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221X年
タイムパトロール本部の時空保全室。
部屋の中央には針が止まったままの巨大な時空時計が見える。
ガラス一枚で隔てられた隣の制御室では時の花びら回収専用のコンピューターの前にミサキが待機し、隣にはオカ司令官が立っていた。制御室にはタイムパトロールの幹部や他の隊員たちも大勢おり、回収の成り行きを注視している。
シュッと音がして、金色の光がきらめいた。
時空時計の1の数字近くに時の花びらが現れたのだ。幹部や隊員たちが固唾を飲む。
ミサキが素早くコンピューターを操作した。時の花びらは、1の真下にあるくぼみにカチリとはまった。すぐさま保護用のバリアーが花びらを包み込む。ミサキが厳かに宣言した。
「―――回収完了」
オカ司令官が満足そうに笑ってうなずいた。




