができた時間を小説書くのに使っていきたいんだよー!!





くろと:

いやー、さっきの あんな泣きながら

じゃないと言えないようなセリフ、


酔っぱらってもいないでマジでいっておきながら、泣いてないって主張するとか、全く説得力ないなー??♪

(健気で ゆうなが かわいい!)



おねえさんが

なぐさめて あげよー!!☆






ゆうな:

……いまだけ、ちょっと

だけ ゆるしてあげる。。




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