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君が隣りにいることについて


 居心地が良くて。なんだか言葉を交わすだけで、染みこんで。当たり前に言葉を掛け合って。これが気が合うということなんだろうか。

 君が言葉をかけてくれること、それが嬉しくて。もっと言葉が欲しくなる。その感情の意味を考えたこともなかった。

 ――君が、他の子が声をかけるまでは。

 あれ? なんなんだろう、この気持ちは。すごく、苦しくて、妙に辛い。なんでもない日常の風景なのに、君が他の子に笑うのが辛くて、でもまた私に笑ってくれるのは嬉しくて。

 この気持ちはなんなんだろう、と思いながら。また彼の笑顔を見たくて、言葉を考えて、行動に移す。



(お願いだから、早く付き合えよ!)

 周囲の声は、耳に届くはずもなく――。

第55回Twitter300字SS参加作品

テーマ「あう」(「会う」、「合う」、「遭う」、「逢う」等、「あう」の入る言葉、熟語でもOK……公式から引用)でした。

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