早朝 目が
目が覚めた、けどいつもと違う。自分の部屋の自分のベッド、いつもとおんなじはずだが、何かが違う。それは部屋の明るさだった。いつもだったら窓から太陽に光が差し込んできていて、部屋の中に爽やかさがあるのだが、今日は違う。部屋の中が混沌としている。きっとまだ真夜中の時間帯なんだろう。俺は覚醒しきっていない頭で、そんなことを感じ取っていた。
今何時なんだろう、俺はそう思って、時計があるはずの場所を見るも、まったく見えない。どうやら今は、月の光も差し込んで来ていないみたいだ。
まだ寝ててもいいよね、そう思ったとき、
ビュー、ガタガタガタ、ガタガタガタ、ゴンッ、ガタガタガタ、ゴンッ。
という物音が窓からしてきた。風強っ、だから起きたのか。風の音を認識してからは、すごく風の音に意識が割かれる。別に風の様子を気にする必要もないし、風が止むのを待つ必要もない。でも何故か、風と何かが風とぶつかる音を聞いてしまう。
真っ暗な天井を見ながら風の音をぼんやり聞いてきたら、段々と眠気がやってきた。寝るか、そう思って瞼を閉じる。段々と意識が落ちていく。そのタイミングで”ゴンッ”という物音がした。
「………」
寝れない…。落ちようとしていた意識が風に引っ張られた。
イラっ。
風に、自然にイライラしてもしょうがないのはわかってる。でも、するもんはするんだからしょうがないじゃん。
ふー。
落ち着け、落ち着け。イライラしたら確実に眠れない。落ち着け。俺は心にそう念じる。心に何かが溜まっている気はするもののなんとか落ち着く。そしてまた意識を手放すことに集中する。段々と意識が落ちていく。
ビュービュー、ガタガタガタ。
落ち着け。
ビュービュー、ガタガタガタ。
落ち着けよ。
ビュービュー、ガタガタガタ、ゴンッ。
「………」
ビュービュー、ゴンッ、ゴンッ。
うっせーーなぁ。なんで段々と音でかくなってんだよ。こっちとら今から寝るんやから、黙っとけや。
………………………
黙るんかいっ!なんで今なんやっ。もう少し前だったら寝れたのに。あー、あー、あー、あー、あー。
ふー、ふー。
落ち着け、落ち着くんだ、ルート、落ち着け。ちゃんと寝なかったら明日がつぶれるぞ。
俺は心を制す。大丈夫、大丈夫だから。寝れる、お前なら寝れる。心に暗示をかけ、俺はゆっくりと意識を手ばしていく。
「………」
……………………
「………」
……………………
「………」
……………………
寝れない…。あー、もうこれ確実に目覚めたやつやん。”風”君のせいやからなっ、俺の目が覚めたのっ。責任取ってやっ。
……………………
人、起こすだけ起こして、風君は相手してくれないらしい。気まぐれやなー、風だけに。
……………………
「………」
俺は閉じていた目を開く。そしたらさっきまで暗かった部屋がほんのりと明るい。窓の外を見ると、奥の空は明るく、山に隠れてはいるが太陽の光がすべてを照らそうとしているのが分かる。
ははは、もう朝か…。
もう起きるか。
俺は窓に体を近づけ、朝焼けを眺める。町並みはまだ暗いのに、空は明るい。アンバランスな景色がいい。まるで、空の美しさを強調しているようだ。これはこれで、夕日とはまた違ってきれいだ。この景色を見せてくれた風君にお礼しなきゃな。
なんて思うわけねぇだろっ!おかげで眠いわっ!!!
ふざけてる自覚はあります
ちなみにこれを書いた数日後にXの通知で作者は寝れなくなった日がありました
即、Xを通知オフにして、今もそのままです
明日10と18に




