表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゼアプロディジー  作者: つんく
ー妖との戦いー
11/26

方針

 学校で事件が起こった翌日、爪痕が残された学校では先生の死と生徒1人の失踪が伝えられた。



 「真、之、昨日…、ごめんね。無事でよかった。」



 「いいよ。かよは体調どう? この前は顔色悪くて大丈夫かなって思ってたんだけど。」



 「落ち着いたよ。でもやっぱり、受けるダメージ大きいと回復に使う体力がものすごいみたい。」



 「そうか…かよは俺らとレベルが違うからな…。気をつけよう…。」





 人が死んでしまったのは事実だが、それを忘れようとしているのか、1日はいつも通り過ぎていった。



 「んじゃ、俺ん家で集まっておしゃべりするか。」



 真は、之、かよ、そして新しく出会った透の3人と家で喋ることにした。


 その目的は情報の共有、お互いを知っておくことだ。



 「ただいまー」


 「「「お邪魔しまーす。」」」



 先に帰宅していた進が皆を見て驚く。



 「とりあえず俺の部屋。こっちな。」



 4人は部屋に入っていった。


 部屋に漂う合コン感…。いや、違う。



 「じゃあ、とりあえずかよに紹介するよ。こちらが前話した(とおる)ね。遠距離狙撃タイプ。」



 「なにその紹介…笑。まあ、そんな感じ。新透(あらたとおる)っていいます。」



 「で、こっちがかよで、死なない女。」



 「まこっち…。洋野(ひろの)かよです。死にません。はい。」



 「で、こちらが(ゆき)。刃物投げたり刺したりします。」



 「…。中瀬之(なかせゆき)です。じゃあ、このまこっちは、刃物振り回してよく怪我します。」



 「之ちゃんやるじゃん…笑。俺は御堂真(みどうまこと)っていいます。紹介も済んだし、状況整理しよっか。」



 「そだね。とりあえず今の時点で5体倒したね。え、半分…?あと半分で終わりじゃん…!」



 透を除き、3人が盛り上がる。透がそれを見て口を開いた。



 「ていうか、君たち凄いね。」



 「だろー? 俺たちすごいよな笑」



 「うん。ほんとならずっと引きこもって生活したかったよ…。」



 透はため息混じりに呟いた。



 「じゃあなんで助けに来てくれたの…?」



 之の問いかけに少し間を置き、透が話し始めた。



 「だってさ…。落ち着いてさ…、ゲームしたいじゃん…。」



 予想とは違ったまさかの答えに、3人は笑いをこらえた。



 「そ、そうだよな…?笑」



 「だって俺ん家学校のすぐ近くだから、この前はほんとに落ち着いてゲームできなかったんだよ。遠視しようとしなくてもわかるからさ…。」



 之は気付いた。



 「え、透の家って学校の近くなの…? なら今日集まるのも透の部屋でよかったじゃん!」



 「いや、お前、引きこもりなめんなよ?? 部屋とか俺のためにあって他の人のことなんか考えてねえからな??」



 「あ…。そゆこと…。」


 3人は察した。しばしの気まずい沈黙が訪れる。





 すると部屋を誰かがノックした。



 「はーい。」



 「失礼しまーす。」



 進だ。適当におやつと飲み物を4人分持ってきた。



 「さんきゅー!」



 「いえいえ。今回は僕関係ないからね…。4人でちゃんと作戦とか考えなよ?」



 「任せとけって!」



 進は4人に気を遣い、部屋を後にした。

進は自室へ入ると教科書を開き、授業の復習を始める。



 「よーし、次の日定期テストでも学年10番以内入るぞ…!!」



 進はとても真面目で勤勉な次男だ。


 幼少期は自分に兄のような能力がないことに劣等感を抱き、塞ぎ込むことが多かった。


 そんな進が唯一得意だったのが勉強だった。

頭の回転も優れており、暗記科目も一度読めばだいたい覚えられる、そのくらい有能な人間だった。





 そんな真面目な空間の一方で、真の部屋では…



 「これうまっ!」



 「あー!ちょっと私の分…!」



 「ご、ごめん…。」



 「之、私の半分食べる…?」



 「かよー、ありがとうー!! こんな奴ら仲間じゃないわ。」



 「おいおい!お菓子くらいで仲間割れとかやめろ笑」



 いつの間にやら菓子パが開催され、本来の目的は達成されてはいたがそれ以上深まることはなかった…。





 同じころ、町のどこかにて…。



 「半分やられたの…? なめてたわけじゃないんだけど、これだけ時期空けてもそうなっちゃうのか。意外と手強い…?」



 「そこまで恐れんでもよいわ。あんな下っ端の同胞、ただの敵戦力の偵察に過ぎんわ。もし主らも狩られたら直々に出にゃならだろうが、そこまで来てくれねばつまらぬ。」



 「まあ、そうだね。真っていう刀使いを僕は認識してるんだけど、正直弱いね。勢いと他の仲間に頼ってる。だけど信頼は厚い。彼をまず討つべきだね。」



 「誰がその坊ちゃんを消すかってことだね。小っこいの! 私に残しといてよ?」



 「それって狩られろってこと? ふざけないでよ。私たちが討つ。」



 「みんな、とりあえずこうして久しぶりに顔を見れてよかった。半分いないけどね。戦いを仕掛けてまだ戦火はないけれど、神童(プロディジー)の能力が分散していることが確定した。」



 他の4体の妖が彼の話を真剣に聞いている。



 「つまり、神童(プロディジー)がいない、さらに同義の強さを持っていない。我々に勝機があるということだ。終わらせよう、我々の悲願を成し遂げて。」



 「「「「おう!!」」」」


 妖達の士気が高まる。


 残り5体…。

 読んでいただき、ありがとうございました。


 今回はブレイクって感じの内容です。

 そして、初めて妖サイドの会話が出てきました。


 互いに士気を高める人、妖!

 今後の戦い注目です!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ