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時空守護士タイムアテンダント  1 巫女と女王の願い  作者: 夜湖
第二章 突然のテイクオフ
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201X年


空の中。小さな二つの光が落ちていく。一つは遊園地、一つはとある家に向かって。

遊園地を目指す光が点滅する。飛行機に似たシルエットが一瞬、浮かび上がる。光は速度を上げ、遊園地の中に消えていった。

もう一つの光も目当ての家にぐんぐん近づいていく。

赤い屋根の家。軒先にはクリーム色のハナミズキがいっぱいに咲いている。足立英麻の家だ。

光はさらに家に近づく。二階の窓が開いていた。子供部屋、英麻の部屋の窓だ。次の瞬間、ピンク色の何かが窓の隙間からさあっと中に飛び込んだ。



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