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単純な推理では得られない結果なのだよ、探偵君。

 優秀な遺伝子を組み合わせ製造された名探偵シャーリー・ホームズに、今僕は冷たい目で一瞥されていた。そうか、容疑者はシャーリーにこんな目で追い詰められたら、どんな犯人も窮する。愛らしい少女の姿は、作為的設計なのだ。


「ジョン。目が泳いでいるよ?」

「……」

「本来君がいないはずの場所に、私が知らない女性と一緒にいた。単純にその理由を知りたい」

「それは、シャーリー、君には――」

「そうだね、関係ない。私にはまったく関係ない。ただ、その理由が知りたい」


 バカバカしいって君は言うだろう。これが何の役にたつのかって。色気も華もない僕が、勇気を振り絞った結果だから。しっかり受け取ってもらうよ探偵君――この指輪を。

第67回Twitter300字SS参加作品。

テーマ「泳ぐ」でした。

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