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小話:其の九拾五《娯楽と暇潰し(仮題)》

【“祝・映像化”な蜜の味――】

《娯楽と暇潰し(仮題)》


 ふたりの男が、昼食を食べるために訪れたいきつけの定食屋で、それぞれ注文した品が出てくるのを待っていました。

 ひとりの男は、テーブルの上に放置されていたマンガ雑誌をなんとなく手に取り、なんとなく流し読みます。

 ひとりの男は、もう手に取るものがなにもなかったので、なんとなく神棚の隣に設置されたテレビを見やることにしました。

「なあ」

「ん?」

「テレビを観ていて、ふと思ったんだけどさ」

「なにを?」

「テレビのニュースで流れる“悲惨な出来事”と、ドラマとか映画の“悲惨な出来事”って、なにが違うんだろうなってさ」

「……どゆこと?」

「だってさ、観てるこっちとしては、どっちも同じ“作られた映像”だろ?」

「んー、まあ確かに、ある意味そうだな」

「じゃあ、その違いは?」

「そんなの、それを観た後に“感動した”って言うか言わないかだろ」

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