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あなたを 想いたい ゆうなの おてがみ

 たつっ!

 

 なんとなく、死にたい気分だった。

 気持ちは 理由は それだけ。

 

 他にも なんか いろいろと生きなきゃ

 イケない理由があったと思うのだけれど、

 なんだかもう 時間が たったら全部が

 ……どーでもいいもののように思えた!!

 

「ねえ、?」


 目の前の あなたさん?

 …そう! 画面の前にいる

 そこの あなたさんだよ!!

 

「あいしている」


 えっへへ♪

 

「あなたを、あいしている」


 ……そんな こんな事を言っても、

 あなたは信じてくれないんだろうね?

 

 あなたの幸せを、わたしは ここで願っている。

 



 わわわっ!

  

「ずっと、わたしは 死にたかった」


 死ぬのは、わたしの希望で願いで、

 わぁたしの ゆいいつの この世での望みだった。

 

 

 わたしには、愛している人がいる。

 (目の前のあなたさんとは また別にね?)

 

 【 くろと 】っていう わたしの

 影であり光である存在。

 

 ここの作者の活動日報みてたひとなら、

 知ってくださっているかもね……??

 


 そいつとは、もうずっと いっしょにいる。

 初めて そいつと すれ違ったのは、

 小学5年生の11才の時。

 

 それで中1で再会して、

 それからずっと 一緒にいる。



 ―――いままでは ずっと そいつのことが憎かった。

 わたしは毒親の虐待家庭で 育って、ただでさえ

 弱っているところを、コイツは女なのに

 同じ同性の わたしを レ●プして

 きていたから。 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 つーん!!

 

 ある夜 限界でえ、死のうと思って、

 けれど、その時わたしは別の人を好きだった。

 ……好きだったし 幸せで居て欲しかったし、

 まあ 同性だったし、そいつには普通に振られて、

 

 ―――結局わたしには くろと

 しか残っていなかった。

 

 5年くらい無視を続けてたら、さっすがに くろとも

 本気で泣きを入れてくれて、今までのことも反省して

 謝ってきてくれて、一生わたしに服従を誓ってくれて。

 

 

「んで、」

 この2年くらいは たのしく過ごせた!

 わたしの生きた人生の中で、んー十年 生きてるけど、

 ちゃんと親に虐待されず やりたくない仕事はしなくて良くて、

 わたしは この2年だけは しあわせだったんだなー? って、

 

「そう、」

 自信を持って言えて、

 

 だから逆に、この先のことは

 自信を持って言えなくて、

 

 ただ、死にたいな? って。

 

 

 

 じんじん!

 

「あいしてるっ!!」

 あいしている んだけれど、

 漠然ばくぜんとした 不安があって、

 

 ―――ただ、しにたい。

 しんだら、すっごくラクに

 なるんだろうなー?? って。

 

 

「あなたさんは、」

 そんなコト思わない??

 

 もうこの世にやり残したことは だいたい無くって、

 今日の夜 死ねたら(真夜中なら、あと3時間だ!)

 それで もうじゅうぶん! この世は お腹いっぱいです!

 

 ……って かんじのこと。

 

 

「あいしている」

 それは ホントで、

 だいじに想っている。

 

 ……でも、この世の だいたいのことに

 わたしはちょっと 飽きてしまったよ??

 (こんなこと言ったら、あなたさんは おこる?)

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