2 15歳で異世界に転生したよ。
「白い部屋だ・・」俺が目を覚ますと・・<ワイワイ> <ガヤガヤ>と言う賑やかな話声が聞こえた。
「ハイ!それでお願いします。」と言う声が後ろから聞こえたので、俺が振り向くと【透明感のある女性】がニコニコしながら手を合わせ・・昇天?して行ったのだった。
俺は朧気ながらにも「自分はもう死んだのだな。」と、冷静に現状を把握していた。
俺は冷静であり、前世の事などは「どうでも良い」という感じであった。
次に、俺の前外国人?男性がの人が「サンドボックス!プリーズ。」と見えない【何か】に向かって頼んでいた様子だった。
俺はそれを聞いて・・「箱庭か・・自分だけの安全地帯になるし、倉庫にもなるなあ・・良いかも」と思ったのだ。
俺が迷っている姿を【何か】は気づいているかのように、中々俺には話かけて来なかったので、他の人の話を聞いて勉強することにしたのだ。
やがて、俺が慣れて来たことに【何か】気が付いたらしく<君はどうしたい?> と言う声が聞こえたのだった。
【何か】は俺に対して<宇宙開拓の世界、剣と魔法の世界、あなたが生きていた同時代・・どの環境が望みですか?>と聞いたので、俺は一番興味があった「剣と魔法の世界で!」と申し出た。
また【何か】は <勇者、大商人、貴族が人気です>と、提案するのだが・・俺は「平民の村人で大丈夫です」と答えた。
【何か】は、申し訳なさそうに・・<無欲な方ですね。では【ギフト】は何がいいですか?>と言うので、俺は外国人男性の話を思い出して・・
「では【サンドボックス(箱庭)】をいただけましたら幸いです」とお願いしたのだった。
【何か】は・・「異世界は中世ヨーロッパ風の世界であり、争いもあるし魔物も出ます。【サンドボックス】は良い避難場所になることでしょう。」と告げると・・・俺は意識を失ったのだった。
「う~ん」俺が目を覚ますと、そこは【平原】だった。
季節は春なのだろうか?<チュン チュン> と言う小鳥の鳴き声がしていることから、魔物の気配は無いのだろうと、俺は安心して立ち上がる。
たしか【ステータス!】と言えば自分の状態が見える【世界】だったと思い出し・・
「ステータス!」と言うと・・<ブーン>と言う音と共に・・
半透明の画面が目の前に現れた。