表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/13

心から






7.夜の電話




 楽しい一日が終わってしまうと、寂しい夜に襲われる。つい先程まで傍にあった温もりが恋しくて、きゅっと枕を抱きしめた。


 その時、不意に鳴る着信音。



「もしもし?」



 聞こえてきたのは、愛しい人の声。



「どうしたの?」


「寂しがってるかなって思って」



 見透かしたような悪戯な笑みが、嫌いだけど好きだ。










8.狂乱




 連絡が途絶えた夜は、今何をしてるんだろうと不安になってしまう。


 私に見せる優しさを他の誰かに見せてるんだろうか。私の耳元で囁くあの声を、他の誰かに聞かせてるんだろうか。


 私だけだと思っていた彼を、他の誰かが知っているんだろうか。



「——、」



 囁いた彼の名は、1人の部屋に響いて消えた。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ