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われは ペンギン
われは ペンギン
くろい はね
しろい はら
するどい くちばし
みごとで あろう
だが ヒトは みな
われを あざわらう
とべない とり
ちをゆく とり
こおりが なくば
いきられない と
われを ひりきに みておる
あなどるなかれ
こいも たきを のぼり
りゅうと なった
へびも そらを まい
にじと なった
ならば われは
ほうおうに なって みせようぞ
われは どこまでも とべる
このはね あるかぎり
このいのち あるかぎり
われは あまかける ものに なろう
そなたは いった
われのままで いい と
ひとりぼっち だった われを
だきしめて くれた
わがともよ
われは いまこそ そらへ とびたとう
そうして
そなたと また
さいかいを いわおうぞ
