表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
華と煉獄なる運命  作者: りょっち
第一章 学園
6/18

6話 模擬ノ戦 3

学校が始まってしまったので更新スピードが遅れます。申し訳ありません!

俺の出した右手を中心に格子状の白い光の壁が展開される。そしてそれに各々の属性を身に纏い突っ込んできた3人が当たり、爆ぜた。爆音が響き渡る。

「大丈夫か!?」

詠唱が終わったのか憂月が3人の元に駆け寄る。


詠唱は完了してもまだ(スキル)は打てない。その詠唱した技の技名を言う(コール)するか、(スキル)に対応した動きをするかでようやく技が打てる。(先ほどのを例にあげると、「ホーリーシールド」が技名で、右手を前に突き出すのが対応した動きである。)

因みに、技名と動きはライセンスに乗っており、自分がなれるキャラの名前のところに自分のカレンを送り込むと、キャラの使える技や技名など色々な詳細データがホログラムのように現れる。


憂月は3人の無事が確認されると先ほどの詠唱技を打ってきた。

「ウォーターバインド!」

「チッ」

俺とサクヤの足元の周りから細長い水の縄が幾つも飛び出してきて身動きが取れなくなり、俺の展開させたホーリーシールドが消え失せる。

「ウォーターバリア!」

ウォーターバインドの発動した短時間に簡単な脳内詠唱を終わらせたらしく、4人組に水の衣がまとわり付く。

「ありがとう、憂月。」

ウォーターバリアは対象者に自動回復(リジェネレーション)衝撃吸収(ダメージガード)付与(エンチャント)される。そのため、3人が先ほどの爆発で受けたダメージは少しずつ回復しつつある。

「流石に授業じゃ、そのキャラが使う技までは習わないからな。防御+爆発には参ったぜ。」

「でも、2人とも身動きとれなさそうだし、サッサと倒しちゃお〜。」

そう言い放ってこっちに歩み寄ってくる烈火と舞音。しかし、彼らは知らない。たかがウンディーネの拘束(バインド)風情じゃ、俺らは止められないってことに。


俺が使うゲニウスは守護霊で、防御専門だ。そして、拘束(バインド)などの妨害系の(スキル)の耐性も強く、この程度の拘束(バインド)なら少し抵抗しただけで呆気なく外れてしまうだろう。しかしそれはしない。奥でサクヤが長い脳内詠唱をしているからだ。

脳内詠唱が一番やりやすいのは相手が隙を見せている時だ。例えば出かける時、荷物を準備するのに自分のペースでやるか、それとも急かされる中やるかと言われると自分のペースでやった方が落ち着いてやれるだろう。それと同じで、急かされる中脳内詠唱をやっても中々上手くいかない。しかし油断をして、あまりアクションを起こしていない時の方がしっかり間違えずにできる。


ここまでお膳立てをすれば、かなり長い三千単語の華煉文字でできた詠唱もサクヤなら脳内詠唱で1分ほどで完了する。


「ダークワールド!」

拘束(バインド)されたままサクヤの(スキル)が発動した。

「くっ!?何が起こった?何も見えねえ!」

辺りを漆黒の闇で覆うダークワールドはサクヤが使う吸血鬼であるモルモーにとって大切なフィールドだ。日光を嫌い闇を好む吸血鬼は、夜闇の世界の中でしか本領を発揮することは出来ない。そしてダークワールドは暗闇でも目が見える吸血鬼の独壇場である。

今回短めです。

当て字多いですかね?

普通にカタカナでいい気もします(笑)

*9/7技の当て字修正させていただきました


たまに自分でも読み直しておかしなところが有ったら修正したり、会話文を入れたりしています。

お時間がよろしければ、たまに昔のものも再び読んで見てください!(≧∇≦)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ