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その1

初めまして。


わんこ系男子が好きですわんこ。


わんこわんこ。


わん(ry



「大丈夫?」


ある日。

私は川で洗た、街を歩いていた。

その時見つけた路地にいた男の子はなにやらぼろぼろで特徴といえば、

目にかかるほど長い暗いぼさぼさな茶髪。その間から見える目。その目は金色で本来王族にしか出ない色。


・・・やだ美少年。


そう確信した私はその他もろもろの事情があるであろうこのぼろぼろ少年を拾うことにしました。美しい。














美少年を保護するために声をかける。


「君、大丈夫?歩ける?」


そう聞くとしばらく経ってからコクリと頷く美少年。

遠くから声をかけたがこのままじゃ喋りにくいし顔も見えずらいし近くによる。

と、少し距離を置かれてちょっぴり悲しくなったがどうやら人が怖いみたいなのでやさーしくやさーしく話しかけながらなんとか家に連れ去る・・・じゃなかった匿って保護することに成功した。

べ、べつに不審者とかじゃないんだからね!

というわけで街から少し離れた森にある私の家に連れ帰った・・・わけですが。


思ってたより美少年なんですけど。


ぼさぼさで汚れていた暗い茶髪はぼさぼさは変わらなくてもくすんでいた色が綺麗になってつやつや。

少しだけ前髪を分けて出てきた金色の綺麗な目と長い睫毛。

蝋燭ろうそくより白いんじゃ・・・なんて思ってしまったほど白い肌。

手足も細長くて爪の形も綺麗で鼻筋もスッとしてて顔の形もシュッとしてて・・・とまぁ全部言っていくときりがない。


「・・・・・・り・・・と・・・」

「ん?」

「・・・・・・あ、りが、と・・・」


声まで美少年と来た!!!はぁぁぁ神様ありがとおおお!!

と叫びたくなる衝動をなんとか抑えながら温かいスープを作る。


家は二階建てで木造。

キッチンは広めに作ったので二人でも余裕がある。

え?あぁ、私が建てましたが何か?

これでも大工はできるのですよ!

ドアを開けたらあらびっくりちょっとボロめのお家が待ってるよ!


「温めた方がいいと思うから、飲んでねー」


そう言いながら椅子に座らせ毛布を3枚被せスープを出す。あとスプーン。となんとなくパン。

するとお腹が減っていたのか頷くのも数十秒かかる美少年がパンを置いた瞬間パンをもぐもぐし始めた。そっとスープもそばに寄せてみるとスプーンで飲み始める。

・・・なんか小動物みたいで可愛い・・・。

勢い良く食べている美少年の肩から毛布がずり落ちたのでかけてやるとチラッとこっちを見て顔を赤くしながらもパンを食べる。

・・・よく食うな。

パンを一応三つ持ってきたんだけど既になくなりそうだ。

仕方ないのでさらに三つ持ってきてあげた。















「・・・・・・・・・寝てる・・・?」




ボクがパンを食べ終わったあと、綺麗なお姉さんはにこにこしながら奥の部屋に引っ込んでしまった。

そのまま出てこないのでちょっとだけ、ほんのちょっとだけ心配したのでこっそりドアを開けてみた。

そしたらお姉さんは机に突っ伏して寝ていた。

・・・・・・よだれでてる。

そっと拭いてボクは部屋を出た。













「わぁ美少年寝とる。」


昨日作業部屋で寝てしまった。

何故か美少年に掛けたはずの一番高い毛布が私の肩に掛かっていた。

あるぇ??と思いながら毛布を持って部屋を出ると美少年が床に寝床に寝てるうううう!!!

床って・・・ソファあるネ・・・そこにソファあるネ・・・私部屋入る前に好きなとこで寝てねって言ったけど床で寝るとは・・・予想外ネ・・・

持ち上げてソファの上に乗っけようと思ったけど思ったより重かったので枕を頭の下において毛布をそそそっとかけた。

そのまましばらく様子を見た後私は朝食を作りに行った。










「美少年!!・・・マチガエタ・・・少年、ご飯食べれる?」


朝食を作り終わったのでとりあえず美少年にご飯を持っていった。

うっかり美少年って呼んでしまっただって美少年なんだもん美少年なんだから美少年って呼んじゃっても仕方ないよねうんうん美少年なのが悪いんだよねうん美少年すぎるからうっかり美少年って呼んじゃうんだよねさすが美少年。

この一文の間に8回も美少年って言っちゃったよ。

美少年はびっくりしながらも毛布と枕を握りしめて昨日より早く頷いた。

なんで毛布と枕握りしめてるんだろ可愛い。


「椅子座って」


美少年は毛布と枕を持って椅子に座る。

もうその毛布と枕美少年にあげちゃう。

毛布と枕を握りしめ続けてる美少年の前に重すぎず軽すぎない結構自信作な朝食を置く。

サラダとフォークをさりげなーく美少年の目線の先に置く。

ほら、サラダを先に食べたらなんかいいらしいし・・・ま、前誰かが言ってから・・・た、多分いいはず・・・

それと昨日もぐもぐもぐもぐしてたから好きなんだろうなって思ってパンを置く。

あと飲み物として牛乳・・・アレルギーじゃないといいけど・・・


「アレルギーとか大丈夫だったかな?」

「・・・だいじょうぶ」


昨日より間がない!!!!早めに返事してくれた!!・・・な、なんか嬉しいぞぃ・・・


「これ全部食べて大丈夫だからね!」

「・・・お姉さんは・・・たべない、の?」

「私も食べるよ。パンしか食べないけどねー」


・・・会話できた・・・会話できた・・・会話できた・・・会(ry

美少年はものすごく小さい声でそっか、と言ってからいただきますと呟く。

私がサラダをガン見してたからかサラダから食べてくれた。

はぁ、そのサラダ美味しいよね分かるよ分かるからそんな美味しそうな顔しないでくれ・・・いつもの無表情がちょっとにやけてるよ美少年・・・


「おね、えさんにも、あげ、る、」

「ふぇ?」

「・・・たべて?」


向かいに座っていた美少年の右手がフォークに刺さっているサラダを私の口の前に差し出す。

ここここここ、こ、これは噂のリア充イベント『あーん』ではないか!?

美少年に『あーん』!?

・・・今日死ぬのかな・・・


「・・・・・・たべ、ないの?」


若干寂しそうな顔をして首を傾げた美少年。


「ごめん食べる頂戴」


というと美少年は口にサラダを運んでくれる。

私のお気に入りのサラダ。

しゃきしゃきしてるレタスとキュウリ。

ちょっとしょっぱめのドレッシング。

ああ幸せ。

ほっこりしながら噛み砕いていると美少年がプッと笑った。




・・・・・・・・・笑った・・・・・・・・・・・・・・・??


常に(?)無表情だった美少年がプッと笑った・・・なんだこの破壊力は・・・心臓が・・・心臓があぁぁ・・・


「おねえさ、ん、おもしろい」

「ぇ・・・?」

「・・・ボクは・・・アレン・・・おねえさんは・・・?」

「・・・フィ、フィリア・・・」

「フィリア・・・?フィリア・・・フィリアフィリアフィリア・・・覚えた・・・」


なんで連呼したんだろうね!!

それにしても今日の美少年はよく喋る。

名前も教えてくれたし。

これは・・・一歩進展か!!?


「・・・えーっと・・・アレン、くん?」

「・・・そう・・・アレン」

「服、買いに行かない?」

「・・・・・・服?」

「そう。服ボロボロだし縫ってもいいんだけど私少し不器用だから・・・もっとボロボロになりそうだし、買いに行こうと思って」


美少年・・・およびアレンくんはちょっと悩んでから行く、と頷いた。


わん(ry

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