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この答え、君には絶対教えてあげない



「宮廷魔術師殿、踏み切ったらしいな」

「ナニソレ」

「勇気をもって告白――だね」

 執務中の彼女は、思わずペンを取り落した。

「近衛騎士殿?」

「あ、イヤ。何でもないです」

 と宮廷魔術師が勢いよく、執務室に乱入してきた。

「陛下から認可もらいました。手続きを頼みますね。魔術師枠増大で」

 近衛騎士の彼女は目をパチクリさせた。



 宮廷魔術師は、さも可笑しそうに破顔する。

「私が陛下に告白? ナイナイ」

 取り繕った嘘。スラリと言えた。陛下からはとっくに答えをもらっている。


――大切な子がいるから応えられない。

(その答えを知ってなお、諦めていない私も往生際が悪いけどね)


 でも親友。君には絶対教えてあげない。

第77回Twitter 300字SS参加作品

テーマ「答える」でした。

イメージ的に、今回はコレしか書けなかった。

いつもの陛下と近衛騎士の彼女のイメージが強くて。


とりあえず参加できた。それで良し、ということで。

今回もありがとうございました!

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