表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
25/41

覚えきれねぇよ

 その後、帰宅してから遅くまで明蘭のレッスンは続いた。

 次の日も、座り方からナプキンの使い方、食器の持ち方置き方。肉料理と魚料理、スープやデザートの食べ方、全て細かく彼女は教え込んだ。

「ーーそれで、退席する時は物音立てずに椅子を引いて、左から立つんだよ」

「ちょっと待ってくれ、一気に言われても覚えられないって」

「だーめ、メイの執事なんだからもっとしっかりしてもらわないと」

 次に、明蘭は紅茶のセットを持ってくるよう指示し、テーブルに並べさせた。

「次はアフタヌーンティーでのマナーだけどーー」

「か、勘弁してくれ……」

 その日も夜までタツは絞られた。

 長いレッスンを終えた彼は、いつもの燕尾服のまま李が用意してくれた自室のテーブルに突っ伏していた。重たい溜め息が部屋中に広がる。

 そろそろ着替えて寝ようか。と、彼が思った時、扉をノックして明蘭が入ってきた。バターを焼いたような甘くて香ばしい香りが部屋を包む。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ