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異世界マイフレンド  作者: ゆう
メインストーリー
34/190

ダイエット宣言 私も

一昨日の31話を読まれてない方は、できればそこから読んでいただければ幸いです。

 昼食も終わり、お昼過ぎの時間。俺と母さん、ミーケの三人で自宅へと帰ってきていた。いや、ミーケが帰ってっていうのはおかしいけど。


 「ねぇ、おばさん…」


 「なーに?」


 三人で、俺ミーケ、母さんと別のソファに座ってゆったりしている時に、ミーケが母さんへと話しかけた。


 「今、おばさんがダイエットしてるって聞いたよ?」

 

 「そうなのよ~。」


 してるのか?


 「やっぱり、大変?」


 「すっごく大変よ。でも痩せるためなんだから頑張らないとね。」


 大変?何が?いつも通りに過ごしてるだけでは?頑張るって、何を?


 「そうなんだー。おばさんすごいね。」


 「そんなこともあるわよ。」


 おー、おー、何か自分で言ってるよ。もうちょい、何か頑張ってから言いましょーよ、お母様。


 「私もダイエットとかした方がいいかなー?」


 少し悩むようにミーケがそんなことを言い出した。5歳でダイエットって早すぎないか?ませ過ぎだろ。


 「ミーケちゃん、ダメよ。」


 おっ?


 「なんでっ!?」


 ミーケとしては母さんからの返しが思ったものじゃなかったのか、彼女が不満を込めた驚きの声を上げた。


 「それはね、大きくならないかよ。」


 か、母さんがまともなこと言ってる!?


 「そーなんだ…」


 「そーよ。」


 「でも、彼氏より大きいのも嫌だから、そんなに大きくなくてもいいんだけど…。」


 ミーケが俺の方をチラチラと見てくる。一応言っとくけど、まだ彼氏でも何でもないからね。


 「違う、違うのよ。」


 母さんが顔を横に振る。論点はそこじゃないのよというのが伝わってくる。


 「何が違うの?」


 「それはね、ここの大きさよ。」


 そう言って、母さんが自分の胸を手で上から押さえた。あぁ、なるほど、そこね。


 「おっぱいかぁ。」


 ミーケもちゃんとわかったようだ。というかいきなり気まずいんだけど。なんで俺が目の前いるのに始めるの。母さんももう少し気遣ってよ。


 「そうよ。ここが嫌いな男なんていないんだからっ!」


 「ルートも?」


 ミーケが母さんに尋ねる。逃げだしたい。でも俺がいないところで何か勝手なことを言われるのも嫌だ。


 「当たり前じゃない。」


 ほら。

 

 「そうなのっ!?」


 ミーケが驚きの声を上げた後、隣にいる俺の方に顔を突き出してくる。


 「ねぇ、ほんとなのっ!?」


 彼女の瞳が俺だけを捕らえる。逃げることも嘘をつくことさえも許してくれない。


 「そこそこには…。」


 うぅ…。恥ずかしいよ。


 「ほらね。この前だって、出かけてる時に大きな女の子に目を奪われてたんだから。」


 はっ!?


 「そうなの!?」


 「そうよ。」

 

 女二人が勝手に話を広げていく。ちょっとだけ見ちゃっただけじゃん。良いじゃん、それくらい別に。


 「ルート、ほんとっ!?」


 ミーケが不機嫌な気持ちを込めて、こちらを責めた目つきで見つめて…、睨んでくる。


 う…。


 「はぃ…。」


 ちょっとだけだったのに…。

 

 「っ!? なら私ダイエットなんてしないっ!!」


 なんだろ。良いほうに流れてるはずなのに、無駄に精神が削られていくような…。


 「そうよ。子供なんて、ダイエットするものじゃないんだからっ!」


 あんたはするなら、しろよ。クソがっ!


 「うんっ!」


 ミーケが気持ちのこもった良い返事をする。


 「で、おばさん…、どうしたら大きくなるの?」


 「それはね…」


 母さんが溜める。ここが重要なんだからって、強調するように…。


 「ストレスを溜めないことよ。」


 またそれかっ!いやこの場合は正しいんだけど。


 「どうすればいいの?」


 新しくできた小さな生徒が尋ねる。


 「そう、自然体でいることなのよ。」


 「なるほどっ!」


 「しかもこれには、ダイエッの効果もあるのっ!」


 ………。

 

 「えっ!? すごい!!」


 「でしょ?だから二人で目標を達成しましょ?」


 ………。



 

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