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セイントレディ:透視される正義の象徴 シーン13
彼女の身体には、まだあの夜の“言葉攻めの残響”が微かに残っている。
「どうしてそれをっ?」
誰かに触れられたわけでもないのに、布の境界線がふっと熱を帯び、
自分でも説明できないざわめきが、静かに肌の奥を揺らす。
それは恐怖でも快楽でもなく、ただ“思い出してしまう”という現象。
本編で語られた出来事の続きではなく、
彼女の身体が勝手に拾ってしまう“記憶のノイズ”にすぎない。
けれど、その微かな気持ちの動揺が、
彼女がまだ完全には自由になれていないことを静かに告げていた。
ep.8 第8話:虚空の標本 レオタードが裏切る胸の愛撫(前編)
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