表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生しても、現代社会じゃ魔法は要らない子?!  作者: 極楽とんぼ
大学4年

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1474/1526

横の繋がり?

「どうだった?」

 コースの料理を食べ終わり、やっと祝賀会を逃げ出して帰途につきながら碧に尋ねる。

 なんか碧のオーラがささくれている感じがする。

 私の方は不快だったと言うよりは、ちょっと空気が重かっただけでそれほど酷い食事会ではなかったんだけどね。特級術師になったお陰か、前回よりは見下されてる感が少なかったし。


 それに、黒いジーンズにジャケットと言うのは悪くないアイディアだよね。

 靴はちょっとお洒落っぽいハイキングシューズを履き、長靴を亜空間収納に入れておけばいいと思われる。

 真夏は流石にもっと涼しげな格好じゃないと厳しいけど。


 一番暑い時期は出来るだけ仕事を減らそうかなぁ。

 それこそ、諏訪に7〜9月の間は滞在してあっちから行ける範囲の仕事だけ受けるって言うのもありかも?

 諏訪の方が東京より少しは過ごしやすい、筈。

 どうせ2カ所で生活するように物を揃えて家賃も払うんだし。

 ありだよね。

 まあ、諏訪からだと東京発なら新幹線に乗って1日とか一泊二日とかで行くような仕事が厳しいだろうから、退魔協会から嫌がられそう。東京を『行ける範囲』と見なされて、都内の仕事が多かったら暑い上に移動距離が増えるだけでデメリットの方が大きくなる可能性もある。

 まあ、そこら辺は暑くなってきたら要相談ってとこかな。


「なんかもう、最低!

 6人テーブルで4人が男で、全員独身、奥さん募集中って事で散々アピールされまくった。

 もう一人の女性も旧家の娘だけど家から離れている人だって言っていたけど、そちらも色々声を掛けられてウンザリしてたわ。

 本当に退魔協会のパーティって頭の古い連中との合コンもどきで迷惑!!」

 碧がイライラしながら吐き捨てるように答えた。


 あらら〜。

 私よりも本気で狙ってる男どもが集められてたみたいね。

 私のテーブルにいたのは全員独身だけど結婚と子供はまだ良いやぐらいな感じだったから、最初の出産関係の話で空気が重くなった以外は極端には問題はなかったからね。

 それともぽっとでな雑種は妻には要らないけど、特級術師に愛人契約の誘いは流石に無いとそっち方向で声を掛けてこなかったのか。

 その点碧は歴史のある家だから旧家的にもオッケーで、結果的にウザくなったんだろうね。


「なんか退魔協会が一生懸命作ったマッチングアプリ、顔合わせをしても直ぐに男側の親から子供をいつ産んでくれるんだ?!って圧が強すぎて、若い女性から避けられているみたいね。

 お陰で切実に子供が必要な男どもが益々必死になってるのかも」

 必死すぎると却って女性側からは引かれそうだけど。


「面倒な旧家の親が、口も顔も出さないで金だけ出すって約束すればまだマシだろうにね」

 碧が皮肉っぽく笑う。


「ジェネレーションギャップってやつで、子の心親知らずってところかな?

 子と言うよりは子世代って感じだけど。

 今の親世代だって子供を産む道具みたいな扱いされて不快な思いぐらいしてそうなもんだけどねぇ。

 何でそれを忘れて子世代の圧力を掛けているんだか」

 バカだよね〜。

 まあ、確かに放っておいたら子供達が楽な方に流れて『孫は一人か二人、ギリギリのタイミングで』なんて事になりかねないけど。

 旧家の男だったら愛人を囲って子供を余分に産ませてるんじゃないのかね?

 まあ、今だったら良い避妊薬が手軽に手に入るみたいだから、愛人もそう簡単に子供を産んでくれないのかもだが。


 そんな事を話しながら家に帰ったら、祝賀会で会った谷敷さんからチャットが来ていた。

 業界内の横の繋がりも大切だから!と押し切られてIDを交換したんだよねぇ。

 男性陣も含めて全員で交換したのだが、ウザい連絡が来るようだったらそっとブロックしておこっと。


『ちょっとご相談したいことがあるので、今度お茶でもご一緒できませんか?

 美味しいケーキとお茶が出るところを知っているんです。

 藤山さんもよろしかったらご一緒にどうぞ』


「う〜ん」

 チャットを見て思わず唸る。


「どしたん?」

 碧が聞いてきた。


「祝賀会でテーブルが同じだった女性が、美味しいケーキのある店を知っているからお茶でもご一緒しませんかって。

 碧も良かったらどうぞだってさ」

 業界内の横の繋がりもあった方が良いだろうとは思うけど、この頻度で会うほどの近い繋がり要らないんだけどなぁ。


「私はご遠慮しとくわ。

 凛が行きたいならどうぞ?」


「特に行きたい訳じゃないけど、最初の誘いを断ったら縁が切れそうな気がする。

 別に切れても良いっちゃ良いんだけど」


「何を話したいのか、聞いてみたら?

 雑談だけだったらその為に会いに行きたいのか考えればいいんだし、何か向こうが頼み事があるなら内容を知ってから考えれば良いでしょ」

 碧が指摘する。


「そうだねぇ」

 取り敢えず、聞いてみるか。

 正直に答えるか、知らんけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
白魔術師と黒魔術師がいれば お産は楽だし夜泣きも防げるし 出産も子育ても楽に出来るかも?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ