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隣の○○さんは俺に○○してくる  作者: 黒薔薇サユリ
第1章

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31 海イベント定番の

2/3

「優くん、ここに居ましたか」

「お、刈谷さん着替え終わったんだ」


軽く青空さんと羞恥心談義をしていたら、着替え終わって水着ショーも抜けてきた、刈谷さんがこっちに来た。


「私、あの集団に優くんいると思って、探したんですから」

「いやー、さすがに俺にあそこまでの熱量はなかったかな」


俺も女子の水着は気になるけど、あそこまでの熱量を出せと言われると難しい。


「隣にいるのは…青空さんですか、おはようございます」

「おはよ〜刈谷ちゃん。水着可愛いね」

「ありがとうございます。青空さんこそ」


2人の水着姿は、元の顔自体、整っているのもあってすごく可愛い。


「優くん、私のに合ってますか?」

「普通にいいんじゃない?ファッションに関して、俺は全く教養がないからなんとも言えないけど」

「別にいいんですよ、そういうのは感覚的なことですから。そこで聞きたいんですけど、私の水着今までで何番目に可愛いですか?」

「あ、それ僕も気になる」


2人の水着か、今までちゃんと見た4人の中でランク付けってことでいいのかな。


刈谷さんの水着は、全員と同じくビキニタイプ。今までと少し違うのは、腕を隠すためか、上に1枚羽織っているというとこだろうか。


「優くん、そんなに私の体をジロジロ見なくたって…」

「いや、刈谷さんが言ったんだからね!?」


そんなことは置いといて、ランク付けか。今まで見てきた全員、顔面偏差値飛び出てるから付けにくいことこの上ない。


でもしいてランクを付けるとすると、考えた感じこうなる気がする。


「刈谷さんは、2位かな」

「え、じゃあ僕1位?」

「青空さんも2位」

「え〜、じゃあ誰なのさ」


なんて言おうか、正直1位の話すると、めんどいことになりそうだし。それでも言うとした時、あの水着をなんと言えばいいのだろうか。


「えっと、1位の水着は…」

「誰なんですか?」

「えっと、男です…」

「優くん…」「ゆうくん…」


俺が男と言うと、蔑むような目で2人が見てくる。別にいいでしょ、現代そういう人もいるんだから。


まあ、実際の1位は黒嶺さんの水着で、男と言ったのは怒られるかもだけど、体格的に男性風なとこがあるからだ。


「もしかして、ゆうくんそっちなのかい?」

「そういう訳じゃなくて、その時見たやつの筋肉が素晴らしくて」

「へ〜つまり、布面積か〜」

「ちょっと、青空さんここ外だから脱ごうとしないで!」


俺の選定理由が、努力賞の布面積だと軽く勘づいた青空さんは、自身の水着を脱ごうとし始めたのでその手を押えて、青空の綺麗であろう球体の出現をおさえる。


ガチな話をすると、水着に努力賞もクソもないけど。こんなことになるなら、カッコつけで「皆俺の中じゃ1位だよ」ぐらい言えばよかった。


「やっとやめてくれた。ほんとに青空さんそういうのやめなよ、最低心に決めた人の前でやるとかさ」

「君はほんとに鈍感だな〜、僕のフィアンセは君なんだから〜」

「それなら、その権限で言うけどやらないで。ほんとに外でそういうのは良くないから。ね、刈谷さん」

「え、あはいそうですね〜」


あ、これ刈谷さんもやろうとしてたんだな。


「ていうか、そもそもゆうくんが1位を男の子にするからだろ〜。普通、女の子に聞かれたら、女の子のみのランキングじゃないかー」


少しむっとしたような顔をして、俺に猛抗議をする青空さん。


「じゃあ、さっきの嘘で、1位は女子」

「じゃあって何さ、じゃあって!」

「いや、男が嘘で女子がほんと。これはマジ」


今更言っても遅いかもだけど、後々何があるかわかんないし先に訂正しておこう。


「つまり、私たちよりも数段上の水着そして可愛さってことですか?」

「たしかに、めちゃくちゃ美人だけど。実際全員1位なんだよ俺の中じゃ。順位つけろって言われたから、付けただけであって」

「でも、僕たち2位じゃないか」


俺にほんとに全員1位なのか、というような疑いの目を向けてくる青空さん。


「違うんだって、1位の子はマイクロビキニで判断しずらかったんだよ」

「マイクロビキニ?」

「やべ」


マジで口滑った。これを言うと、本当に俺が布面積で判断したことになるから、言うつもり無かったのに。


「やっぱ布面積じゃないか。僕は脱ぐ」

「だから、やめて刈谷さんもとめ…」

「あ、」


刈谷さんに助力を求めようと刈谷さんを見ると、刈谷さんも水着を脱ごうとしている。


「まじで、2人とも脱がないで!」


「まっじで疲れた」


2人と格闘すること約10分、どうにか2人の露出を防ぐことに成功した。


「ゆうくんは本当に男の子なのかい?」

「失礼な、俺は健全な男子ぞ」


俺にだってそういう欲はある、ただ純愛が好きで自制の心を心がけているだけという話であって。


「それじゃあ、僕たちを抑える必要ないじゃないか」

「そりゃ、目の前であんなことし始めたら誰でも止めるでしょ」


てか、普通はヌーディストビーチでもないのに、脱ごうとするのがおかしいんだけど。


「とか言ってる間に、水着ショーも終わったみたいだし俺はそろそろ行くよ、ここにいるともっと疲れそう」

「ひどいな〜」

「それなら優くん。日焼け止め塗りません?」

「そう言えば、塗ってなかったな。刈谷さん借りても…」


刈谷さんの言葉で日焼け止めの存在を思い出し、刈谷さんから借りようと手を伸ばしたら、日焼け止めを引っ込められた。


借りれる前提で手を差し出すのは、図々し過ぎたかな。


「優くん、ここ寝てください」


刈谷さんが、座っているレジャーシートの上をポンポン叩いて、場所を指定する。これが狙いだったのか。


「あ、いやーそれなら俺はパスしようかなー」


正直刈谷さんの前で寝るのは、嫌な予感しかしない。


「いいじゃないですか、塗らないと痛くなりますよ」

「それは…」


正直痛いのは嫌だ。俺は日焼け止めなんて、1ミリも考えてなかったせいで日焼け止めは持ってないし。


「背に腹はかえられないか」

「そんなに心配しなくても、マッサージの時みたいに優しくするので」

「それ聞くと、ほんとに信用ないんだけど!?」


一抹の不安を抱えつつ、刈谷さんの目の前に寝そべる。


「それじゃあ、塗りますねー」

「あ、刈谷ちゃん僕も後で塗ってくれよ〜」

「わかりましたー」


俺の背中に直接クリームを落とし、そこから優しく体に塗り広げられていく。


思いのほか、刈谷さんの手つきは優しく安心安全。


「ところで刈谷さん。手がゆっくり俺の水着の中に、入ってきそうなのはどうして?」

「ムラがないように広げてるので自然と」

「へー、でもライン攻めすぎじゃない?」


刈谷さんの手は現在、俺の腰周りにあり水着のウエストギリギリの位置にある。なんなら小指は入ってきてる。


「まあまあ、ムラが出るといたいたいしちゃうので」

「でも、水着の中関係ないよね」


会話中でも、刈谷さんの手はじわじわと水着内に入ってくる。


「いやいや、水着も多少なり透けますから」

「さすがに水着の中はしょうがないし、そろそろいいかなって力強!」


水着に入ってくる刈谷さんの手を抜こうとしたら、刈谷さんはものすごい力で抵抗してきた。


「いいじゃないですか、臀部くらい」

「さすがに無理だって、セクハラセクハラ!」


刈谷さんにセクハラを訴えても、全く力が弱まる気配がない。


「青空さんヘルプ」

「え〜?僕は眠くなってきたよ〜」

「え、ちょっと」


こんな状況で眠くなることあるかよ、たしかにパラソルの下、潮風とかもあっていい感じの気温だけど。


「まじで、刈谷さん離して」

「まあまあ、私に身体を任せて」


ギリギリ俺と刈谷さんの力は五分なのか、刈谷さん手の侵入は防げてはいる。けれどこのままやってても、いつか俺が疲れて刈谷さんの手が奥まで侵入してきてもおかしくはない。


「マジでストップ!力抜いて」

「優くんこそ、力抜けばすぐですから。それにこれ夜這いじゃないですし」

「そこじゃないでしょ!」

「ゆうく〜ん電話来てるよ〜」


眠たそうに俺に報告する青空さん。この人は俺が何されてるか、わかってんのかな。


「まあいいや、青空さんスマホ取って」

「は〜い」

「ほら、刈谷さん電話きたから」

「しょうがないですね」


電話をが来た証拠を見せると、潔く手の力を緩めてくれた。


「はい、もしもし」

「優、お前どこにいんだ?探しても見えないんだけど」


電話の主は夜梨、おそらく俺が寝そべっていて夜梨の位置からだと俺がパラソルとか、刈谷さんに被って見えないのだろう。


「俺、そっち行くわ。場所どこ?」

「女子更衣室前」


そう言えば、いつの間にか歓声がやんでるな。


「わかった、すぐ行く。て、ことなんで、俺は行くからね」

「優くんちょっまつてください」

「なに、日焼け止めならもう塗らないよ」

「まあ、日焼け止めなんですけど。まだ背中にしか塗ってないから、一応全身に塗っといてください」


刈谷さんが手を出してとジェスチャーをしたので、手を出すと手のひらに日焼け止めクリームを出してくれた。最初っからこうすれば良かったのでは。


「終わったかい?じゃあ、刈谷ちゃん僕にも塗ってくれよ〜。あ、ゆうくんでもいいよ〜」

「それ言う暇あったら、さっき助けて欲しかったんだけど。それじゃ俺行くから」


なんとなく、日焼け止めクリームを全身に塗ってから夜梨の居る、女子更衣室前へと向かう。


砂浜は熱い。


「青空さん、ひとつ聞きたいことがあるんですけど」

「なんだ〜い。別に僕のことなら、なんでも聞いてくれて構わないよ〜」


優が居なくなったパラソルの下で、青空の背中に日焼け止めクリームを塗りながら話す刈谷。


「青空さんってもしかして優くんのこと…」

「うん、好きだよ〜。なんなら大好き」


全くどうじることなく刈谷に答えを返す。


「結構普通に言うんですね」

「まあね〜、どうせゆうくんは気づいてないしね〜」


青空の優への愛は、優自信が自分をからかうためと受け取っているため、適当にあしらわれるか無視させるかになっている。


「それなら、ちゃんと言えばいいのに」

「どうせ無駄じゃないかな〜。そう言う刈谷ちゃんは?」

「私も好きですし、ちゃんと伝えてますよ」

「それはすごいな〜」


2人は好きな人を発表しているというのに、全く緊張などすることなく落ち着いて、ただの世間話のように話している。


「それにしても、ゆうくんも幸せだよね〜。僕たちみたいな可愛い女の子に好かれて」

「私は分からないですけど、そうですね。でも…」

「大変だよね〜」「大変ですね」


2人が今まで見てきた中で、優のことが好きそうな人を思い浮かべ少しため息を着く。


「はい、終わりましたよ」

「ありがとね〜。それじゃ、僕たちも遊びに行こうか」


刈谷の手を引っ張って、海の方向へ走り出した青空。

青空に手を引っ張られ、少し驚きながらも笑いながら海へ行く刈谷だった。

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