表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生しても、現代社会じゃ魔法は要らない子?!  作者: 極楽とんぼ
大学3年

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

930/1409

邪魔。

「なんかさぁ、こう前の車両よりも車高を高くできる仕組みがあれば良いのに。

うっかりトラックの後ろになると前の状態が分からないから、車が多くてちょっととろとろ運転で車間距離が無い時にずっと気が抜けなくて疲れる〜」


今回の諏訪訪問は私がもう少し運転に慣れる練習にもしようと言う事で、私がバンを運転している。

トラックが多いと大変だと碧が言ったので日曜日に移動する事にしたのだが・・・確かにマジでトラックの後ろって疲れる。


「だよねぇ。

まあ、さっさと左のレーンから移動して真ん中の車線に行けば、後は比較的楽だと思うよ。

合流地点とかじゃ無い限り急な割り込みとかもあまり無いし、信号や駐車している車を避ける為の車の動きとか、突然止まるタクシーとかも無いから都心の一般道より楽だし」

碧が慰める様に言った。


今まで碧が運転していた時って、トラックが前にいるとちょっと圧迫感があって嫌だな〜と思っていた。だが自分で運転するとなると、前にトラックが走ってるとその前の様子が見えないから気を抜けなくて疲れる事が判明。


運転中って自分の前の車だけでなく、そのずっと前の車の動きも見つつアクセルの踏み込み具合を調整すればブレーキも殆ど踏まないで済むし車間距離も適時調整できる。だがトラックが前にいると前方がどうなっているか全然分からないから、只管トラックの後ろを走って前でブレーキランプが点いたら自分もブレーキを踏むって感じで凄くストレスを感じるんだよねぇ。

車高の高いSUVも邪魔だけど、あれはまだガラスが黒塗りになっていなければ車の前も少しは見えるんだけど、トラックは絶望的だ。

マジでトラックの上から前方を見渡せる道具でもあれば良いのに。

小さめとは言え車高の高めなバンも普通の自家用車にとっては邪魔なんだろうけどね。


トラックの運ちゃん達の仕事って大変だと思うし、自分が買い物する時は週末だろうと届けて貰えると嬉しいが・・・日曜日はもう道路からトラックの姿を消してくれって感じだ。


「これでも日曜日はトラックが少ないってことは、平日だったらどんな事になっているか想像するのも嫌だね」

今でもそれなりにトラックが走っていて邪魔なのに。


「その代わり運転慣れしていない一般人も殆ど居なくて危ない割り込みとか変ないちゃもんつけそうな運転手も少ないから、そう言う意味では安全だよ」

苦笑しながら碧が指摘した。


そっか、危険な煽り運転のせいで交通事故に遭って誰かが亡くなったなんてニュースって週末が多かったね。

被害者は週末に家族で出掛けた際にヤバいのにうっかり関わっちゃって酷い目に遭ったんだなぁって思っていたけど、考えれみたらそう言うサービスエリアで注意されたり何処かでの割り込みや追い越しでキレちゃって煽り運転をしてくる様な狂った人間も、普段は仕事があって平日は働いているのか。


煽り運転をしながら絡んでくる様な頭がおかしい人間って職場でも迷惑な野郎なんだろうけど。

少なくとも注意したら突然キレてこっちを殺しに掛かってはこないだろうが。

まあ、現実的な話として誰かを殺したら刑務所に入れられるんだから、煽り運転をする様な人間も意識的に被害者を殺すつもりは無いんだろうけど・・・ああ言う連中は一体何を考えているんだろ?


車から降りろって脅すタイプも居るらしいが、降りてきて殴ったら傷害罪でやっぱ逮捕されると思うんだが。


かっとしたら何も考えられなくなるバカ?

そう言う連中って一体何処から湧いてきたんだろ?

昔はそう言う変なのは暴力団にでも入って闘争で死んでたか逮捕されてたのかね?


暴力団に対する法律が厳しくなって頭がちょっとおかしい暴力的な人間が暴力団に入らずに、半グレになって行き当たりばったりな犯罪行為を行ったり、煽り運転をして一般運転者に襲い掛かったりする様になったのだろうか?


単に昔は煽り運転の被害に関してニュースで報道されて無かっただけなのかもだけど。


どちらにせよ、迷惑だね。

まあ、取り敢えずはトラックにぶつからずに無事に諏訪まで辿り着くことに集中しよう。


「あ、サービスエリアだ。

そろそろ入ってちょっと休憩しようよ」

碧が提案してきた。


「そだね〜」

お茶でも飲んで。トイレ休憩としよう。

街中だったら信号待ちの時にさっとドリンクを飲めるんだけど、高速ってそれが出来ないんだよねぇ。

ストロー付きのカップでも持ってくれば別なんだけど、あんまり飲んで万が一渋滞に巻き込まれた時にトイレに切実に行きたくなったりしたら困るから、飲む気もイマイチ起きない。


「そろそろ暑くなって来たから、車のエアコンは切らずに交代でトイレに行って飲み物も買って来よう」

碧が言った。


「うん。

中での休憩の為に源之助をキャリーケースに入れて連れて行くのも微妙だけど、日向にある車の中って5分か10分で熱中症になるぐらい高温になるって話だし、その方が安心だね」

5分で帰ってくるつもりでも、トイレや売店で行列になってて遅れたせいで源之助が体調を崩したりしたら困る。


と言うか、サービスエリアってペット連れ込み可なのかな?

まあ、犬だったら連れて行きたがる人が多そうだし、マジで暑かったら死んじゃいそうだからオッケーな可能性も高いけど。


・・・どうなんだろ?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] >日向にある車の中って5分か10分で熱中症になるぐらい高温になる これだけ科学が発達しているんだから そろそろ遮熱位出来てほしいものです
[一言] >かっとしたら何も考えられなくなるバカ? そう言う連中って一体何処から湧いてきたんだろ?  何百万分の一以下で起こるような先天的な脳の異常でない限り、そういうのは学習の問題なので、今も昔も…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ