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小話:其の弐拾壱《彼方は近く、隣は遠い(仮題)》

【選べる繋がりの果て】

《彼方は近く、隣は遠い(仮題)》


 ひとりの若い女性が、携帯電話を操作しながら歩いていました。海外に居る友人と、他愛無い話しをメールでしていました。

 ふと、彼女の歩む足が止まりました。その理由を、速やかに友人へメールします。

 道ばたに、ひとりの男性が倒れていました。苦しそうに、表情を歪めています。額には、脂汗が浮かんでいます。呻きながら、息を荒げています。

 突然の事態に、“当惑/困惑”した彼女は、追い詰められたヒトの表情になって、どうすべきか友人にメールで問いました。

 早く速くと“答え/応え”を求め、彼女は携帯電話の画面を凝視します。

 永くて短い時を経て、“答え/応え”が届きました。

 まずは深呼吸して落ち着こう、と書かれてありました。

 そして、“どうしたのか”呼びかけてみるよう書かれてありました。

 彼女は友人の言葉通りに、まずは深呼吸をしました。次いで呼びかけようとして、いまさらながらとても重大な問題に気が付きました。


 倒れている男性のメールアドレスを、彼女は知りませんでした。


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