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ゼアプロディジー  作者: つんく
ー妖との戦いー
25/26

斬り斬られ

ちょっとグロいかもしれません(一応)…

最近こんな感じ…(戦闘中なので…)

 「んー、これは…。」



 透は目を凝らしながら弓を放つタイミングを(うかが)っていた。



 戦いに気を取られているところに、不意をつく一撃で核を破壊する、透はそう考えていた。





 「さあ、死に損ないの御堂真くん、死なせてあげよう。」



 「あまり調子に乗ると痛い目見るぞ…。」



 「お気遣いどーも。」



 (俺は訓練してきた…。ここまで血のにじむような…。大丈夫、強くなってる…!!)



 真は女の子の元へ駆け出し、刀を発現させながら一気に間合いを詰める。



 「そんなに…甘くないよ…!!!」



 真が突き出した刀を上から爪で叩き落とし、右手の爪を下から振り上げる。



 「…っ!!!!!」



 真は刀を手放し、反射的にその斬撃を避ける。かすかに鼻をかすめ、出血する。



 (…はやい…。)



 「あー、惜しいなー…」



 真が突っ込んでいたその隙に、かよは女の子の後ろへ回り込み、背後から爆弾を握りしめ突撃する。



 「…!!!」



 「バレてまーす。」



 そう言い放つと、女の子は後ろを振り向くこともなくかよが伸ばした両腕を切り落とす。



 「ちっ…!!」



 「あんた、ほんとそれしかないのか…笑。ただ死なないやつじゃん…笑。サンドバッグ…??」



 「うるさい…。」



 真はそれを聞き、歯を食いしばる。



 「てめえ…、俺の友達を…、かよを…馬鹿にするなああああああぁぁあああ!!!!!」



 真は再び刀を発現させると、先ほどと同じように女の子へ突っ込む。



 「お前…」



 女の子は同じように刀を上から叩き落とす。


 その瞬間、真は手にしていた刀を消し、刃を上にした状態で刀を発現させ、上へ力一杯切り上げる。



 「…っ!?!?」



 女の子の左腕を切り落とし、そのまま刀で突く。



 「…この…!!」



 女の子は右腕の爪に刀を添わせ、軌道を変える。


 そのまま間合いを詰め、真へ爪を向ける。



 真は再び刀を消して発現させると、両手で刀を持ち、回転させて右腕を切り落とす。



 「てめぇ…!!!」



 真はそのまま刀を顔に向かって突き出す。



 「死ねええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」



 ーガッ!!!!



 「えっ…?」



 突き出した刀を女の子は歯で噛んで止めている。


 そのまま刀を噛み締め、刀身にひびが入る。



 「やばい…」



 そのまま刀を噛み砕き、右腕のみを再生させて真の身体を2度斬りつける。



 「ぐっ…!!!」



 割と深く斬られたようで、真の身体から血が滴る。制服が赤く染まる。



 「ちっ…少し避けられたか…くそ…」



 そう言いつつ、口から血を流しながら女の子が再び真に突っ込む。



 「運は尽きるものだからね…???」



 「実力だ!!」



 上から刀を振り下ろし、爪を狙うも避けられ、屋根に押し付けられる。そのまま女の子は真の首を狙う。



 「…っ…!!!!!」



 真はギリギリそれを避けつつ、女の子の首を横から狙う。


 その斬撃の勢いを足を押し付けて殺し、真の足を斬りつける。



 「ぐっ…」



 そのとき、透が女の子を狙って矢を放つ。


 女の子はギリギリでそれに気付き、わずかに顔を反らす。耳が吹き飛ばされた。



 「あーぶな、あいついたねぇ…そういや…。遠くから水差すとはムカつくねぇ…。」



 真はこの隙に力を振り絞って跳躍し、後退する。



 「いってぇ…!!!!」



 跳躍と着地で、負傷した足が悲鳴をあげる。



 「弓使い! あんたはあとでじっくり殺してあげるから我慢しとけ??」



 そう言い放つと、真の方へ迫っていく。



 「さーて、奇襲して殺すはずだったんだろうけど、もうムリだよ?? あんたを、今度こそ、殺せるねぇ…」



 真は立とうとするが、足が言うことを聞かない。



 (やばい…普通に…立てねぇ…)



 真は刀を屋根に突き立て、身体を支えるようにそこへ立つ。それだけでもう精一杯だった。





 (まこっちが…どうすれば……)



 かよはようやく再生した両腕を確認しつつ、よろめく真を見た。



 「御堂くん! 今だ…」



 後ろから小野寺の声がした。振り向くと男の子の首が吹き飛ばされている。



 (今しかない…!!! 小野寺さん、お願い…!!)



 悟られないように、かよは女の子に背後から突っ込んでいく。



 (御堂くん…!! そして、洋野(ひろの)さんは…、これは…。)



 かよが女の子へ追いつき、真への直線上に立ち塞がる。



 「これ以上は…行かせない…!!」



 「あーあんた…遅かったね…。ま、あんたを殺すのはもう慣れたわ…笑。ごめんね……」



 「俺もお前の首を吹き飛ばすのには慣れたな!!!!」



 かよと真に気を取られていた女の子の背後に小野寺が右拳を握りしめ、迫っていた。


 そしてそのまま女の子の首を吹き飛ばした。



 あまりの力に女の子の胴体が空中に吹き飛ばされる。そしてそのままばらばらになり消えていった。



 振り向くと男の子の身体も同じように消えていった。



 「た、助かった…。」



 「小野寺さん、ほんと、状況をすぐ理解してくださってありがとうございます…。」



 小野寺は、ほっと息を吐いた。



 「まあ、御堂くんを見ればもう明らかだったよ。とりあえず、御堂くんが助かってよかった。」



 真は安心したのか、その場に気絶して倒れ込んだ。



 「とりあえず生徒会室でかくまうよ。君たちは帰ってくれて構わない。」



 「いえ、私も一緒に行きます。仲間、ですから…。」



 「俺も行きますよ。」



 透も合流し、迷わずそう答えた。



 「チームって感じだな…。わかった。じゃあとりあえず行こう。」



 4人は屋根を飛び移り、生徒会室へ向かっていった。



 今までで1番の被害を受けたと言ってもいい今回の戦いで、真たちはチームワークでなんとか勝利することができた。






ー町内某所ー



 「あーあ、もう僕達だけだ…。」



 「なんか、意外と下っ端は弱いね…。神童(プロディジー)さんじゃなかったら下っ端でも勝てると思ってたんだけど。」



 「そうじゃのぉ…。まあ、我々は下っ端と一緒にせんでくれよ…?」



 「そんなもん、俺だって誇り持ってんだから、一緒になんかしねぇよ。」



 「どうする? 3人で一気に攻めるかい?」



 「なーにを…笑。ボスのあんたからそんな言葉が出るとは…笑。つまらんじゃろう? わしは1人で戦うよ? 独り占めさせとくれよ。」



 室内に笑い声がこだまする。



 「たしかにな笑。俺もジジイに賛成だ。」



 「冗談だよ!笑。ま、我々にも出番が回ってきてよかった。楽しもうね。」





戦いは激しさを増していく。次も生きてる保証はない。真たちはそう直感していた…。

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