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この世界からの卒業 その10





イソネが何を言ってるか最初分からなかった、理解できなかった。

茜が私にそんな感情を持つわけない、持ってるはずはない。

少なくともイソネが言うまで思いもしなかった。

でもそれを言われた今、私は茜の顔を勅旨できなくなる。

照れと恥ずかしいと不安が入り交じった感情が彼女を顔を、友達の姿をよく見れない、見られない。

私は思わず顔を反らそうとするけどそれをイソネは両手で顔を掴み無理矢理証明を向かせる。


「あれれ、静ちゃんも茜ちゃんと同じ気持ちになったのかな?」


「違う違う!そんな分けない。私と茜は友達、それ以上でもそれ以下の関係じゃなたいの。」


「じゃあなんでこの子から顔を反らすのかな?」


「それは…、あんたあんなこと言うから意識しちゃっただけよ!」


「意識って…ほらやっぱりしてるじゃん。」


「違う違う違う違う違う!そんな分けない、あんたがあんなこと言わなきゃ、現れなかったら!もうなにもかも全部忘れたい!」


「分かったよ、その願い叶えてあげる。」


「えっ…。」


イソネは私をさらに茜に近づけさせる。

彼女の息づかいや匂いを、茜の全てを感じるまでに近くに。


「せっかく高校生をやり直すんだ、記憶をリセットするのもいいかも知れないね。」



「違う…私が言ってるはそういう意味じゃなくて…。」


「大丈夫心配しなくていいよ、私も一緒に付き合うから。君の親友斎藤茜としてね。なるべく君の親友を演じられるように頑張るよ。」


「いやだ…、やめて…。茜を汚さないで…。」


「それじゃあ茜ちゃん、また後で楽しい高校生活にしようね!」


「違う、私の願いは…願いは…。」


イソネはもう一度私と茜の唇を合わせる。その瞬間走馬灯のように高校生活の思い出がぐるぐると頭の中に駆け巡る。最後に見た思い出は茜と出会った入学式のあの瞬間。

私はまた高校生を始める。













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