魔法とは1
途中で気分の悪くなったお客様は、すぐに逃げてください。
筆者の定義
魔法とは、人知の及ばぬ魔の法則によってなしえる事象、または行為。
以下、泥沼な筆者の考察
魔法とは、魔力を消費する場合とカロリーや精神の高揚感・自信等を消費する場合の物語が存在しています。
魔力というのは、現在の読者様方の居る地球では未確認なのはご理解いただけると思います。これが世界に存在するかしないかは、無視する方向で行きます。学校でやった物理のテストと一緒です、細かいことはいいんです、些細なことです。
魔力が存在する場合、魔力を消費して魔法を発生させます。これが基本ルールになります。その上で、魔力とは何かを問題としています。
現実で火を熾すには、可燃性物質に対し酸素の供給と温度を上げる等の方法を取ります。ライターで火をつけた場合、可燃性ガスと酸素が燃焼という形をとります、もちろん熱や光が生じます。
次に魔法で火を起こします。魔力を込めて、魔法という形に成形・成型・整形のいずれかを行い火を発生させます。物語によっては、着火する物質・燃焼する物質が無い場合もあります。
現実で火をつけたら、酸素が消費されます。魔法の場合、酸素を消費しない物語があります。読者の皆様は魔法で酸素を「消費する」・「消費しない」のどちらを支持するでしょうか。現実の物理法則に当てはめると「可燃性物質あり」で「酸素を消費する」です。魔法の場合、火を発生させる場所の物質、或いは空間そのものに干渉していきます。
物質に干渉する場合(可燃性物質あり)
①魔力というエネルギーが発火地点の物質に熱エネルギーを与える場合。発火地点の物質が発火する温度になるまで熱エネルギーを与えられれば、火が点くでしょう。そして火が点いている間、酸素を消費しているはずです。この時、木の枝や松明などが標的であれば魔力の消費を止めても持続的に燃えます。また、魔力を消費して酸素の供給や水素の供給など、火の安定・巨大化を図ると持続的にも消費が発生します、が物理法則外の状態でないので消費は最低限ともいえます(供給方法によっては消費大)。
②魔力で対象物を振動させる等。振動は①に近いともいえるのではないでしょうか。物質の温度は原子の振動で決まるので、ピンポイントで振動を与えられれば温度が上昇します。例とすれば電子レンジの加熱方法です。また、それ以外にも急激な圧縮等の密度の変化でも、一点にかかる熱エネルギーは増大します。ですが魔力というエネルギーを振動に変換したり、移動エネルギーに使ったりと、エネルギーの変換の回数が増えて熱エネルギーに到達します。途中のロスももちろん出ますので非効率的でしょう。消費増ですね。
空間そのものが燃えている場合(可燃性物質なし)
空間に火が発生します。場合によっては触っても熱くありません。まさにファンタジー。物質が燃焼している訳ではないので、酸素を消費しません。光が発生している場合それは魔力を消費しています。熱が発生している場合も魔力を消費しています。というより、魔力で光の波を起こして発光していて、同時にその空間にある物質を振動させて熱を発生させたり、させなかったりしています。魔力消費も倍々ですね。
・この際、発火・燃焼に消費するエネルギーが魔力=カロリーの場合
木の枝や薪1Kg(アカマツの場合)が燃焼する時、3970キロカロリーの熱量が発生するらしいです。一般成人男性の一日の消費カロリーは約2000キロカロリー。間違いなく痩せます。
・この際、発火・燃焼に消費するエネルギーが魔力=精神の場合
上記のデータを使い、精神に影響のある行為を盛り込みます。「笑っている間の消費カロリーは安静時から10~20%増加し、1日10~15分間の笑いは1日のエネルギー消費を10~40キロカロリー増加」らしいので、15分を40キロカロリーと計算します。談笑が1500分。25時間。一日越えてますね。つまり、一日笑っているのと同じくらいのいい気持ちを消費して、松明一本分の熱量を生み出します。鬱直行なのでは。
※地球での状態を、「現実」と呼称しています。
頭がモヤモヤっとした皆様、申し訳ありませんでした。