落暉の想い
今日もまた日が沈む。
夕日が、少女の目に差し込む。
学校のチャイムの鳴り終わり、クラスメイトは続々と教室を出て行った。
重い荷物を一足遅れて整理する赤毛の少女。
名前は綿陽 緑。
赤毛であるのに緑という名前はいかがなものかと幼い頃から常々言われ続けていた。
クラスの生徒も少なくなった。辞書を入れている緑のバッグはいつもより重かった。
今日の疲れを帯びたセーラーがくったりとしている。
帰ってアイロンをかけないと。そう思いながら椅子から腰を上げると、こちらに歩み寄る男子生徒が一人、二人…。
特別、緑の背が低いわけでもないが、それでも毎回この男子生徒は大きく見える。
「よお、綿陽」
にやにやと笑う顔に、思わず俯く。
「今日、俺日直なんだけど用があるからやってくれよ」
緑はそれに対して上手く口が開かなかった。
いつもこうやって、この3人の足に使われている。
課題を代わりにやれ、と言われないだけマシなのだろうが緑は毎度毎度、嫌気がさしていた。
けれど言えないのは、緑が人一倍、自分に自信がないからだ。
「…あの、でも…この間、先生に注意されて…」
担任をダシにして言い訳をしようとすれば
「『凡人』が俺に楯突いてんじゃねえよ!!」
蹴られた机が前の席にもたれかかった。
それだけで緑は萎縮し、口を固く閉ざしてしまった。
「じゃ、ちゃんとやれよな」
3人は笑いながら教室を出て行く。
泣きそうな目でその背中をじっと見て、呟く。
「『眷属神』がいないと何もできないくせに…」
夕日は沈み、緑の気分も沈んでいた。
どうにもうまくいかないことだらけで落ち込むのは常だった。
緑には兄と姉がいる。
この兄、姉は家に代々伝わる『眷属神』と契約している。
家に3体目の眷属神がいれば、緑は『凡人』ではなくなるのだが、家に新しい眷属神がくることは今の時点ではなかった。
とはいえ、『契約者』になったところで変わらずあの3人にこき使われるのは変わらないだろう。
藍色と闇に覆われる空が、緑には不安を煽るようにしか感じられない。
自分はどうなってしまうのだろう。
このまま情けないままなのだろうか。
ぽつりぽつりと団地の明かりが見える坂を下っていると、坂の下から手を振る人物を見かけた。
「やっさん!」
緑は笑顔になる。
駆け寄る先には和服の落ち着きある男性。
緑の兄の眷属神だ。
何故だか両親、家族から『やっさん』とあだ名で呼ばれている。
「遅いものだから心配したぞ。
どれ、荷物を持ってやろうか。」
「え、いいよ。自分で持てる。」
しかし何も言わずに取られてしまう。
やっさんはいつものように緑に尋ねる。
「今日は学校楽しかったか?」
黒の長い髪がふわりと揺れた。
緑は苦笑する。
とてもじゃないが、楽しいとは言えなかった。
「…うん、まぁ」
「何かあったのか?」
「ううん。ただ、あんまり何もなかったから。
ちょっとつまんないなって」
昔から…いや、緑が生まれる前から家にいるから、子供の扱いだって親より上手い。
故に包容力があってそれに甘えそうになるが、それに甘えるのは間違いだと思った。
ふとやっさんは足を止める。
どうしたの、と尋ねる前に額にデコピンをされたのだ。
突然だったからきょとんとしてしまう。
「緑よ。嘘が上手くなってもこの私はごまかされないぞ。」
敵いそうにない。
確信するが素直に言うことはやっぱりできないものだった。
「…大丈夫だよ。たぶん」
緑は不安なだけだった。
中学3年生だから、なおさら。
ずっとこの不安と付き合っていくしかないのだろうとぼんやり考える。
「緑、もう少し私に甘えたらどうだ?」
「えー、やだよー」
怖い時は一緒に寝てもらったし、泣いた時は慰めてくれたし、困ったときは手を貸してくれた。
そろそろ一人で越えられるようになるべきだった。
『凡人』は一人で生きるのだから。
ただいまー、と台所に顔を見せる。
母と兄である旭が夕飯の支度をしていた。
「おかえり」
いい匂いを嗅ぐと、改めて空腹を感じた。
それと、母が台所に立っているとなおさらそう感じてしまう。
「緑、風呂入ってこいよ。
晃は電車遅れてもう少しかかるらしい。」
「うん、わかった」
「あら、さっきお父さんが入ったわよ」
「えっ、いつ?」
「さっきよ、さっき」
とりあえずお風呂に入ることはもう少し先になりそうだ。
仕方がないので荷物を降ろしてリビングで今日の分の課題を始める。
課題はさっさと終わらせてテレビをみたい緑は教科書を開きながらノートにシャープペンシルを走らせる。
その向かい側でやっさんはにこにこしていた。
いつものこととはいえ、気になるし気が散る。
「…な、なに?やっさん」
「いやぁ、真面目に勉強するとは
感心感心」
頭を撫でられる。
もう10歳を越えれば頭を撫でられることなんてなくなったのだが、やっさんだけには撫でられる。
まだまだやっさんの中では自分は子供なのだといつも感じるのだ。
「子供扱いしないでよ…」
強く言えないから拗ねるように呟く。
「そうだぞ、やっさん
緑はもう15なんだから孫の扱いされたってうれしくないぞ。」
「ははは、何を言う
私にとっては孫同然だ。旭、お前もだぞ。」
「こんな元気なじーさんいらねえよ!」
子供が好きな上に、綿陽の家の者も好き。
基本的に眷属神は人間…とりわけ子供が好きなのだがやっさんは群を抜いている。
近所の子供からも親しまれているし、ちょっと目を離せば子供の相手をしているほどだ。
眷属神だからいいものの、これが人間であればちょっと危ない人だ。
苦笑しながら2人のやり取りを見ていると、
「わっ!!」
「うわぁ!!?」
後ろから驚かされた。
驚いてから、その人物が姉の晃であることがわかる。
「あ、あきら姉!なんでまた縁側から!!」
「えへへ~びっくりした?」
天然で割と好き勝手する晃は綿陽一家のムードメーカーでもありトラブルメーカーでもある。
何をしでかすかわからない姉には緑、旭、両親はいつも悩まされてきた。
ちなみに眷属神曰く『元気があって結構』だそうでいつも微笑まれている。
しかし人は見た目で判断できないもので、これでも高校では成績1位。
運動神経もいいし、いわゆる天才、という言葉がぴったりな人間だった。
「わっ!!」
「っ!?」
もちろん晃にも眷属神がいる。
今緑を驚かした『テン』という女性だ。
「ふふ、驚いたかしら?」
「も、もう…」
これまた天真爛漫、自由奔放な、緑が知る中では眷属神らしくない眷属神だった。
桃色と、色鮮やかに刺繍された美しい着物をいつも身にまとっていて、尚且つ顔が綺麗だからもてるのだそう。
何からモテるのかはわからない。
「ねー、聞いて聞いてー今日反省文書かないといけなくなってぇ~」
「そりゃ、ぼっこぼこにしたものねぇ」
「あっちがナンパとかするからぽこぽこっと返り討ちにしただけなのに~」
「そんな可愛らしい音じゃなかったでしょう?」
顔がいい主従は自然と目を惹かれる。
しょっちゅうこんな感じで高校では有名人のようだ。
「ったく、晃、靴は玄関に置けよ。
雨降ってローファーがびしょ濡れになったら困るだろ。」
「はぁ~い」
「緑、飯運んでくれ」
「うん、わかった」
兄、旭は大学に主席で合格。厳しくも妹には甘く、なんだかんだで世話をしてしまうがそんなところが緑は好きだった。
姉、晃はいつでも明るくポジティブ。あまりにも明るいから感化して小さいことで悩んでいることが馬鹿らしく思うことがあるくらいだ。
二人はもちろん才能もあったり運もあった。
それ以外にも努力していることを緑は知っている。
眷属神がいなくても二人ならやってのけることが多い。
だから嫉妬などという感情は抱かず、尊敬するだけだった。
(例え眷属神がいても、こうなんだろうな)
そう思って、部屋でカリカリとペンを静かに滑らせる。
朝日が緑の目を細くさせた。
今日はいい天気で、太陽が眩しい。
「いってきまーす」
旭は午後に授業があるとかでまだ眠っているし、寝坊した晃は慌ただしく部屋で着替えている。
いつもより少し早く起きられた緑は少し気分良く学校へ向かう。
通学路には眷属神を連れて会話をしている人、人同士で話をする人、または緑のように『凡人』の人。
様々だった。
そして教室に入ったとたんに毎朝恒例のモノが始まる。
「綿陽、代わりに鶏小屋の掃除しとけよ」
昨日の男子学生だ。
ここまでくれば諦めがつくのだが、昨日のことを思い出してぐっとこらえた。
(眷属神がいても変わらないのなら原因は私の情けなさだ…)
意を決して、口を開いた。
「で、でも!これは私の仕事じゃないし…!」
「はぁ!?何言ってんだテメェ!!いいからやれよ!!」
肩を突かれ、廊下にはじき出される。
周りの生徒は見て見ぬふり。緑が凡人であるがゆえ、そうであった。
もう何も言えない。
ごしごしと涙を拭ってうつむきながら校舎の外へ向かった。
泣きながら、鳴き叫ぶ鶏の世話。
自分にピッタリだと思いながら餌をどばどば流し込む。
小屋の中の掃除は終わったしすることは卵の回収くらいだろう。
どれどれ、と覗いてみる。
すると、変な音が緑の耳に飛び込んできた。
口では表現できないような、微かな音だ。
聞いたことがない。
聞き間違いと言われればそうなのだが、あまりの特殊な音に背後を見続ける。
「ギャアアアアアア!!?」
足元から全身が冷えるような悲鳴が学校内に響き渡る。
誰もが一瞬思考停止に陥り、この時ばかりは鶏のうるさい鳴き声が聞こえなかった。
ばたばた暴れまわる鶏のおかげで、とにかく想像を絶することが起きているのはわかった。
この悲鳴の原因。緑は確信は持てなかったがおそらく鬼の仕業だろうと思った。
近年、たびたび出現しては警備隊の眷属神に排除されている。
となればここに長くいることはまずい。
一歩前に進もうとした。
けれど不思議なくらい動かなかった。
鉛のように固まっていたのだ。
続々と聞こえる悲鳴に、眷属神を連れていない契約者、または凡人を中心に狙っていることがわかった。
「っ!!?」
逃げろ、逃げろ
心臓が何度もサインを発している。
「っどわ!?」
暴れまわる鶏が背中にぶち当たり、膝をつく。
顔にばさばさ飛んでくるからそれを押しのけるのに必死になっているといつの間にか足は少しだけ動かしやすくなっていた。
緑は逃げることを第一に考えて、校舎の裏手から静かに移動することにした。
中は絶対に見ないほうがいい。
学校は、何か用がない限り眷属神はそうそう連れてきたりはしない。
連れてきている人は風邪をひいていたり、怪我していたり、何かしらトラブルを抱えている人だけだ。
故に、契約者も中では虐殺が行われているのだろうと、窓ガラスに飛び散った赤い血を見て確信した。
甲高いガラスが砕ける音がする。
そこをみると中庭へ、3階から体が投げ出される男子生徒。
ぐえっ、とカエルが潰されるような汚い声を上げて、弾けた音を出した。
緑はとてもじゃないが、そちらを見ることができず、通る道を変更した。
裏口から入って靴箱を抜けようと思ったのだ。
靴箱の向こうには校門、それからグラウンドがある。
悲鳴が聞こえてから数十分が経過していた。
早ければ警備隊もそろそろ到着する頃だろう。
靴箱の先をのぞき見て、安全か確認する。
しかしその靴箱の前はとてもじゃないが安全でなかった。
黄色の目に、腐った色の肌をした、適当に縫い合わせたような服を着ている、鷲鼻の鬼が生徒を襲おうとしていた。
じりじりにじり寄って、重そうな斧を引きずっている。
逃げようとしても、腰が抜けて逃げられない生徒。
その生徒は今朝、緑に鶏小屋の掃除を押し付けた者だった。
ハッとして、それを助けるか、助けないか、選択肢が出てくる。
助けなければ容易に校門を抜けられるかもしれない。
そっちに夢中で難なく突破できるだろう。
助けてもその後どう対処すればいい?
先が見えない理想の回答は緑は選べそうになかった。
(待て)
どくどくと、心臓が脈打つ。
(私は情けない人間だ
一人で戦わないといけない
強くならないといけない)
こんなことで、もし本当に守りたい人ができれば、その人を守れないと悟った。
思いつけば、先程と打って変わって足が動いた。
掃除用具からモップを取り出し、全力で走る。
鬼が斧を振りかざそうとするその瞬間、思い切り頭で硬いモップの金属部分をぶつけた。
血が弾けて、緑は泣きそうになった。
「っはぁ、はぁ、はぁ!」
「わ…わた、よう……」
「っ、行くよ!!早く!!」
腕を引っ張って立たせ、靴箱を抜ける。
そこから真っ先に校門に向かおうとすれば、先ほどの鬼よりいくつも大きな鬼がいた。
変更してグラウンドから抜けようと駆ける。
だが、そのグラウンドのネット、フェンスの上には黄緑色の結界がそびえ立っていた。
「なっ、なんで結界が…!!?」
鬼を街に出さないようにしたのだろう。
これが被害を最小に押さえる最善の行動だったのだ。
人間ではこの結界を抜けることは不可能。
出入りできるのは眷属神のみだ。
「ありえねーだろ!!なんで結界張ってんだよ!!俺が死んでもいいってのかよ!!!」
「うるさい!!」
「綿陽!!テメーこんな鬼の目につくような場所に連れてきやがって!!
ふざけんじゃねえぞ!!」
緑の胸ぐらをつかみあげるが、その顔面に拳をぶつける。
よろめいて数歩下がる。
「うるさい!!あんたが騒ぐから鬼がくるんでしょうが!!」
「っ…!!」
たしかに失策だった。
けれど、緑に不満をぶつけるほど不安だったことも、緑にはわかった。
グラウンドの端から鬼の声が聞こえる。
動物のような下品な笑いに恐怖した。
ネズミのような顔でも二足歩行をし、槍を構えている。
もう一匹は長い耳を持っていて、年老いた老婆のようにひどく醜い鬼だった。
「逃げるよ!!」
声をかけたとたん、生徒はペタンと腰を地面につける。
目が点になり、凝視した。
「もう、無理だろ…あいつら武器持ってるし…」
「それでも…逃げなきゃ…!!」
「鬼は大人5人でやっと撲殺できるくらい強いんだぞ!!?
眷属神がいないのに、勝てるわけ…いや、眷属神がいても、勝てるかどうか…」
「いいから!!早く立って!!」
袖を引っ張って引きずろうとしても、緑自身も腰が抜けそうで、膝が震えて力が入らなかった。
それ以上走って逃げ切る自信もなかった。
迫り来る鬼と、動こうとせず諦める生徒。
緑はぼろぼろ泣き出す。
「っ、う、ううっ…!!」
いっそのこと何かのせいにしたいくらい嫌になっていた。
自分は何も悪くない、悪いことなんてしたことない。それなのにどうして自分がこんな目に遭わないといけないのだろう。
この死の局面に際して今までのことを思い出していた。
少しは救ってくれたっていいじゃないか。
そんな時に、鬼と緑の間に滑り込むように黒い炎が割り込んできた。
矢を飛ばすように二つの黒い火種が鬼に移り、たちまちに燃え上がっていく。
泣いていて、絶望していたのにあっさりとそれは止んで目の前の炎に釘付けになっていた。
炎が反転してこちらを見る。
その瞬間に笑顔が見えた。
「緑、大事ないか?」
改めて、緑は泣き出した。
綿陽家の眷属神、やっさんだった。
不安でたまらなかった心は一瞬で安心して、すぐに抱きつく。
声を上げて赤ん坊のように泣く緑の背に腕を回して優しく抱きしめる。
「よしよし、もう平気だから。
遅くなってすまない。」
男子生徒は、綿陽になぜこんな上位の眷属神がいるのか、また別の不満を抱えた。
凡人に助けられたことも、眷属神がいないと何もできない自分にも、何もかもが不満だった。
「しばらくここにいなさい。
旭もしばらくしたらここにくるだろうから。」
「どこにいくの…?」
涙でびしょ濡れの頬をぬぐい去ってゆっくり告げる。
「中にいる鬼を征伐してくる。
安心しなさい。中にいるのは下級ばかりだから。」
炎が足元から包み、また飛び立つ。
正直なところ、このままどこかに行かずそばにいて欲しかった。
けれどわがままは言えないで、静かに涙の名残を引きずる。
「なんで、あんな強い眷属神…」
「…やっさんは、旭兄ちゃんの眷属神だから」
そこでまたまたやってきたのは旭だった。
「緑!!平気か!!?」
来るやいなや肩をしっかりと掴んで顔を見る。
「だ、大丈夫。
やっさんが助けてくれた。」
「そうか…で、こいつは?」
ギロリとへこたれていた生徒を見下ろす。
「助けた」
「へぇ~……」
今、旭の中でこの男子生徒をブラックリストに追加した。
「でも、どうしてわかったの…?
鬼が来るって、わかってたの?」
警備隊より早い到着に不思議に思っていたことを旭に伝える。
そもそも旭は今はちょうど大学にいこうとする時間帯のはずだ。
「いや、それが突然やっさんが、『鬼が居る!』って言い出して飛び出して…
慌てて追いかけてたらお前の学校だったんだ。
……怪我がなくて安心した…よかった」
静かに、息をつく。
駆けつけてくれて、こんなに心配してくれて、
緑は嬉しくなって口元が少し緩んだ。
夕方頃だろうか。
鬼の処理も終わり、後は警備隊の中の結界に特化した眷属神が結界を強化するのみとなった。
やっさん、旭は警備隊から深く感謝された。
警備隊よりも警備隊らしい活動をしたのだから当然だ。
しかし、下級の鬼の事件にも関わらず想定以上の被害がでた。
死者28名、重傷82名、軽傷5名
もしかすればもっと増えるかもしれない。
そのことにやっさんは心を悩ました。
「…もっと、したいことがあったろうに」
ぽつりと呟いて、肩を落とした。
やっさんだけに限らずほかの眷属神もそんな姿勢だった。
黙祷を捧げるもの、泣くもの、怒りを覚えるもの様々だったがどれも人間を思ってのこと。
改めて、この眷属神の雰囲気と、人間が愛されている空気に緑は微妙な心境だった。
「…やっさん、帰ろう」
手を握る。
「そうだな。父さん母さんも心配してる。
早く帰ろう。」
困ったような笑みをして、やっさんは、そうだな、と答えた。
恋とか愛とかよくわかんないんですけど純愛で、ファンタジーで、世界設定もりもりのものを自己満足で書きたい!と思ってできました。
わけわからないまま、ろくに説明してないのは仕様です。
コメントいただけたら嬉しくて弾けます!
ここの投稿は初めてなので何かアドバイスいただけると助かります…
よろしくお願いします。