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第2話


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TIME : 20XX/04/24 12:17:36

PLACE: カタコルナ草原

DEAD : 1

KILL : 0

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 目の前を真っ白に染めていた光が消えると、そこは広大な草原だった。


 どうやら転生したらしい。転生と言われたから赤ん坊からのスタートかと思ったんだが、ある程度成長した姿でのスタートらしいな。


 てか、こんな草原に置いてけぼりにされても困るんだが。


 俺は服のポケットを(あさ)る。


 ズボンの右ポケットから1枚の紙切れが出てきた。


***


Dear 朔人くん


君がこれを読んでいるってことは転生には無事成功したということでしょう。

今から簡単に状況の説明をします。ちゃんと最後まで読んでくださいね。

まず、君が今いるのはカタコルナ草原という草原です。そのまま西に4kmほど進めば最寄(もよ)りの村に着くことでしょう。

次に、君の装備についてです。

君にはその世界に相応しい服装をしてもらっています。元の世界の服に慣れた君には粗末なものに思えるかもしれないけど、我慢してくださいね。

ついでに護身用に短剣も支給しました。引きこもりで現代っ子の君では片手剣は重いだろうという私の気遣いです。大切に使ってくださいね。

最後に、君に与えた特殊な能力についてです。

すばり、「相手の能力をコピーする能力」です!反則級の能力なので、適切な倫理観や常識の範疇(はんちゅう)で使用してくださいね。

それでは、これからの君の冒険に数々の幸運が訪れることを祈っています。


花の神


***


 なるほど、なるほどなぁ。


 手紙を読み終えた俺はだいたいの事情を把握した。


 そして、俺は短剣を手に取り、己が心臓へと突き刺した。

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