闇鍋パーティーで浮気された巨乳ギャルに×××されてしまった
カクヨムで爆発的PVを誇った作品です。
12月の初め、大学二年生の冬。
俺の住むアパートの1Kは、六畳一間の狭さだが……新築から日が浅く、防音性能が高いのが長所だ。
その部屋で、翠花と葛原と三人で、午後七時から忘年会をしていた。
テーブルの上にはカセットコンロ。その上に置かれた鍋からは、澄んだ出汁が対流し、湯気を上げていた。具材はまだ入っていない。
――闇鍋。誰が何を入れるかもわからない、スリル満点の催し。
「闇鍋、はじめてかも〜♪」
鈴を転がすような声で、翠花が身体を左右に揺らす。
彼女は、髪を脱色したミディアムヘアで、ナチュラルメイクのギャル。ニットのワンピースは、身体のラインを浮き彫りにし、推定Gカップの巨乳が、服に谷間をつくっていた。
「具材、何持ってきた? オレは――」
「言っちゃダメ!」
翠花が、隣でレジ袋を漁る葛原の手をはたく。
筋肉質な肩、整った顔立ち、どこか余裕のある雰囲気のイケメン。
二人は、高校からの恋人同士で、キャンパスで手を繋いで歩く姿を、何度か見たことがある。
(……なんで、俺の部屋で?)
理由は単純だった。
――大学から一番近いから。
でも、恋人同士と、その輪の外にいる俺。その温度差は、テーブルを境に違っている。
「じゃあ……乾杯」
「乾杯」「かんぱーい」
缶ビールを打ち合わす。半分ほど飲み干すと、喉の奥にアルコールの温かさが残った。
「電気、消すぞ」
俺が立ち上がり、スイッチを押す。
部屋は一瞬で暗くなった。鍋の湯気の白さ、コンロの青い炎、翠花の目だけが、ぼんやりと浮かび上がる。
――と、葛原がスマホをポケットから取り出し、「ちょっと、電話してくる」と言って、ライトの光を頼りに部屋を出た。玄関のドアが閉まる音が、後に続く。
「……ごめんね。空気、壊しちゃった」
暗闇の中、翠花の声は、さっきより低く、どこか元気がない。
「電気、点けるか?」
「このままでいいよ。……たぶんアイツ、浮気相手と電話しに行ったと思う」
「う、浮気? 葛原が?」
思わず聞き返す俺。
「……うん」
淡々とした声のまま、
「夏休み頃から、あたしがメールしても、返事が遅いし、スマホを手放さなくなったの。『忘れてた』って言うけど、絶対うそだって思った」
「……確証はあるのか?」
「スマホの暗証番号、知ってるんだよね。高校のとき、一緒に設定したやつ……」
沈黙の後――
「メールの履歴、全部読んだの。『プレゼントありがとう!』とか『また今度、ホテル行こっ』って書いてあって……」
「……翠花は、どうするつもりだ?」
「別れようと思ってる。あたしの方も、冷めちゃってきてるし……」
翠花の言葉は、鍋の湯気が静かに立ち昇る音の中で、とても小さく、でも重く響いた。
俺は立ち上がり、葛原のところへ行く。
問い詰めて、ぶん殴ってやる。たとえ、返り討ちにされても。
——でも、足が動かなかった。翠花が俺のパーカーの裾を掴んだからだ。
「翠花?」
「どうせ、戻ってくるの遅いしさ。……あたしと、イイことしない?」
そう言って、翠花が俺を押し倒し、腰の上に跨がる。彼女の手が、俺のチノパンのジッパーを下ろす。
「おいっ。何やってたんだ!」
「いいじゃん。アンタも溜まっているでしょ? 口では言っても、ココは正直者だよ?」
ジェルネイルの指先で、急所をなぞってくる翠花。刺激を感じて、それが熱り立つ。
「ほらね……♡ 雑誌や動画じゃ、寂しいでしょう。あたしが本物を教えてあげる♡」
「葛原に見られたらどうするんだ……!!」
「別れるって言ったでしょ? ……アンタは、あたしじゃ物足りない?」
潤んだ瞳で翠花が尋ねる。彼女は美人だし、俺にはもったいないぐらいの友人だ。
「翠花は可愛い。きみを捨てる葛原は最低野郎だ」
「嬉しい」
微笑む翠花は、ニットワンピを脱ぎ、半裸になると舌舐めずり。まるで、男の精気を吸うサキュバスのようだ。
「あたしのおっぱい、好きにしていいよ♡ 童貞だからって、がっつかないでね?」
暗闇の中、俺たちはスリルを感じながら、お互いの熱を感じ合っていく――。
「ちんちこちんっ♡ ちんっ、ちこちん……が、入ってくりゅう〜〜〜♡♡」
外で通話を終えた葛原が部屋に戻ってくると、
「……なんか、イカ臭くねぇか?」
鼻をひくひくと動かし、顔を顰めた。
「ごめん。闇鍋に入れるつもりだった塩辛、つい食べちゃったんだ」
俺はテーブルの上に置かれたパックを手に取る。
(買っておいてよかった。別の匂いだとは、とても言いづらいし……)
「お前こそ、長電話だぞ。待たせたから、罰ゲームな」
「悪かったって。で、罰ゲームは?」
「それは秘密だ」
「気になるからやめろよー。ほんとに悪かったって!」
葛原が手を合わせて頭を下げる。
そのニヤけヅラをぶん殴ってやりたい。——けれど、翠花に「任せてほしい」って言われ、俺は二人の恋の結末を見届けることにした。
彼女は空になったらしい缶チューハイを片手に、俺の袖をそっと引く。
「ねぇ……お酒、飲みたい〜。持ってきてぇ〜」
「お前ら、距離近すぎないか?」
べったりと寄り添う翠花。酔いもあるが、それ以上に、恋人同士のような自然さが、葛原の眉間にシワを刻む。――お前は、浮気相手と長電話していたじゃないか。
「離れろ、翠花」
「ぶぅ~……わかった」
「……闇鍋って言ったけど、普通に鍋パーティーにしようぜ。火事になったらマジでヤバいし」
「……それもそうだな」
葛原が納得し、冷蔵庫からビールの缶を取り出す。
「せっかく買ってきたアレ、意味なかったか」
「なに買ってきたんだよ?」
「――シュールストレミング」
「馬鹿か! 異臭騒ぎで近所から通報されるわっ!!」
俺は声を荒らげる。人の嫌がることを、楽しそうにやるイケメン。いつか天罰でも喰らっちまえ!
午後11時。自宅での忘年会が終わり、玄関前で二人を見送る。
「じゃあ、また来週。大学でな」「ばいば〜い」
「おう」
背中を見送り、姿が十字路の角で消えるのを待つ。
ドアを閉め、鍵をかけ、ようやく息を吐く。そして、顔を押さえて、床にしゃがみこむ。
まだ、心臓がバクバクと鳴っている。葛原にバレなかった――それだけが、今は奇跡のように思えた。
翠花とキスをし、彼女の匂いを堪能。スリルは計り知れなくて、共犯関係の翠花も楽しんでくれた。
――もう一度。翠花と一緒に……!
ゴクリ。喉の奥で、生唾が鳴る。
――と、チャイムが鳴った。意識の外だったので、音にびっくりしてしまう。
(誰だ?)
玄関を開けると、そこに立っていたのは彼女だった。髪は少し乱れ、頬はまだ赤く、目は濡れているように光っている。
「翠花。忘れ物したのか?」
「……うん。しちゃった♡」
頷く彼女は、そのまま俺の胸に顔を埋める。あのときも感じた、柔らかい胸の感触が、パーカー越しに伝わってくる。
「あんたと続きがしたい。身体が、疼いて仕方ないの……♡」
「俺も、同じこと考えてた。葛原には何て言った?」
「スマホ忘れたって、うそついた。『先に帰っていい』って別れたし。アイツは、浮気相手に夢中だから。……今年のクリスマスイブ、空けておいてね……♡」
「……ああ」
返事をして、俺は彼女を中へと招き入れる。暗がりの中で、彼女と再び熱い口づけを交わす。
夜は、まだ始まったばかりだ。
ここまでお読みいただき、誠にありがとう御座いました!
愛知県の方言で、「最上級に熱い」を「ちんちこちん」と言います。自分は出身じゃありませんが、フレーズを聞く度、エロいな〜と思います。
直接的な性描写は、なるべく避けてますが……運営に注意されたら、公開を取り止めるかもしれません。小説投稿サイト『ミッドナイト』や『ノクターン』の会員登録はやってないけど、そっちだったらセーフになるかな?
☆☆☆☆☆を★★★★★にするのも、忘れずにお願い致します。




