12話 むかしむかしのことらしい
「今日は本でも読んでみようかなー」
父さんと騎士団の人達と王都に行くと決めた日から4日がたった、あの日の次の日に父さんが騎士団の人達に聞いてみたらokだったらしい...思うんだが5歳児を連れて行くって大丈夫か?普通。まあ、俺としては王都に行けるし外にも行けるしもしかしたら魔物と戦うかもしれない!外に出たらやりたいこともあるしなー、特にスキルの暴食と、百鬼夜行は危ない気がするから周りに人がいたないとこでやりたいしな.....
それはおいといて、今日は父さんが仕事でいなくって母さんとエリスあとセバスさんも出かけてるから家には俺とメイドの数人しかいないわけで特にやることもないから父さんの書斎で本でもみようかな!!
「んー、なんだこれ?『王伝 ~魔王と6人の王~』...おぉ魔王か...まじか、面白そうだし見てみよう」
むかしむかし遥か昔に6の種族に自らを魔王と名乗る者達がいた
森の民であり、高い魔力適正を持ち、精霊と共に過す種族...森人族の王
背は小さいが屈強な肉体をもち、鍛冶が上手く、鉱石と酒が大好きな種族...小人族の王
魔力の扱いに難があるが、身体能力では他の種族に負けない、戦闘の大好きな種族...獣人族の王
とある島にかれらの国がある、海の中では彼らに敗北はない(たぶん)、海に生きる種族...魚人族の王
空に浮かぶ島があるという、しかしその島に行けた者は数少ない、狩りがとても好きな種族...鳥人族の王
人間が住む国よりはるか南に存在する魔大陸、そこに住む住人...魔族の王
彼らは強力な力を持ち互いち領土は侵さないようにしていた...がそれは永遠ではなかった...
魔族を統べる王こそ自らが真なる魔王といい反発してきた五つの王達を殺した...彼の王の力は他の王と比べて歴然とした差があった...そして彼の王は自らだけを魔王とし、他の種族は魔王を名乗る者はいなくなった
魔王に破れた種族は新しく王を選定し、新たに人族を加える事をして協定を結んだ...
森人族は賢王を、小人族は岩王を、獣人族は獣王を、魚人族は海王を、鳥人族は天王をそれぞれ名乗ったが、一つ問題が起きた、人族を加えたは良いがだれか一つの王を決める時にそれぞれの国の王がわれこそが人達の王だと名乗り始めた、いざこざは続き、戦争に発展するかというところで、ある1人の男が現れた、彼は我こそが人族の王と名乗った。また各国の王が反発するかと思われたが...それは起きなかった。そのまま彼が人族の王となり、名を「愚王」と名乗った。そして、無事に魔族をのけた6つの種族は協定を結ぶことに至った.....
「ふぅー、なかなか面白かったかな...?でも、これっていつの話なんだろう?本には書いてないしな...」
まあ、いっか!よし、1人で魔法の練習でもしよーっと!
彼はまだ知らない...これから始まる戦いを...




