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誘拐事件①

私が倒れてから1週間が過ぎて夏休みも残り2週間になった今日。私は、グレアムさんが作ってくれた書類にポンポンと印鑑をついています。過労で私が倒れてからというもの、誰も私に書類仕事をさせてくれないし剣や魔法の特訓も夜遅くまでやっているとエルナさんに寝室に連れていかれるようになってしまった。

なので、仕方なくそれ以外の時間は娯楽に費やすようになっています。今日も、書類仕事も特訓も終わって趣味で始めた庭園造りを楽しんでいます。庭園は、石を置いて、池を作る。ものすごく日本庭園を造っています。最初は、全部日本庭園にしたかったけどガーデニングもしてみたかったから、半分は野菜や綺麗な花を育ててます。

今日は、日本庭園の池に橋が架かったのである人と見に行くことになっています!


「サラお姉さん、お待たせしました!」


そう言って来たのは、グレアムさんの一人娘のアイナちゃんでよく私の家に遊びに来てくれる大切な友達だ。年は、妹のニーナと同い年だけど私よりも大人びていて品がある女の子だ。私たちは、私が描いた庭園をゆったり散歩してお団子を一緒に食べていたら、いつの間にか日が暮れてアイナちゃんを家に送る時間になっていた。


「今日も、楽しかったです!またお邪魔します!」


「うん!わたしも今日はたくさんお話しできたし、いつでもおいで」


そう言って、お別れをしようとした時だった。


「えっ...きゃあああムグッ!?」


私は、いきなり口元に布を押し付けられて意識が遠のいていく。薬でも塗ってあったんだろうか、私は遠のく視界の端でアイナちゃんも同じように眠らされているのが見えて、私の意識はゆっくりと消えていった……


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