【年賀状エッセイ】愛猫家 奴隷乙さんについて
私は頭のよさそうな人が嫌いだ。
すぐに知識をひけらかし、嫌味なことこの上ない。
しかも自分の頭の悪さを痛感させてくれるので、出来れば近づきたくない。
愛猫家 奴隷乙さんは頭のよさそうな人である。
っていうか、確実に頭がいい。
何を質問しても、まるでクイズ王のように、すぐに答えが返って来る。
そして、それが役に立つ。
自分の頭の悪さを痛感させられてしまうよりも、まるで頼れるアニキのように崇拝させられてしまう。
自分とは違う頭の種類の人間がいるのだと、ウンウンうなずかされてしまうのである。
私は頭のよさそうな人が嫌いだ。
そんなのただのデータベースじゃないかと思ってしまう。
知識ばっかりの頭でっかちで、知恵はそんなにないんだろう? とか、猿のように歯を剥き出しにして、つい威嚇してしまう。
しかし愛猫家奴隷乙さんは知恵も豊富で、膨大な知識を優しく使うことの出来る人だ。
考え方も柔軟で、思想の違う他人のことを尊重することも出来、意外に詩情にも通じている。
まさに進撃の巨人が大型コンピューターを頭の上に乗せているようなものである。
そんな巨人の作品、お勧めするならやはりエッセイであろうか。
その中でも私のお勧めは、これだ↓
URL=https://ncode.syosetu.com/n1481hf/
『虚偽記憶 ~認証性バイアスと思い出~』