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とある思い出

それはまだ小さかった頃の話。昔のことだから普段は忘れてる。

でも、決して消えない私の思い出。


六才の私は一人で飛行機に乗っている。

お父さんもお母さんもいない。周りは知らない人ばかり。

飛行機は強い風で揺れている。ガタガタしたり、フワーッてなったり。

怖かった。

「ぜったい、ゆれないって言ったのに。おとうさんのうそつき……やだよう、にこちゃん」

お気に入りのぬいぐるみを抱きしめてみてもだめ。全然、怖い気持ちはなくならない。私はぎゅっと目をつぶっていた。

「可愛い子ブタちゃんだね」

話しかけてくれたのは、いつも飛行機の中にいるお姉さん。あの頃はまだフライトアテンダントやキャビンアテンダントっていう名前も知らなかったっけ。

お姉さんはかがんで、そっと私の頭を撫でてくれた。

「揺れても平気だからね。安心していいよ。大丈夫だよ」

―――大丈夫だよ。

何でだろう。怖い気持ちが薄らいでいった。お姉さんから見えない元気の力をもらった気がした。


その時、思ったの。

大きくなったら私もこんなふうになりたいって。


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