表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/99

未来への架け橋

「この橋を工事する時は大変だったよ」

 老婆は目を細めて言う。大河に橋をかけるなど狂気の沙汰と、誰もが否定した。だが時の王子は、断固決断したのだ。

 橋がなければ、渡し船が今でも続いていただろう。ただし、岩礁が多く船の沈没は珍しい話しではなかった。

 10年かけて橋ができた。その途中で幾度と崩落事故や大雨で、工事が中断した。

 それでも諦めなかったのは、国民達で。王子と民はあの時、確かに一つになったのだ。




 橋から見る大河は、夕陽を映し穏やかで。

「未来への架け橋が必要だって、あの時君は言ったよね」

 微笑むの相方を見やりながら、かつての王子は小さく頷く。こんな景色が見れるなら悪くない。


第66回Twitter300字SS

テーマ「橋」でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ