表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界マイフレンド  作者: ゆう
メインストーリー
88/190

オムライス

一部見にくいかも…

さっき書き終わったところだから、多少は許して


あと、閑話です

 今はお昼の時間帯、俺たちの目の前にはオムライスが並んでいる。


 そして…


 「どうかしら?」


 そんな声が聞こえてくる。


 オムライスを口へと運ぶ。そして…


 「おいしい…。」


 そんな声が聞こえてきた。


 ほっ


 安堵のため息が聞こえてくる…


 ママさんの。


 ははは。ママさんのだ。家の母さんの料理がおいしいわけないからね。今まで食べたものは、苦いしか記憶にないくらいだし。


 今日は週に何回かある食堂が休みの日で、今日のお昼ご飯をママさんが作ってくれた。そして、その料理を最初にパパさんが食べてさっきの感想を口にした。ママさん的には目標はパパさんみたいだからね。


 「あーん。」


 パパさんの次にミーケも料理へと続く。スプーンでオムライスを掬って、自身の口へと運ぶ。そして、食べる。


 「ママおいしいっ!」

 

 ミーケが何度か咀嚼してから、ママさんへと感想をそう口にした。


 「あら、ほんと?」


 「うんっ!」


 「あぁ、ほんとにおいしい。」


 俺たち家族とは違う卓にいるミーケ卓で、そんな和やかな会話が進む。うん。幸せそうだ。


 そこまでの会話を見届けたところで、父から声が聞こえていた。


 「じゃー、俺たちも食べるか。」


 「ええ、そうね。」「うん。」


 父の言葉に俺と母さんはそう返事してから、オムライスへと向かう。


 柔らかい卵に、バターの効いたチキンライス…


 おいしい。


 お店で出てくるレベルまでかは分からないけど、家庭で出てくるにしてはかなりレベルが高いと思う。


 「おいしい!」


 俺はオムライスの感想を口にまで出した。俺としては、それくらいにおいしかったからだ。


 「ほんとな。」


 父からもそんな言葉が返ってくる。


 「ね。」


 俺と父はそんなやり取りの後、母さんの方へ視線をやる。食べた後、何も言わない母さんが気になったからだ。俺と父で母さんを見つめる。


 母さんは、目を閉じて口の中に入っているオムライスを何度も咀嚼している。かなり真剣に味わっているみたいだ。どことなく、風格を感じる。まるで審査員か何かのような。でもこの人…、料理激下手なんだけどね。


 そんな母さんが穏やかに目を開いた。しっかりと味わい終わったみたいだ。


 そしてゆっくりと口を開いて…


 「悪くはないわね。」


 そう口にした。


 誰目線なんだろう。なんで上からなのか、すごく気になる。


 いやまぁ、味にうるさい母さんが満足したのなら、ママさんのオムライスはやっぱりおいしいのだろう。なんか、違和感を感じるけど。


 「お、おう。」

 

 父も少し戸惑いながら、母さんの言葉にそう返した。ただ、父の言葉に母さんは何も返してこない。


 「かーたんがこの評価なら、やっぱりおいしいってことだよね?」


 「そ、そうだな。」


 俺と父は取り繕うように会話を続ける。でも、母さんはずっと無言でオムライスを食べてるだけだった。


 なんだ、この人…。




 「ルシアさん…、どうかしら?」


 皆でオムライスを食べていると、ママさんがこっちのテーブルへとやってきて、母さんへとそう尋ねた。


 俺と父は二人そろって、母さんの方を見つめる。オムライスはおいしい。だけど、母さんが何を言い出すか分からなかったからだ。


 俺と父、それにママさんが見つめている中、母さんはなかなか返事をしない。ずっと、オムライスだけを見つめたままだ。


 何を言い出すかわからない、母さんにはそんな恐ろしさがある。


 だから、俺と父は変な緊張感を持ちながら母さんを見つめ続ける。


 ただ、母さんは返事を口にしない。


 だから…


 「おいしいよな?な?ルシア…」


 父が緊張感に堪え入れず、母さんへと共感を求めた。


 「そうだよね?かーたん…」


 そして、俺も…


 この空気が苦し過ぎた。


 ただ、母さんからはそれでも返事がない。


 もう、緊張感だけでなく空気まで痛い。


 そんな時間に少しの間耐えて、ようやく母さんが言葉を発した。


 「おいしいわ。」


 そんな一言を。

 

 ふー。良かった。変なこと言い出さずに。


 身体の脱力を感じる。無駄な疲労がすごい。ほんと、無駄な疲労が…。

 

 そんな中、ママさんの声が聞こえてきた。

 

 「ほんと?」


 嬉しそうな声が。


 「ええ、ほんとよ。」


 ママさんの言葉に母さんがすぐにそう返す。


 さっきの緊張感、ほんとなんだったの。


 ただ、母さんの言葉はそこで終わりじゃなかった。


 「まずチキンライスは、ご飯にむらなくトマトケッチャプが均等に混ぜられていて、そこにちゃんと溶かしたバターの濃厚さが下地に加えられているから、お米だけでもおいしいわ。しかも、そこに一緒に炒めたお肉の肉汁と適量の塩コショウ…、これがいいアクセントになっていて、チキンライスだけで間違いなく絶品だわ。そして一番の評価ポイント、オムレツでいいかのかしら?そのオムレツがね、しっかりと肉厚なのがほんと素晴らしいわ。口に触れるだけで揺れる優しい触感…、もうほんとに素晴らしいわ。味付けもちょうど良く出来ているしね。そしてチキンライスの少し濃い味付け、それを卵で中和させることで見事にチューニングしきっているわ。今まで食べた中で一番おいしいオムライスかもしれない。きっと、オムライスだけならダビーを越えたんじゃないかしら。」


 長い…。長いよ、母さん…。オムライス一つにここまで語る?

 

 というかさぁ…


 なんで、こんなに感想言えるのにこの人…、自分のご飯は炭なのに。そこまず教えてよ。

 

 はぁー


 俺が色々と思っていると、ママさんの嬉しそうな声が聞こえた。

 

 「良かったわ。」


 そんな言葉が。

 

 なんだろう。ちゃんとママさん喜んでいるけど、うちの母さんのあほさで、無駄に温度差感じるんだけど。なんか素っ気なさすぎて、ママさんの方がおかしく見えるんだけど。


 「えぇ。」


 そして母さんも満足そうにそう返した。


 ははは、なんだこれ?



 

 ママさんが向こうのテーブルへと帰って行く。


 そしてすぐに…


 「ママー、今日の料理ほんとにおいしかったよ!!」


 ママさんへ向かってミーケがそんな言葉をかける。


 「あぁ、本当においしかったよ。」


 それにパパさんが続く。


 その二人の言葉を聞いて、ママさんはすごく嬉しそうにしていた。


 そして…

 

 そんなミーケ家のやり取りを母さんがじっと見つめていた。


頑張った…

料理の感想とかそんな出てこないよ


あっ、あと、この話のフラグたぶん今月中に回収します

たぶんね

まだ、書いてないし

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ