表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩集③

今、貴女に伝えたいこと。

作者: 桜ノ夜月

僕が貴女に受け入れて貰えなかったこと。


僕が貴女を、こんなにも好きなこと。


すべてはちぐはぐな、不透明な『感情』だけど。



―…ねぇ、先輩。



貴女の事ばかり想い続けて、今やっと解ったことがあるんだ。


こんなに胸が張り裂けそうなほど、貴女の事ばかり思い出すこと。


貴女の事を考えると、僕の思考が『貴女』のせいで掻き乱されること。



貴女を、『護りたい』と思えたこと。



―…愛している、と考えてしまったこと。



ずっとずっと考えていたけれど。



やっと―…やっと、答えを見つけたよ。



僕は、本当に貴女の事が『すき』だったんだ。



―…ごめんね。


―…気持ちは、すごく嬉しかったよ。



あの日の貴女の言葉が、頭の中でずっと鳴り響くのは。



―…僕が、貴女の事が今でも忘れられないからだ。



だから今日も、僕は願い続けよう。


貴女が明日も笑えるように。


何も悲しいことがないように。



―…もしも願いがひとつだけ叶うのなら。



貴女と、貴女の好きな人がずっと永遠に。



生涯、貴女がずっと永遠に幸せに暮らせるように、僕は願い続けるよ。



「…見届けることは、もう出来ないけれど。」



僕は信じ続けるよ。


貴女がずっと永遠に幸せに暮らせると。


僕は信じ続けるから。



―今、僕が貴女に伝えたいこと。



それは、『好きだ』とか、『誰のものにもなるな』なんて、そんなことじゃなくて。



もっと大切で―…。



「…ありがとう。」



貴女に出逢えて、貴女の傍に居られて。



「幸せだったよ。」



嘘偽りなく心から、そう思えるから。



貴女に伝えたいこと。



それは、溢れ出しそうなほど沢山あるけれど。


どの言葉が一番、僕の気持ちにあてはまるのだろう。

気取った言葉なんて、こんな感情を表せる正確な言葉なんて、解らないけど。



―…ああ、でも。



貴女には、感謝の気持ちを伝えたいな。


貴女が僕の傍で、まるで当たり前のように


笑顔で話してくれたあの日々が、心から幸せだったと思えるから。



―…貴女に伝えたいこと。


これは、本当に在り来たりな言葉なのかもしれない。

貴女を、困らせてしまうのかもしれない。



―…もしかしたら、もう貴女には永遠に逢えないかもしれない。



我儘だけど、先輩。



どうか、この気持ちだけは僕に伝えさせて。



貴女に出逢えて、心から幸せだったよ。



貴女を困らせた、悪い僕が貴女に出来ること。



ずっと探していたけれど、やっと見つけられたんだ。


青く澄んだ青空を見上げ、僕は叫んだ。



―…ありがとう、先輩。



―…この先何があったとしても。



先輩。



僕は、貴女の味方だから。


ありがとう、先輩。



ずっとずっと、大好きです。




感想、アドバイス等頂けましたらとても嬉しいです。

ここまでお付き合いくださり、本当にありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ