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8 スタンピードが来るよ。

「俺は魔物に片足をやられて、今は書庫番をさせてもらっている。最後くらいは冒険者として魔物と戦って死ぬつもりだ。」と冷静に言うのだった。


俺はクランに行き、親方にギルドでの情報を伝えると・・「俺は娘と南に逃げるが、お前はどうする?」と聞くのだった。


俺は「冒険者として戦うつもりです!」と答えると、親方は「わかった。縁があったらまた会おう。」と言うだけだった。


<ガラガラ~> <ヒヒーン> <道を開けろ!> 俺がダンジョンに向かうのと反対に多くの市民が街を捨てて逃げて行くところであった。


そして俺は、再びダンジョンに入る。


<ピコン!ダンジョンコアを認識しました。> というアナウンスが安定して質問して来た。


<!ダンジョンを初期化しますか?>と言う声がして【ダイアログボックス】が俺の目の前に浮かんでいた・・ 【Y OR  N】のダイアログボックスを目の前にした俺は「今度はイエスだ!」と言いながらダイアログボックス内のボタンを押す。


<ガタガタ~ガタガタ~> <グラグラ~>と、地面が揺れ始めたのだが、1分程度で収まった。


俺は、自分のステータス画面を出したが変化が無かったので、ダンジョンの操作?については【別画面】の様だった。


<ダンジョンの構築を行います。> <【Dポイント】を確認しますか?> 俺はダンジョン・ポイントとやらが、さらに【別画面】だったので、面倒になり・・「後で、NO!ポチッ」とスキップした。


このダンジョンは【墳墓型】一択の様で、他にも1からDPを使って【天空型】【魔塔型】【フィールド型】も作れるとの事だった。


注意書きには <墳墓型は地下の魔素を利用して低コストでダンジョン運営が可能です。>と、書いてあったので、そのまま墳墓型ダンジョンに決めた。


<ピコン!階層は【オート】【マニュアル】どちらを使いますか?>


と聞かれたが、とりあえず普通のダンジョンでは無く【スタンピード対策】が先決だったので、ダイアログボックスの余白に、『裏の山脈から1000年ぶりに大量の魔物が町に降りて来る、スタンピードが発生するので、当該ダンジョンで食い止められるか?』と質問を入力したところ・・


<ピコン!【オート】→【殲滅型】を選択してください。>とAI?が答えてくれたので、従った。


<ガタガタ~ガタガタ~> <グラグラ~>と、地面が揺れ始めたのだが、3分くらいで収まった。


<ピコン!殲滅型ダンジョンが仮構築されました。マスターの確認をお願いします。>


と出たので、俺は地下に続く階段を降りた。


〇B1 底なし沼(1000メートル)

〇B2 深海(1000メートル)

〇B3 極地(-100度)

〇B3 マグマ(+2000度)

〇B5 砂漠(アリジゴク1000メートル)

ここまで来ると・・<ピコン!B6に安全地帯を作ることをお勧めします。> と表示されたので、俺は【遺跡型】の安全地帯をB6に作ったのだった。


++++++++++++++++++++++


「戻ってきたのか、偉いぞ。そう言えば君の名を聞いていなかったが・・」と俺を見て涙ぐむ門番が居た。


「俺は【サンド】です。冒険者が1人でも居ないと困るだろう。」と答えた。


教会のシスターらとも出会った・・「私達は南方にある【王都】に向かいます。気をつけて。」と言って避難して行った。


<Cランク以上の冒険者は迎え撃て!> <素材が向こうからやって来るなんてラッキーではないか!>


ギルドに戻ると、ギルド長が残った冒険者100名位と、騎士団らしき10名の猛者に激を飛ばしていた。


そんな時・・<大変だ!麓のダンジョンが復活したぞ!>と、冒険者らしき数名がギルドに駆け込んで来たのだった。



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