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転生しても、現代社会じゃ魔法は要らない子?!  作者: 極楽とんぼ
大学4年

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家族同伴??

「おぉ?

 蓮君も去年1級に上がったんだって。

 ……こないだのパーティーには居なかったよね?」

 昇級祝いのパーティーは年に一度だと思っていたけど、違ったっけ?


「術師の家系の父親が早く亡くなったんだったら、一般家庭の母親や蓮君はあのパーティーがどういう意味を持つか、知らないんじゃない?」

 碧が指摘する。


「あ〜、確かに。

 父親側の親族と会いたくないって言っていたし、それもあってパーティーの出席は辞退したのかもね」

 ちゃんとした服を着ないと馬鹿にされるし、家族の生活を支えている(少なくとも手伝っている)身としては、タキシードを買うのも借りるのもお金の無駄に思えたんだろうなぁ。

 20歳前の男性だったらまだ肩周りとかが変わって服が着れなくなる可能性が高いし。

 女性だったら子供でも産むとか体重管理を怠けるとかしない限り、体型の変化は18歳ぐらいで止まっているから、頑張っていればドレスを買っても着れなくなる事はない。

 流行遅れになって着れないってケースは多そうだけど。


 私はシンプルなブラックのドレスであまり廃れとかが無さそうなのを前回買った。新しいドレスを探しに行ってもそれほど満足できるのに行き当たらなかったので、今回もそれを着ようとしたのだが……碧にせめてジャケットかショールで少し違いをつけろと言われてしまった。

 同じ業界の人間が出るパーティーで2回連続同じドレスを着るのは笑い者にされるって。


 数年前に大して興味がない他人が着ていた服なんて、覚えているかね?

 まあ、白龍さまの愛し子と組めるなんて幸運に恵まれて妬ましい!とか思っている連中が粗探しをする為に覚えている可能性はあるか。


 私って自分がそれ程他人の服に興味がないから、他人がどれぐらい昔のドレスを覚えているか、分からないんだよねぇ。


 今回はだからレースのショールっぽいボレロを買って、黒いドレスの上に羽織って誤魔化した。

 誰からも下のドレスが前回と同じねと突っ込みを喰らわなかったので、バレなかったと期待している。


『昇級おめでとう!

 ちなみに最近は決まった誰かと組んで仕事しているの?』

 チャットアプリで尋ねる。

 前回会った時はまだ未成年だったから、各依頼ごとに違う大人と組まされて一緒に仕事に行くことが多いと言っていた。

 依頼次第では一人で行くとか、退魔協会の職員が同行する事もあったようだが。


『今まで組んだ人でずっと一緒に働いても良いかなと思った人は一級術師になった時に連絡したらもう相手が決まっているとか、地方に引っ越していたとかでダメだったから、まだ決まってないんだ』


 ふむ。

 つうか、突発的に組んで仕事をする事が多かったって事は、成人男性の退魔師でもずっと一緒に組んで働ける人と出会えなくて、案件ごとにもう一人別の人と組んで仕事する事も多いみたいだね。


 女性もそう言う働き方が出来ないのかな?

 それとも変なのに当たって、身の危険を感じた谷敷さんが拒否したか。


『実は、こないだ一級術師になった一般家庭出身の26歳の女性が相棒を探しているんだけど、興味ある?

 ちなみに、「セクハラしたら殴っていい事」が条件だから、何がセクハラなのかは彼女なりお母さんなり妹さんなりに聞いておく方が良いかも』

 ちゃんと母親や妹と話す、家族を大切にする人だったら、一緒に働く相手にも『母や妹にやられたら自分が許さない行動をしない』って考えて動けば大丈夫だと思うけどね。


 とはいえ、世の中のセクハラ親父達だって皆母親から生まれてきた筈なのだ。

 ああ言う連中って、自分がやっているセクハラを自分の母親や娘に他の男がやっても平気なのかね?


 マジで価値観が理解できない。


「どうだって?」

 碧が聞いてきた。


「相棒探し中みたいだから聞いてみたんだけど。

 既読になったけど返事が無い。

 家族に相談してるのかな?」


「女性と働くよりも男と組む方が気楽って思ってるかもねぇ。

 どうせ業界内で働いている術師は男の方が多いし」

 碧が指摘する。


 確かに、同性の方が着替えとか宿泊とかで気を使わなくて済むし、言動がセクハラ扱いになるかどうかも気にしなくて済む。

 態々異性の年上な女性と組む必要はないと思うかも?


『一度会ってみて良いかな?

 あと、何か理由をつけて妹も同席出来ると思う?

 女性の人柄の見極めは、妹の方が上手いんだ』


「お。

 返事が来た。

 一度会ってみたいけど、妹さんも同席させて相手の人格を見極めさせたいって」

 これってちょっと重度なシスコンっぽく見えない??

 まあ、その方が谷敷さんは喜ぶかもだけど。


「おばさんならまだしも、年上のお姉さんじゃあ良いように利用されるかもって家族に心配されたのかしらね?

 もしかしたら、退魔師として働いている間にショタコンな女性術師にちょっかいを出された事があるのかも?」

 碧が指摘してきた。


 うわぁ。

 確かに、女性は可愛げのある若い坊やにセクハラもどきなちょっかいを揶揄い半分にやっても許されると思うかも。

 セクハラって男に対して女性上司が行う事もあると言うしねぇ。

 痴漢の冤罪騒ぎを起こして楽しむ女もいるらしいし。


『相手に聞いてみるね』


 さて。

 谷敷さんはどう受け止めるかな?


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― 新着の感想 ―
セクハラは男女関係なく有りますよね
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