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脱童貞編~エピローグ~
「ねぇ、これからどうする?」
行為を終え、ベッドに横たわる女がそう口にする
彰
「これから、恩師に会いに行くんだ」
「また連絡するよ」
あれから俺は出会い系で何度も失敗し
数少ない成功体験をし、少しずつ女の子慣れした結果
特定の女の子に執着してキモい感じにならなくなった
編に執着するよりも
多少ドライの方が結果的に女の子が着いてくる
…数か月前の俺には想像できない世界が視えるようになっていた
祐一
「よう、久しぶりだな」
彰「お久しぶりです」
祐一さんは
俺を異世界転生するキッカケをくれた恩人だ
彰
「今日、ココに来る前にシてきましたよ」
「今月はあと3件も予定があります」
祐一
「お、すげー結果出してんじゃん」
彰
「おかげさまで」
数か月前は所謂「非リア充」で
性経験どころか女の子と遊ぶ予定すらなかった
そんな僕が視ていた世界は
どこか物足りなく、卑屈な感情で満たされていた
しかし今は違う
卑屈になる事も少なくなった
可愛い女の子と肌を重ね合わせる経験を積んでいくほど
精神的な余裕ができるようになることを知った
同じ世界にいるはずなのに
視える世界が変わった
祐一「モテの世界へようこそ」




